ショーボンドホールディングス株式会社の2023年第3四半期決算が発表されました。増収増益と好調な業績を遂げたことで、今後の成長に期待が高まりそうです。今回はショーボンドホールディングス株式会社の企業情報や決算の内容を詳しくお伝えします。
企業情報
企業名: ショーボンドホールディングス株式会社
証券コード: 14140
決算期: 6月期
ショーボンドホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ショーボンドホールディングス株式会社の決算は、6月期となっています。決算発表は通常の年間スケジュールに沿って、9月に本決算、2月に中間決算を行っています。
主な事業
ショーボンドホールディングス株式会社は、社会インフラの建設・保全を中心とする企業です。高速道路や鉄道、橋梁などの社会インフラの建設や修繕、補強を手掛けており、国内建設事業が主力となっています。また、製品製造販売事業や海外建設事業なども展開しています。
今期の業績と利益率は？
ショーボンドホールディングス株式会社の2023年第3四半期累計期間の業績は増収増益となりました。売上高は前年同期比6.6%増の648億円、営業利益は前年同期比13.7%増の157億円と、着実に伸長している状況です。利益率も高水準を維持しており、営業利益率は24.3%と、高い収益性を誇っています。
売上・利益の推移
ショーボンドホールディングス株式会社の売上高は、過去3年間で838億円→839億円→648億円と推移しています。営業利益も149億円→186億円→157億円と増加基調にあります。過去数年はコロナ禍の影響もあったが、着実に業績を伸ばしていると言えます。
四半期連結貸借対照表について
ショーボンドホールディングス株式会社の2023年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は1,248億円となっています。前期末から26億円増加しており、財務基盤は健全に保たれています。
資産の部
資産の部では、現金預金が228億円と前期末から51億円増加しました。また、受取手形・完成工事未収入金等が697億円と大幅に増加しており、旺盛な受注が続いていることがわかります。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金等が45億円、電子記録債務が49億円となっており、支払債務が減少しています。また、賞与引当金が22億円と増加しており、人件費の増加が見られます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が700億円と増加しています。自己株式の取得も行っており、財務基盤が強化されているといえます。自己資本比率も81.2%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ショーボンドホールディングス株式会社のROAは過去3年間で11.5%→13.3%→12.5%と推移しています。また、ROEは12.8%→13.8%→11.9%となっており、いずれも高い水準を保っています。高い収益性と効率的な資産運用により、株主価値の向上にも貢献していると言えるでしょう。
キャッシュフロー
ショーボンドホールディングス株式会社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に計上されていることがわかります。投資活動では、設備投資等に支出し、財務活動では自己株式の取得を行っています。全体としては、健全な資金繰りを維持していると評価できます。
配当の支払額
ショーボンドホールディングス株式会社は、安定的な配当を実施しています。第3四半期決算では、1株当たり55円の中間配当を行っており、年間配当は130円を見込んでいます。安定収益の裏付けから、今後も配当の維持・向上が期待できそうです。
今後の展望
ショーボンドホールディングス株式会社は、社会インフラ需要の高まりを背景に、今後も着実な業績拡大が期待できます。手持ち工事も928億円と豊富で、大型プロジェクトも複数受注しており、中長期的な成長が見込めると考えられます。さらに、ESG経営の推進や新技術の開発にも積極的に取り組んでおり、持続可能な成長への布石を打っています。
編集部のまとめ
ショーボンドホールディングス株式会社は、社会インフラ建設を中心とした安定収益基盤を持つ企業です。今期も増収増益を達成し、業績は堅調に推移しています。資本効率も高く、株主還元も着実に行っているため、中長期的な成長が期待できる企業だと評価できるでしょう。今後の事業展開と業績動向にも注目が集まりそうです。
ショーボンドホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ショーボンドホールディングス株式会社の決算日は6月期で、中間決算は2月、本決算は9月に行われます。また、同社は安定配当を維持しており、第3四半期決算では1株当たり55円の中間配当を実施しています。今後も安定的な収益基盤を背景に、株主還元の維持・向上が期待できます。
