株式会社日本能率協会マネジメントセンターの第33期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社日本能率協会マネジメントセンターの2024年3月期第3四半期決算が発表されました。売上高は14,284,108千円と前年同期比で4.3%増加し、営業利益は1,367,418千円と7.2%増加するなど、好調な業績を維持しています。同社は人材育成サービスや手帳関連商品を中心に事業展開しており、企業の人的資本経営ニーズの高まりや新商品投入などが好業績につながっています。

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企業情報

企業名: 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
証券コード: E30164
決算期: 6月

株式会社日本能率協会マネジメントセンターの決算日・決算時期(スケジュール)は?

同社の決算日は6月30日です。第3四半期の決算発表は毎年5月頃に行われます。

主な事業

同社は人材育成サービスを中心とする「学びのデザイン事業」と手帳関連商品を中心とする「時間<とき>デザイン事業」の2つの事業を展開しています。人的資本経営や多様性・公平性・包括性(DE&I)への対応など、企業の学びに関するニーズの変化に合わせた新商品・サービスの開発に注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は14,284,108千円と前年同期比で4.3%増加し、営業利益は1,367,418千円と7.2%増加しています。この結果、営業利益率は9.6%と高水準を維持しています。人材育成サービスや手帳関連商品の販売が好調に推移したことが業績拡大につながりました。

売上・利益の推移

同社の売上高は直近3年連続で増加傾向にあり、当第3四半期の売上高は過去最高を更新しました。また、営業利益についても過去3年で最高益を更新するなど、着実な業績拡大が続いています。新商品投入や新市場開拓など、積極的な事業展開が功を奏していると言えます。

四半期連結貸借対照表について

同社の4月時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は12,493,299千円と前連結会計年度末から809,796千円増加しています。一方で、負債合計は8,012,908千円と412,132千円減少し、自己資本比率は35.8%と大きく改善しています。健全な財務体質を維持しながら、着実に経営基盤を強化していると評価できます。

資産の部

資産の部では、受取手形及び売掛金が1,358,509千円増加するなど、営業活動の活発化により流動資産が増加しています。また、固定資産も無形固定資産や繰延税金資産の増加などにより増加しています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が200,000千円減少するなど、有利子負債の削減が進んでいます。また、契約負債が724,495千円減少したことで流動負債が縮小しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,223,356千円増加し、自己資本比率が35.8%と改善しています。安定的な収益基盤の確立と財務体質の強化が進んでいると評価できます。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は11.1%ROE(自己資本当期純利益率)は29.4%と高水準を維持しています。積極的な事業展開と収益力の向上により、資産効率も高くなっていると言えます。今後も事業基盤の拡大と効率化を図ることで、収益性をさらに高めていくことが期待されます。

キャッシュフロー

同社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,851,760千円の収入となっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上や仕入債務の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは298,623千円の支出となっており、設備投資などに充当されています。財務活動によるキャッシュ・フローは573,980千円の支出で、借入金の返済などが主な要因です。全体として堅調なキャッシュ・フロー創出力を維持していると評価できます。

配当の支払額

同社は2023年9月に1株当たり50円の期末配当を実施しました。前期に比べ配当額は変わりませんが、自己資本比率の改善などを踏まえ、今後は配当の増額も期待できるかもしれません。株主還元の強化も経営課題の1つとなっています。

今後の展望

同社は「2030年、一人ひとりの「自分らしさ」と歩むJMAMグループへ」というビジョンの実現に向けて、人的資本経営の推進や新商品・サービスの開発に注力しています。人材育成やワークスタイル変革など、企業のニーズの変化に柔軟に対応しながら、事業基盤の強化と収益力の向上を図っていく考えです。引き続き、市場ニーズを捉えた積極的な事業展開が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、人材育成サービスと手帳関連商品を主軸に事業を展開しており、企業のニーズの変化に合わせた新商品・サービスの開発に積極的に取り組んでいます。当第3四半期は売上高、営業利益ともに過去最高を更新するなど、好調な業績を維持しています。健全な財務体質の維持と収益力の向上を両立しており、今後も持続的な成長が期待される企業といえます。

株式会社日本能率協会マネジメントセンターの決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は6月30日で、第3四半期の決算発表は毎年5月頃に行われます。また、2023年9月には1株当たり50円の期末配当を実施しました。今後も株主還元の強化に取り組むことが期待されます。

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