コーアツ工業株式会社の第66期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

コーアツ工業株式会社の最新の決算報告書が公開されました!建設・インフラ事業を手掛ける同社の2023年第1四半期の業績は、受注環境の改善に伴い売上高が10.6%増加し、経常利益は前年同期比25.1%減になりました。しかし、減価償却費の増加や人件費の上昇などに伴う利益率の低下を補って余りある成長が期待されています。

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企業情報

企業名: コーアツ工業株式会社
証券コード: 17430
決算期: 9月

コーアツ工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

コーアツ工業株式会社の決算期は毎年9月30日です。決算日は年に4回、第1四半期(10月1日~12月31日)、第2四半期(1月1日~3月31日)、第3四半期(4月1日~6月30日)、本決算(7月1日~9月30日)の各期の翌々月の中旬頃に決算報告書が公表されます。

主な事業

コーアツ工業株式会社は建設・インフラ事業を主軸に、コンクリート製品事業不動産事業売電事業などを展開しています。特に建設事業では土木、建築、インフラ整備工事など幅広い分野で実績を上げています。
また、コンクリート製品事業では、プレキャストコンクリート製品の製造・販売、不動産事業では所有不動産の賃貸、売電事業では太陽光発電所の運営なども行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年9月期第1四半期の業績は、売上高が32億35百万円と前年同期比10.6%増となりました。一方で、原材料費の上昇や人件費の増加などにより、営業利益は2億75百万円と前年同期比27.0%減と減益となりました。しかし、法人税等調整額の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億95百万円と前年同期比53.5%増と大幅な増益となっています。

売上・利益の推移

近年のコーアツ工業株式会社の業績をみると、売上高は2020年9月期の88億円から2023年9月期には98億円と順調に増加してきました。一方で、営業利益率は6%前後で推移しており、売上の伸びに比べ利益率の改善は緩やかな状況です。
今後は建設コストの抑制や生産性向上によりさらなる収益力の向上が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

コーアツ工業株式会社の2023年12月末の資産合計は136億14百万円と、前期末比で17億15百万円増加しています。この主な要因は、受取手形・完成工事未収入金及び契約資産等が17億34百万円増加したことによるものです。
一方、負債合計は48億75百万円と前期末比で13億74百万円増加しており、これは支払手形・工事未払金等が7億5百万円、短期借入金が9億90百万円増加したことが主な要因です。

資産の部

資産の部では、流動資産が57億22百万円と前期末比で9億13百万円増加しました。これは主に受取手形・完成工事未収入金及び契約資産等の増加によるものです。
一方で、固定資産は70億92百万円と前期末比で2百万円増加にとどまっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が46億1百万円と前期末比で13億71百万円増加しました。これは主に支払手形・工事未払金等の増加と短期借入金の増加によるものです。
一方、固定負債は2億73百万円と前期末比で2百万円増加にとどまっています。

純資産の部

純資産の部は87億39百万円と前期末比で3億40百万円増加しました。これは主に利益剰余金が3億39百万円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は64.2%となり、財務体質は引き続き健全な状態を維持しています。

ROAとROE

コーアツ工業株式会社のROA(総資産利回り)は2.9%ROE(自己資本利益率)は4.5%となっています。
ROAは前年同期比で0.5ポイント低下しましたが、ROEは1.8ポイント上昇しました。これは、経常利益の減少と一方で親会社株主に帰属する四半期純利益が増加したことが要因です。
今後は、売上高の拡大と原価管理の強化によりさらなる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。これは、売上債権の増加などによるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなりました。
今後は、売上高の増加に伴い、営業活動によるキャッシュ・フローの改善が期待されます。

配当の支払額

コーアツ工業株式会社の配当につきましては、2023年12月期第1四半期の1株当たり配当金は25円となっています。前期の1株当たり配当金75円と比較すると大幅に減少しましたが、引き続き安定的な配当を実施する方針のようです。
今後の業績次第では、配当金の増額も期待できると思われます。

今後の展望

建設市場の回復に伴い、コーアツ工業株式会社の受注環境は徐々に改善傾向にあります。一方で、建設資材価格の高騰や人手不足など、依然として厳しい経営環境が続いています。
そのような中、同社は労働環境の整備生産性向上に取り組み、収益力の強化を図っていく方針です。また、成長分野への事業拡大にも注力していく予定です。
今後の業績推移に注目が集まるところです。

編集部のまとめ

コーアツ工業株式会社の2023年第1四半期決算では、売上高は順調に拡大したものの、利益率の低下により減益となりました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅に増加しています。
今後は、建設コストの抑制や生産性向上、成長分野への事業拡大などに注力し、収益力の向上を目指していくことが重要だといえるでしょう。

コーアツ工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

コーアツ工業株式会社の決算期は毎年9月30日で、第1四半期決算は翌年2月中旬に発表されます。配当については、2023年12月期第1四半期の1株当たり配当金は25円となっています。今後の業績次第では、配当金の増額も期待できそうです。

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