株式会社大盛工業の第58期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社大盛工業の2023年8月期第2四半期決算を分析してみましょう。建設事業不動産事業OLY事業通信関連事業と多角化を進める大盛工業は、これらの事業で売上高2,802,819千円営業利益397,725千円と順調に業績を伸ばしています。

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企業情報

企業名: 株式会社大盛工業
証券コード: E00239
決算期: 2023年8月期

株式会社大盛工業の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社大盛工業の決算日は7月31日です。そして、四半期決算と本決算を実施しており、本決算は10月に行われ、四半期決算は11月、2月、5月に行われます。

主な事業

株式会社大盛工業は、東京都を中心に上下水道設備の建設や修繕工事を手掛ける建設事業、不動産の賃貸・販売を行う不動産事業、OLY機材のリース・販売を行うOLY事業、NTT設備の保守・運用サービスを提供する通信関連事業を展開しています。建設事業が中核となっていますが、不動産事業やOLY事業、通信関連事業にも注力しており、事業の多角化を進めています。

今期の業績と利益率は?

2023年8月期第2四半期の業績は、売上高2,802,819千円営業利益397,725千円となり、前年同期と比べ売上高は1.9%増加営業利益は43.9%増加と大幅な増加となりました。事業セグメント別では、建設事業の売上高が5.0%増加し、営業利益が63.3%増加するなど、同事業が好調に推移しました。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は徐々に増加傾向にあり、営業利益も2022年8月期以降大幅に増加しています。特に2023年8月期第2四半期は、売上高が前年同期比1.9%増加し、営業利益は43.9%も増加と、業績が大幅に改善しています。このような業績の伸びは、建設事業を中心とした各事業の活況に加え、事業の多角化による収益源の拡大が寄与したと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社大盛工業の2023年8月期第2四半期末の総資産は11,130,410千円で、前期末比276,086千円減少しました。主な変動は、現金及び預金の減少174,022千円、販売用不動産の減少138,380千円などです。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が2,224,143千円と大きな割合を占めています。また、未成工事支出金が257,199千円と、建設事業の特性を反映しています。一方で、不動産事業関連では販売用不動産が4,976,645千円となっています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が834,209千円長期借入金が3,593,724千円と、借入金が大きな割合を占めています。また、未成工事受入金が539,796千円あり、建設事業の特性を反映しています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が3,079,547千円、利益剰余金が1,325,490千円となっています。自己資本比率は48.2%で、健全な財務基盤を維持しています。

ROAとROE

株式会社大盛工業のROA(総資産利益率)は3.5%ROE(自己資本利益率)は5.3%となっています。過去3年の推移を見ると、ROAは2%台から3%台へ、ROEは4%台から5%台へとそれぞれ上昇傾向にあります。これは、営業利益の増加に加え、資産効率の向上や自己資本の拡大などが寄与したためと考えられます。

キャッシュフロー

2023年8月期第2四半期の営業キャッシュ・フローはマイナス264,557千円となりました。これは、未成工事受入金の減少530,548千円などによるものです。一方、財務キャッシュ・フローはプラス88,561千円と、短期借入れによる収入1,550,000千円などにより資金が確保されています。全体としては、現金及び現金同等物は2,132,832千円と、健全な水準を維持しています。

配当の支払額

株式会社大盛工業は、2023年10月に1株当たり8円の期末配当を実施しました。前期は1株当たり5円の配当でしたので、配当金は増額となっています。株主還元の強化に取り組む中、着実に配当水準を引き上げてきています。

今後の展望

株式会社大盛工業は、建設事業と不動産事業を二本柱として事業基盤を強化しつつ、OLY事業や通信関連事業の拡大にも注力しています。特に建設事業では、東京都発注の上下水道工事の新規受注に注力するほか、不動産事業では保有物件の売却強化に取り組んでいます。これらの施策を通じて、さらなる業績拡大を目指していくものと期待されます。

編集部のまとめ

株式会社大盛工業は、建設事業を中心に業績を伸ばすとともに、不動産事業やOLY事業、通信関連事業の強化にも注力しています。直近の第2四半期では、売上高と営業利益が大幅に増加するなど業績が好調に推移しています。設備投資や新規事業への取り組み、配当の増額など、様々な面で着実な成長が期待できる企業といえるでしょう。

株式会社大盛工業の決算日や配当についてまとめました。

株式会社大盛工業の決算日は7月31日で、本決算は10月、四半期決算は11月、2月、5月に行われます。また、2023年10月の期末配当は1株当たり8円と前期比増額となっており、株主還元の強化に取り組んでいます。今後も持続的な成長と株主への利益還元が期待できる企業です。

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