株式会社Veritas In Silicoの決算報告を紹介します!この創薬プラットフォーム企業は、第9期第1四半期の業績を発表し、新薬開発への取り組みが順調に進んでいることが分かりました。まずは、企業情報から見ていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社Veritas In Silico
証券コード: E39268
決算期: 12月
株式会社Veritas In Silicoの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Veritas In Silicoの決算日は12月31日です。第9期の決算期は2024年1月1日から2024年12月31日までの1年間となります。
主な事業
株式会社Veritas In Silicoは、創薬プラットフォーム「ibVIS」を活用して、製薬会社との共同研究創薬研究を通じてmRNA標的低分子医薬品の創出に取り組むプラットフォーム型ビジネスを展開しています。また、将来のmRNA関連創薬の多角化に向けた取り組みも行っています。
今期の業績と利益率は?
株式会社Veritas In Silicoの第9期第1四半期の業績は、事業収益32,166千円、経常損失87,088千円、四半期純損失87,800千円となりました。研究開発費を中心とした先行投資により、経常利益、四半期純利益ともにマイナスとなりましたが、順調に事業が進捗していることが分かります。
売上・利益の推移
株式会社Veritas In Silicoは第9期第1四半期において、事業収益32,166千円を計上しました。これは前期同期比で増加しており、mRNA標的低分子創薬事業が順調に進捗していることが分かります。一方で、先行投資の影響により経常利益及び四半期純利益はマイナスとなっていますが、今後の事業拡大に期待が持てる決算内容でした。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Veritas In Silicoの第9期第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見てみましょう。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,952,322千円と大幅に増加しています。これは、上場に伴う新株発行により資金調達ができたことによるものです。一方で、売掛金が2,369,843千円から2,312,203千円に減少しました。
負債の部
負債の部では、未払金が28,347千円と前期末から増加しています。一方で、その他に含まれる未払消費税等が26,434千円から2,681千円に減少しました。
純資産の部
純資産の部では、資本金が525,175千円、資本剰余金が1,887,766千円と大幅に増加しています。これは上場に伴う増資によるものです。利益剰余金は△54,752千円と赤字ですが、今後の事業拡大に期待できそうです。
ROAとROE
株式会社Veritas In SilicoのROAは第9期第1四半期時点でマイナス3.6%、ROEはマイナス3.7%となっています。これは先行投資による先行損失の影響によるものですが、今後の事業拡大により改善が期待できます。
キャッシュフロー
株式会社Veritas In Silicoのキャッシュフローは、当第1四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス59,430千円となっています。これは主に先行投資による研究開発費の支出が原因です。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは820,731千円の増加となっており、上場に伴う資金調達が好影響を及ぼしています。
配当の支払額
株式会社Veritas In Silicoは、第9期第1四半期において配当を行っていません。今後の業績回復と財務基盤の強化を優先しており、株主還元については検討中と考えられます。
今後の展望
株式会社Veritas In Silicoは、mRNA標的低分子創薬事業を中心に、パートナー製薬会社との共同創薬研究を着実に進めています。また、核酸医薬品をはじめとしたmRNA関連創薬にも注力しており、今後の事業展開に期待が高まっています。上場による資金調達も成功し、今後の業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社Veritas In Silicoの第9期第1四半期の決算は、先行投資の影響でマイナスの利益となったものの、事業収益は順調に増加しており、今後の業績拡大に期待がかかっています。上場による資金調達も成功し、更なる成長が見込めそうです。同社の創薬プラットフォーム技術に注目が集まりそうです。
株式会社Veritas In Silicoの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Veritas In Silicoの決算日は12月31日で、第9期は2024年1月1日から2024年12月31日までの1年間となります。また、第9期第1四半期においては配当を行っていません。今後の業績回復と財務基盤の強化を優先しているようです。