シンクレイヤ株式会社の2024年1月~3月期の四半期決算がついに発表されました!売上高2,761百万円、経常利益188百万円と前年同期比でほぼ横ばいで推移しました。ケーブルテレビ施設のシステム最適化を行う同社の業績は堅調に推移しているようです。
企業情報
企業名: シンクレイヤ株式会社
証券コード: 17240
決算期: 12月期
シンクレイヤ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
シンクレイヤ株式会社の決算期は12月期で、四半期決算は2024年5月14日に発表されています。年間決算は2024年3月28日に行われる予定です。
主な事業
シンクレイヤ株式会社は、ケーブルテレビ施設のシステム最適化を目的としたケーブルシステム・インテグレーション事業を主な事業としています。ケーブルテレビ事業者向けに、放送受信環境の維持・整備、ネットワーク基盤の安定運用、地域活性化に貢献するサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高2,761百万円、経常利益188百万円となっています。利益率は6.8%で、前年同期比でほぼ横ばいで推移しています。原価上昇や販管費増加の影響はあるものの、為替差益の計上により経常利益は増益となっています。
売上・利益の推移
売上高は2,761百万円で前年同期比0.9%減、経常利益は188百万円で同79.2%増となっています。機器販売減少があったものの、大型FTTH工事が増加したことで売上は横ばいとなりました。利益面では原価上昇はあったものの、為替差益の計上により経常利益は増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
シンクレイヤ株式会社の四半期連結貸借対照表は安定した財務基盤を示しています。総資産は11,190百万円と前期末比で504百万円増加しています。負債は5,437百万円と435百万円増加しましたが、純資産は5,752百万円と68百万円増加し、自己資本比率は51.4%を維持しています。
資産の部
資産合計は11,190百万円と前期末比で504百万円増加しました。流動資産は7,452百万円と465百万円増加し、固定資産は3,738百万円と38百万円増加しています。
負債の部
負債合計は5,437百万円と前期末比で435百万円増加しました。流動負債は4,504百万円と420百万円増加し、固定負債は933百万円と15百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は5,752百万円と前期末比で68百万円増加しました。利益剰余金が47百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は51.4%を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期12.4%から当期10.9%へ低下しましたが、これは固定資産が増加したためです。一方でROEは前期13.4%から当期15.1%へ上昇しており、株主資本の効率的活用が進んでいることがわかります。利益率の維持と自己資本の拡大が経営の成果と言えるでしょう。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていないため詳細は不明ですが、前期の年間キャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローが510百万円のプラスとなっており、安定した資金繰りを維持できている様子がうかがえます。
配当の支払額
シンクレイヤ株式会社は、2024年3月28日に開催された定時株主総会において、1株当たり19円の期末配当を決議しています。前期の年間配当金は30円でしたので、今期も安定した配当政策を継続しているといえます。
今後の展望
シンクレイヤ株式会社は、ケーブルテレビ事業者向けのサービスを強化し、地域DXの担い手としての地位を確立することを目指しています。放送受信環境の維持・整備、ネットワーク基盤の安定運用、地域活性化に貢献するサービスの提供により、収益基盤の強化と持続的成長を図っていく方針です。
編集部のまとめ
シンクレイヤ株式会社は、ケーブルテレビ施設のシステム最適化を主軸とした事業で、安定した業績と財務基盤を維持しています。当期の経常利益は前年同期比で大幅増益となり、ROEも改善するなど収益性が向上しています。今後も地域DXの担い手として、ケーブルテレビ事業者への貢献を果たしていくことが期待されます。
シンクレイヤ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
シンクレイヤ株式会社の決算日は12月期で、四半期決算は5月14日に、年間決算は3月28日に行われます。また、1株当たり19円の期末配当が支払われる予定です。同社は安定した経営基盤を維持しており、今後も地域DXの推進に貢献することが期待されます。