第一建設工業株式会社の第82期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

第一建設工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告がリリースされました。売上高は過去最高の401億円と前年同期比17.3%増、経常利益も31億円と29.3%増加と好調な決算となりました。特に主力の建設事業が堅調に推移し、前期からの繰越工事が進捗したことが大きな要因です。不動産事業も順調に推移し、全社で増収増益となりました。今後も安定的な業績を維持できそうで、株主の皆様にもよい収益をもたらしそうです。

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企業情報

企業名: 第一建設工業株式会社
証券コード: 17990
決算期: 2023年3月期

第一建設工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

第一建設工業株式会社の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に実施しています。決算発表は翌々月の上旬に行われます。

主な事業

第一建設工業株式会社は、建築・土木工事の設計・施工を手がける総合建設会社です。主力の建設事業のほか、不動産事業も手掛けています。建設事業では、官公庁や民間企業からの受注を中心に、土木・建築工事を全国で展開しています。不動産事業では、自社保有物件の賃貸管理などを行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は売上高401億円(前年同期比17.3%増)、経常利益31億円(同29.3%増)と好調に推移しました。利益率も経常利益率7.7%と高い水準を維持しています。主力の建設事業が好調に推移し、不動産事業も順調に推移したことが業績アップの主因です。

売上・利益の推移

第一建設工業の直近の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期342億円から2023年12月期第3四半期では401億円に増加しています。経常利益も2022年3月期24億円から2023年12月期第3四半期では31億円に増加しており、着実な業績拡大が続いています。

四半期連結貸借対照表について

第一建設工業の2023年12月期第3四半期の貸借対照表を確認すると、資産合計は779億円となっています。前期末比で24億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金預金が117億円、受取手形・完成工事未収入金が268億円と大きな割合を占めています。前期末と比較して、現金預金は減少したものの、受取手形・完成工事未収入金が増加しています。これは施工高の増加に伴うものと考えられます。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金が59億円となっています。前期末から12億円増加しており、施工高の増加に伴い支払債務も増加したと言えます。

純資産の部

純資産の部は681億円で、前期末比16億円の増加となっています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は87.4%と高水準を維持しています。

ROAとROE

第一建設工業のROA(総資産利益率)は3.5%、ROE(自己資本利益率)は4.1%となっています。前年同期と比べてROAは0.4ポイント、ROEは0.6ポイント上昇しています。これは、経常利益が増加したことと、自己資本が増加したことが主な要因と考えられます。企業の収益性と効率性が向上していることがわかります。

キャッシュフロー

第一建設工業のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが45億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス5億円、財務活動によるキャッシュ・フローもマイナス10億円となっています。総じて、キャッシュ・ポジションは安定的に推移していると言えるでしょう。

配当の支払額

第一建設工業の2023年3月期の1株当たり配当金は50円でした。前期から5円増配となっています。収益力の向上に伴い、株主還元も強化されています。配当利回りは1.7%となっています。

今後の展望

第一建設工業は、これまでの堅実な経営と強固な収益基盤を背景に、今後も安定した業績の維持が期待できます。建設事業の受注環境は良好で、不動産事業も順調に推移しています。また、自己資本比率が高く、財務体質も健全なことから、将来の成長投資や株主還元にも積極的に取り組めるでしょう。引き続き、同社の業績に注目していきたいと思います。

編集部のまとめ

第一建設工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに増加と好調な結果となりました。建設事業の順調な施工進捗と不動産事業の安定収益が収益力を底支えしています。健全な財務体質を維持しつつ、株主還元にも積極的に取り組んでおり、今後も期待が高まる業績となりそうです。

第一建設工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

第一建設工業株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月に行っています。2023年3月期の年間配当金は1株当たり50円と、前期から5円増配となりました。安定した収益基盤を背景に、株主還元にも配慮した経営が行われています。

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