株式会社西京銀行の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。経常収益は251億80百万円と前年同期比で7.86%の増収となり、経常利益は68億55百万円と前年同期比1.92%の減益でしたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億53百万円と4.27%の増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社西京銀行
証券コード: E03660
決算期: 3月期
株式会社西京銀行の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社西京銀行の決算日は3月31日で、通常は4月頃に四半期報告書、6月頃に有価証券報告書を提出しています。
主な事業
株式会社西京銀行は、山口県を中心に営業基盤を持つ地方銀行です。個人向けの預金・貸出業務、法人向けの融資・コンサルティング、有価証券投資などの銀行業務を幅広く手がけています。また、クレジットカード、リース、保証などの金融関連サービスを提供する子会社を持ち、地域密着型の総合金融サービスを展開しています。
今期の業績と利益率は？
今期の経常収益は251億80百万円と前年同期比で7.86%増加し、経常利益は68億55百万円と1.92%減少しました。その一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億53百万円と4.27%増加しました。利益率では、経常利益率は27.2%、純利益率は19.3%となっています。
売上・利益の推移
直近の3期の売上高(経常収益)は、2022年3月期が314億34百万円、2023年3月期が252億31百万円、2023年12月期第3四半期が251億80百万円となっています。一方、利益(経常利益)は、2022年3月期が79億91百万円、2023年3月期が69億67百万円、2023年12月期第3四半期が68億55百万円となっています。売上高は前年同期比でやや減少しましたが、利益は概ね横ばいで推移しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産は2兆3,904億11百万円と前期末比で11.68%の増加、純資産は896億円と前期末比で4.43%の増加となっています。
資産の部
資産の部では、貸出金が1兆6,761億54百万円と前期末比で6.79%の増加、有価証券が3,544億93百万円と前期末比で17.65%の増加となっています。現金預け金も2,913億67百万円と前期末比で35.93%の増加となりました。
負債の部
負債の部では、預金が1兆9,645億88百万円と前期末比で4.48%の増加、借用金が2,181億円と前期末比で178.95%の増加となっています。一方で、債券貸借取引受入担保金は378億24百万円と前期末比で55.62%の減少となりました。
純資産の部
純資産の部では、資本金が284億97百万円、利益剰余金が385億円となっています。自己資本比率は4.01%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は、前年同期が1.32%、当期が1.15%となっています。ROE(自己資本当期純利益率)は、前年同期が7.14%、当期が7.30%となっています。ROEは前年同期比で上昇しているものの、ROAは若干低下しています。これは借入金の増加などにより総資産が増加したことが影響しているものと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローは2,218億97百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは △410億99百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは △49億92百万円の減少となっています。全体として、1,757億6百万円の増加となっています。
配当の支払額
当期の1株当たり配当金は、普通株式が6.50円、第四種優先株式が15.00円となっています。前期と同額の配当を実施しており、総額では普通株式が7億51百万円、第四種優先株式が1億50百万円の配当を行いました。
今後の展望
株式会社西京銀行は、引き続き地域に密着したリレーション型の金融サービスの提供に注力していきます。また、デジタル技術の活用による業務効率化とお客さまサービスの向上にも取り組むとしています。さらに、SDGsへの対応も強化し、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを進めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社西京銀行の2023年12月期第3四半期決算は、経常収益が増加し、純利益も前年同期比で増加するなど概ね堅調な業績となりました。総資産、貸出金、預金などの主要項目も増加しており、自己資本比率も高水準を維持しています。今後も地域密着型の金融サービスの提供と業務の効率化、SDGsへの取り組みなどに注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社西京銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社西京銀行の決算日は3月31日で、4月頃に四半期報告書、6月頃に有価証券報告書を提出しています。配当金は、普通株式が1株当たり6.50円、第四種優先株式が1株当たり15.00円となっています。第3四半期決算では概ね良好な業績となり、今後も地域密着型の金融サービスの提供と効率化に注力していくことが期待されます。
