株式会社ハッチ・ワークは、月極駐車場の管理支援サービス「アットパーキングクラウド」や貸会議室の運営など、不動産関連サービスを展開する注目の企業です。この度の四半期決算では、主力のAPクラウドサービスが好調に推移し、業績が大きく伸長していることが分かりました。
企業情報
企業名: 株式会社ハッチ・ワーク
証券コード: 148A0
決算期: 12月
株式会社ハッチ・ワークの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハッチ・ワークの決算日は12月31日で、四半期決算の四半期会計期間は1月1日から3月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ハッチ・ワークは、月極駐車場のオンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」と貸会議室の運営を主な事業としています。「アットパーキングクラウド」は月極駐車場の管理業務を効率化するサービスで、全国の不動産管理会社などに導入されています。また、貸会議室の運営では都内を中心に会議室やセミナースペースを展開しており、企業の研修や会議などに活用されています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高548,069千円、経常利益2,665千円となり、前期と比べて大幅な増収増益となりました。特に主力の「アットパーキングクラウド」サービスが好調で、管理システムへの登録台数も大きく増加しています。利益率も経常利益率0.5%と低めですが、今後の事業拡大に向けた先行投資を行っているためです。
売上・利益の推移
売上高は前期と比べて5.2%増加しており、経常利益も大幅に55.9%増加しています。月極駐車場管理サービスの「アットパーキングクラウド」が好調な推移を見せており、契約社数や登録台数が増加したことが大きな要因となっています。今後も同サービスの更なる成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ハッチ・ワークは四半期連結財務諸表を作成しておりません。そのため、以下は個別の四半期貸借対照表の概要となります。
資産の部
当第1四半期会計期間末の資産合計は2,230,458千円となり、前事業年度末から392,254千円増加しています。これは主に現金及び預金が大幅に増加したことによるものです。
負債の部
当第1四半期会計期間末の負債合計は1,655,466千円となり、前事業年度末から68,783千円増加しています。短期借入金の増加などが主な要因です。
純資産の部
当第1四半期会計期間末の純資産合計は574,991千円となり、前事業年度末から323,470千円増加しています。これは主に上場に伴う新株発行により、資本金と資本剰余金が大幅に増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAは前期末の13.7%から当第1四半期末には25.8%に上昇しています。これは資産効率の改善に加え、収益性の向上によるものです。一方、ROEは前期末の−から当第1四半期末には−となっています。これは利益率の低さと自己資本の増加により、株主資本利益率が低下しているためです。今後の事業拡大に伴う収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期会計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期キャッシュ・フロー計算書を作成していないため詳細は不明ですが、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移したと考えられます。また、上場に伴う新株発行により現金及び預金が大幅に増加したため、当第1四半期末の現金及び預金残高は1,450,493千円となっています。
配当の支払額
株式会社ハッチ・ワークは当期において配当を実施していません。今後の業績動向を見据えつつ、株主還元策の検討を進めていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社ハッチ・ワークは、月極駐車場管理の「アットパーキングクラウド」を中心とした事業拡大に注力しています。同サービスの契約社数や登録台数の増加傾向が続いており、今後さらなる成長が期待されます。また、貸会議室事業においても収益性の改善に取り組んでいます。今後の業績拡大と株主還元への期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社ハッチ・ワークの2024年3月期第1四半期決算は、主力の「アットパーキングクラウド」サービスが好調に推移し、大幅な増収増益となりました。現金及び預金も大幅に増加しており、財務体質の強化が図られています。今後の事業拡大と収益力の向上に期待が高まる決算内容となりました。
株式会社ハッチ・ワークの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハッチ・ワークの決算日は12月31日で、四半期決算の四半期会計期間は1月1日から3月31日までとなっています。また、当期は配当を実施していませんが、今後の業績次第では株主還元の検討も期待されます。