東亜建設工業株式会社の第134期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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東亜建設工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は好調でした。売上高は2,065億円と前年同期比39.2%増、営業利益は135億円と大きく改善しています。受注環境は公共投資を中心に堅調で、手持ち工事も着実に進捗したことが収益の改善につながりました。今後も防災・減災などのインフラ整備需要を取り込み、さらなる成長が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 東亜建設工業株式会社
証券コード: 18850
決算期: 3月期

東亜建設工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東亜建設工業株式会社の決算期は3月期です。2023年12月期第3四半期決算の決算日は2023年12月31日となっています。第4四半期決算は2024年3月31日が決算日となる予定です。

主な事業

東亜建設工業株式会社は、国内外の土木・建築事業を中心に事業を展開しています。国内土木事業では港湾・鉄道・道路などのインフラ・社会資本の整備に取り組み、国内建築事業では特命案件・企画提案案件・設計施工案件の受注拡大に注力しています。海外事業では東南アジアを中心にアフリカ・南アジアなどにおいて海上土木工事などに取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は好調に推移しました。売上高は2,065億円と前年同期比39.2%増加し、営業利益は135億円とほぼ4倍の大幅な増益となりました。国内土木事業や国内建築事業での手持ち工事の進捗が順調に推移し、収益性の高い大型案件が多かったことが大きな要因です。これにより営業利益率は6.6%と大幅に改善しました。

売上・利益の推移

東亜建設工業株式会社の売上高は、過去数年で2,135億円から2,065億円」と堅調に推移しています。一方、営業利益は前年の66億円から大幅に増加し、今期第3四半期では135億円と約4倍となりました。公共投資を中心とした受注環境の改善や収益性の高い大型案件の進捗などにより、収益性が大幅に向上しているのが特徴です。

四半期連結貸借対照表について

東亜建設工業株式会社の資産は、前期末の2,269億円から2,688億円に大幅に増加しています。これは大型工事の増加により、受取手形・完成工事未収入金や未成工事支出金が増加したことなどが主な要因です。負債も前期末の1,379億円から1,773億円に増加しており、支払手形・工事未払金や預り金、未成工事受入金の増加が主な理由です。一方、純資産は前期末の893億円から914億円に増加しています。

資産の部

資産の部では、主に受取手形・完成工事未収入金や未成工事支出金が大幅に増加しています。これは大型工事の増加に伴うものです。また、現金預金も堅調に積み上がっているのが特徴です。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金や預り金、未成工事受入金が増加しています。これは工事進捗に伴う支払の増加と、新規受注の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末から914億円に増加しています。一方で、自己株式の取得による減少も見られます。

ROAとROE

東亜建設工業株式会社のROAは前期末の4.5%から9.6%に大幅に改善しています。これは営業利益の大幅な増加による収益性の向上によるものです。ROEも前期末の5.8%から12.3%と大きく上昇しており、自己資本の効率的な活用ができている状況です。今後も受注環境の改善を背景に、収益性と資本効率の向上が期待できそうです。

キャッシュフロー

東亜建設工業株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが105億円の純収入となりました。これは売上債権の増加があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上や仕入債務の増加などによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは23億円の純支出で、設備投資などが主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当と自己株式の取得により42億円の純支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物は前期末比11億円増加し393億円となっています。

配当の支払額

東亜建設工業株式会社は、2023年6月に1株当たり90円の期末配当を実施しました。前期の配当金より10円増加しており、業績の改善を受けて配当も増加しています。今後も安定的な配当を行っていく方針のようです。

今後の展望

東亜建設工業株式会社は、2020年に策定した長期ビジョン「社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」の実現に向けて、事業拡大と組織力の強化に取り組んでいます。防災・減災、安全保障関連のインフラ整備などの公共投資の需要を取り込み、さらなる業績向上が期待できます。また、デジタル技術の活用や新事業の開拓などにも意欲的に取り組んでおり、中長期的な企業価値の向上が期待できそうです。

編集部のまとめ

東亜建設工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、営業利益ともに大幅な増加を達成しました。公共投資が堅調で、収益性の高い大型案件が順調に進捗したことが好業績の背景にあります。今後も防災・減災などのインフラ需要を取り込み、さらなる成長が期待できる企業といえるでしょう。新事業の開拓などによる中長期的な企業価値の向上も注目されます。

東亜建設工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東亜建設工業株式会社の決算期は3月期です。2023年12月期第3四半期の決算日は2023年12月31日で、第4四半期決算は2024年3月31日が決算日となる予定です。また、同社は2023年6月に1株当たり90円の期末配当を実施しています。今後も安定的な配当を行っていく方針のようです。

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