大成温調株式会社の第73期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大成温調株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は434億82百万円と前年同期比で34.4%の増収となり、経常利益は19億49百万円と65.7%の増益と好調な業績となりました。主力の日本セグメントが伸長したほか、米国セグメントも大幅な増収増益となりました。

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企業情報

企業名: 大成温調株式会社
証券コード: 19040
決算期: 3月期

大成温調株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大成温調株式会社の決算日は3月31日です。第1四半期は6月30日、第2四半期は9月30日、第3四半期は12月31日、本決算が3月31日となります。毎年6月に定時株主総会が開催され、決算内容が報告されます。

主な事業

大成温調株式会社は、建築設備工事を中心に事業を展開しています。空調設備工事、給排水・衛生設備工事、電気設備工事などを手がけており、新築工事や改修工事などに幅広く対応しています。さらに、米国や中国、オーストラリアなどの海外事業にも積極的に取り組んでいます。省エネ技術の開発や、IoTを活用したスマート建築にも注力しており、「環境と共生する快適な空間づくり」を推進しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は売上高434億82百万円営業利益16億43百万円経常利益19億49百万円親会社株主に帰属する四半期純利益9億99百万円と前年同期比で大幅な増収増益となりました。営業利益率は3.8%と前年同期の2.5%から大きく改善しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は2022年3月期464億59百万円、2023年3月期402億9百万円、2024年3月期第3四半期434億82百万円と推移しています。利益面では、経常利益は2022年3月期19億98百万円、2023年3月期16億49百万円、2024年3月期第3四半期19億49百万円と堅調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は448億23百万円で前期末より36億47百万円増加しています。主な増加はのれんの増加18億51百万円、受取手形・完成工事未収入金等の増加4億69百万円などです。負債は180億95百万円で前期末より21億76百万円増加し、純資産は267億28百万円で前期末より14億71百万円増加しています。

資産の部

流動資産は298億75百万円で前期末より12億88百万円増加しています。主な増加は受取手形・完成工事未収入金等の増加5億91百万円、電子記録債権の増加5億91百万円などです。固定資産は149億48百万円で前期末より23億59百万円増加し、主な増加はのれんが18億51百万円増加したことによります。

負債の部

流動負債は179億53百万円で前期末より22億11百万円増加しています。主な増加は電子記録債務が21億85百万円増加したことによります。固定負債は1億42百万円と前期末比35百万円の減少となっています。

純資産の部

純資産合計は267億28百万円で前期末より14億71百万円増加しています。主な増加は為替換算調整勘定が5億73百万円、利益剰余金が5億16百万円、その他有価証券評価差額金が4億89百万円それぞれ増加したことによります。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は2023年3月期が4.8%だったのに対し、2024年3月期第3四半期は年換算で5.8%と改善しています。また、ROE(自己資本利益率)は同期で6.0%から7.5%に上昇しています。これは、売上の伸長と収益性の向上により、資産効率が向上したことを示しています。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどにより減少しているものの、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローは増加基調にあるものと推察されます。しっかりとしたキャッシュポジションを維持しつつ、積極的な投資にも取り組んでいるものと見られます。

配当の支払額

2023年6月期の年間配当金は1株当たり82円と前期の76円から増配となりました。配当性向は33.5%と業績の伸長に合わせ、株主還元の拡充にも取り組んでいます。今後も業績拡大に合わせた増配を続けていくことが期待されます

今後の展望

大成温調は中期経営計画「LIVZON DREAM 2030 1st half!」に基づき、コア事業の収益性改善と成長のための土台作りに注力しています。国内外の建設需要は旺盛で、特に米国事業の拡大が業績を牽引しています。環境・省エネ技術にも注力し、SDGsへの取り組みも強化しています。今後も収益力の向上と持続的な成長が期待される企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

大成温調株式会社は、2023年12月期第3四半期決算で前年同期比大幅増収増益を達成しました。国内外での事業拡大とコスト管理の改善により、収益性が大きく向上しています。今後も新たな取り組みを加速させながら、持続的な成長を目指すことが期待されます。株主還元面でも配当の増額が続くなど、株主重視の経営姿勢が見られます。中長期的な企業価値向上が期待できる銘柄と言えるでしょう。

大成温調株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大成温調株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期までの決算が公表されています。配当は年1回、6月の定時株主総会後に支払われています。2023年6月期の年間配当金は1株当たり82円と増配となり、株主還元の拡充にも取り組んでいます。今後も業績の伸長に応じた増配が期待される企業といえるでしょう。

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