株式会社ナカノフドー建設の第82期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

今期の決算報告を見てみると、株式会社ナカノフドー建設は着実に業績を伸ばしていることがわかりました。売上高は前年同期比で8.1%減となりましたが、利益面では経常利益が5.1%増と好調です。建設事業の国内部門は大型工事の進捗により増収となったものの、一部工事の採算悪化により減益となりました。一方、海外事業は受注遅れにより売上は減少したものの、大型工事の利益改善により増益となっています。このように、国内外で事業の柱を支えられる体制が整っているということができますね。

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企業情報

企業名: 株式会社ナカノフドー建設
証券コード: E00105
決算期: 2023年3月

株式会社ナカノフドー建設の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ナカノフドー建設の決算日は3月31日です。そのため、今回の決算報告は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績となっています。

主な事業

株式会社ナカノフドー建設は建設事業不動産事業を中心に事業を展開しています。建設事業は国内と東南アジアで展開しており、オフィスビルや商業施設、マンション、ホテルなどの建設を手がけています。不動産事業では賃貸事業を中心に、保有する不動産の有効活用に取り組んでいます。また再生可能エネルギー事業にも進出するなど、事業領域の拡大にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

今期の第3四半期累計の業績は、売上高が796億23百万円経常利益が28億22百万円親会社株主に帰属する四半期純利益が17億59百万円となりました。売上高は前年同期比で8.1%減となりましたが、経常利益は5.1%増加するなど、利益面では堅調な推移となっています。特に東南アジアの建設事業において利益率の改善が進んでいるのが好調な要因です。

売上・利益の推移

ナカノフドー建設の売上高と利益の推移を見ると、売上高は一定水準で推移しており、前年同期比8.1%減の796億23百万円となりました。一方、経常利益は28億22百万円と5.1%増加しており、利益面での改善が進んでいることがわかります。この背景には、国内事業の大型工事進捗や東南アジア事業の採算改善などが寄与しています。

四半期連結貸借対照表について

ナカノフドー建設の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は794億74百万円負債は393億87百万円純資産は400億86百万円となっています。資産では現金預金が減少した一方で、未成工事支出金や未収消費税等が増加しています。負債では未成工事受入金が減少した一方で、支払手形・工事未払金等が増加しています。純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などで増加しています。

資産の部

資産の部では現金預金が26億45百万円減少する一方で、未成工事支出金が10億87百万円増加し、未収消費税等が12億34百万円増加するなど、工事関連資産が増加しています。また投資有価証券も4億31百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、未成工事受入金が21億67百万円減少する一方で、支払手形・工事未払金等が3億13百万円増加しています。また、工事損失引当金が6億69百万円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益17億59百万円の計上などにより、純資産が22億47百万円増加し400億86百万円となっています。自己資本比率も48.5%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ナカノフドー建設のROAは前期の2.4%から当期2.2%となり、わずかに低下しています。一方でROEは前期の5.1%から当期4.5%と小幅ながら低下傾向にあります。これは売上高が減少したものの、利益は増加傾向にあることから、資産効率の向上と自己資本の有効活用に課題が残されていると言えるでしょう。企業価値の向上には収益性の改善と資産効率の向上がさらに必要とされています。

キャッシュフロー

ナカノフドー建設のキャッシュフロー状況を見ると、営業活動により26億45百万円のキャッシュが減少しています。これは主に未成工事受入金の減少などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュフローは5億13百万円の増加となっています。財務活動では借入金の返済などにより2億45百万円のキャッシュが減少しました。全体としては現金及び現金同等物が26億45百万円減少しており、財務体質の改善には更なる取り組みが必要と言えるでしょう。

配当の支払額

ナカノフドー建設の配当金については、1株当たり13円が支払われています。前期から3円増額しており、配当性向は25.3%と株主還元に一定の配慮がなされていることがわかります。今後も財務体質の安定と事業基盤の強化を図りつつ、株主への積極的な利益還元に努めていくことが期待されます。

今後の展望

ナカノフドー建設は中期経営計画「中計83」のもと、経営環境の変化に適応しながら持続的成長を目指しています。具体的には、人財確保、技術力の向上、DXの推進などに取り組んでおり、収益力と生産性の向上を目指しています。また、国内外での建設需要拡大に対応すべく、事業基盤の強化にも注力しています。今後も安定収益の確保と企業価値の向上に努めていくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ナカノフドー建設の今期第3四半期の決算報告を見ると、売上高は前年同期比で8.1%減少したものの、経常利益は5.1%増加と好調な業績を残すことができました。特に東南アジアの建設事業における採算改善が大きく寄与しています。また、財務面でも自己資本比率が48.5%と健全な水準を維持しており、今後の持続的成長に期待がかかります。人財確保やDX、技術力向上といった経営基盤の改革にも注力しており、中期的な企業価値向上が期待できる決算内容だと評価できるでしょう。

株式会社ナカノフドー建設の決算日や配当についてまとめました。

ナカノフドー建設の決算日は3月31日で、今回の決算は第3四半期(2023年4月1日~12月31日)の業績報告です。配当については、1株当たり13円(前期比3円増)の配当が行われ、配当性向は25.3%となっています。安定的な収益基盤と健全な財務体質を背景に、株主還元にも注力していることがわかりました。

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