岐阜造園の第59期第2四半期の決算報告が発表されました。売上高2,692,754千円、営業利益344,554千円、経常利益348,846千円と、前年同期に比べ大幅に増加しています。事業の拡大と収益力の向上が顕著に現れた結果だと言えるでしょう。株主にとっても朗報と言えるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社岐阜造園
証券コード: 14380
決算期: 9月
株式会社岐阜造園の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社岐阜造園の決算期は9月末となっています。第2四半期は2024年3月末までの半期決算となります。
主な事業
株式会社岐阜造園は、造園緑化事業を主力事業として展開しています。主に、ガーデンエクステリアやランドスケープのデザイン、施工、メンテナンスなどを手掛けています。近年は大規模な都市開発や商業施設、医療施設等の大型の緑化案件が増加しており、事業が順調に拡大しています。
今期の業績と利益率は？
株式会社岐阜造園の当第2四半期連結累計期間の業績は好調に推移しました。売上高は2,692,754千円、営業利益は344,554千円、経常利益は348,846千円と、いずれも前年同期比で大幅な増加となりました。利益率も高水準を維持しており、事業の収益性が改善されていることが分かります。
売上・利益の推移
株式会社岐阜造園の売上高と利益は、直近の決算期において大幅な増加基調にあります。売上高は前年同期比5.4%増、経常利益は同36.0%増と、順調に拡大してきました。今後も受注の増加や収益性の向上が期待できる状況にあると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社岐阜造園の四半期連結貸借対照表を見ると、資産の部では現金及び預金が2,151,112千円と手元資金が手厚く、健全な財務体質を維持しています。一方、負債の部では支払手形・工事未払金が429,373千円となっており、事業の拡大に伴う仕入債務の増加が見られます。純資産の部では利益剰余金が2,952,809千円と着実に積み上げられており、財務基盤の強化が進んでいます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末から262,429千円増加し、2,151,112千円となっています。また、受取手形・完成工事未収入金が78,035千円増加しています。一方で、販売用不動産は23,592千円減少しています。全体として資産が5,109,794千円と、前期末から413,931千円増加しており、事業の拡大に伴う資産の積み上げが進んでいます。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金が36,590千円増加し429,373千円となりました。また、未払法人税等が77,569千円増加し115,180千円となっています。全体として負債が1,331,989千円と、前期末から162,668千円増加しています。事業の拡大に伴う仕入債務の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,952,809千円と、前期末から211,402千円増加しています。これにより、純資産は3,777,805千円と前期末から251,263千円増加しています。財務体質の強化が進んでいる状況と言えます。
ROAとROE
株式会社岐阜造園のROA(総資産経常利益率)は6.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は6.4%となっています。前年同期と比べて、ROAは0.7ポイント、ROEは0.8ポイント上昇しており、収益性の向上が顕著に表れています。事業の拡大と利益率の改善により、企業価値の向上につながっていると評価できます。
キャッシュフロー
株式会社岐阜造園のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは324,426千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは67,890千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは5,891千円の収入となっています。営業活動によるキャッシュ・フローの増加は、事業の順調な推移を示しており、財務体質の強化につながっています。
配当の支払額
株式会社岐阜造園は、2023年12月26日開催の定時株主総会において、1株当たり10円の期末配当を決議しました。また、2024年5月10日開催の取締役会において、2024年3月期の中間配当として1株当たり15円の配当を決定しています。今期も株主への配当が着実に行われる見通しです。
今後の展望
株式会社岐阜造園は、大手住宅メーカーとの業務提携の強化や、関東地区の大型都市開発案件の受注増加などにより、受注環境が良好に推移しています。また、工事の進捗も順調に進んでおり、今期の業績はさらに好調になることが期待されます。今後も、事業の拡大と収益性の向上により、企業価値の向上につなげていくことが重要でしょう。
編集部のまとめ
株式会社岐阜造園の第59期第2四半期の決算は、売上高、利益ともに前年同期を大きく上回る好調な結果となりました。受注環境の改善と工事の進捗が良好であり、今後の業績推移についても期待できる内容でした。財務体質の強化も進んでおり、株主還元も適切に行われています。株式会社岐阜造園は、造園緑化事業で着実な成長を遂げている企業といえるでしょう。
株式会社岐阜造園の決算日や配当についてまとめました。
株式会社岐阜造園の決算期は9月末となっており、第2四半期の決算は3月末までの半期決算となります。配当については、期末配当10円、中間配当15円が予定されており、株主への還元も適切に行われています。今後も業績拡大と株主還元の継続が期待できる企業だと言えるでしょう。
