楽天カード株式会社の2024年第1四半期決算発表が注目されています。売上収益が前年同期比21.2%増加するなど、好調な業績を収めた模様です。
今後の展開にも期待が高まっているので、決算内容をみていきましょう。
企業情報
企業名: 楽天カード株式会社
証券コード: E35230
決算期: 第1四半期(2024年1月1日~3月31日)
楽天カード株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
楽天カード株式会社は12月31日が決算期末日となっており、第1四半期は2024年1月1日から3月31日までが対象期間になります。
四半期決算の発表時期は2024年5月14日に行われる見込みです。
主な事業
楽天カード株式会社は、クレジットカード事業、保険事業、ペイメント事業を主な事業としています。
クレジットカード事業では「楽天カード」の発行やショッピング代金の決済などを行い、保険事業では「楽天生命」「楽天損保」の保険サービスを提供しています。
ペイメント事業では「楽天ペイメント」などのキャッシュレス決済サービスを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は売上収益が前年同期比21.2%増の114,525百万円となり、増収基調を維持しています。
利益面では、Non-GAAP営業利益が30.2%増の18,156百万円となっており、特にクレジットカード事業の好調な業績が全体の収益を押し上げました。
売上・利益の推移
過去1年間の業績を見ると、楽天カードは安定した増収傾向を示しています。
売上収益は前年同期比で6.8%増加し、79,819百万円を計上しました。
また、Non-GAAP営業利益も26.3%増加の15,132百万円と、着実な利益成長を遂げています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は4,063,642百万円となり、前期末比126,688百万円減少しています。
これは主に、カード事業の現金及び現金同等物とカード事業の貸付金が減少したことによるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が261,951百万円、カード事業の貸付金が2,957,243百万円となっています。
また、保険事業の有価証券が258,767百万円を占めています。
負債の部
負債の部では、営業債務が425,706百万円、社債及び借入金が2,760,865百万円となっています。
これらの負債が全体の資産を賄っています。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が144,499百万円となっています。
前期末比で2,731百万円減少しましたが、全体としては安定した財務基盤を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期末の3.51%から当期末の3.56%に上昇しています。
また、ROEも前期末の609,363.82%から当期末の127,241.36%と大きく改善しました。
これは、営業利益や当期利益の増加により、資産効率と資本効率が向上したためと考えられます。
キャッシュフロー
2024年第1四半期のキャッシュフローは、営業活動で15,095百万円の資金流出、投資活動で7,880百万円の資金流入、財務活動で49,169百万円の資金流出となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の残高は前期末比で56,259百万円減少の261,951百万円となっています。
配当の支払額
2024年3月期第1四半期では、1株当たり配当金が178,300円、配当金支払総額が15,000百万円となりました。
これは前年同期の1株当たり190,721円、配当金支払総額15,000百万円から減少しています。
今後の展望
楽天カードはクレジットカード事業の拡大やペイメント事業の成長に注力していく方針です。
特に、楽天グループ全体のシナジーを活かしながら、カード会員数の増加やショッピング取扱高の拡大を目指していきます。
また、保険事業においても商品ラインアップの拡充などに取り組み、更なる収益力の向上を目指します。
編集部のまとめ
楽天カードの2024年第1四半期決算は増収増益となり、特にクレジットカード事業の好調が業績を押し上げる結果となりました。
今後もグループシナジーの最大活用や事業領域の拡大を通じて、さらなる成長が期待できそうです。
楽天カードの決算動向に注目が集まっています。
楽天カード株式会社の決算日や配当についてまとめました。
楽天カード株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期は2024年1月1日から3月31日までとなります。
配当金は1株当たり178,300円、配当金支払総額は15,000百万円でした。
今後も安定した業績と株主還元に期待が高まっています。