株式会社テノックスの第54期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社テノックスは、地盤改良工事や鉄道関連の杭工事など建設分野で高い実績を持つ企業です。この度、同社の2023年4月1日から2024年3月31日までの第54期第3四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比11.3%増の150億70百万円と好調な業績を収めた一方で、利益面では販管費の増加などから営業利益が33.1%減の3億15百万円となりました。今後の展望としては、中期経営計画に基づいた開発戦略の推進や受注残の消化に注力していく方針のようです。

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企業情報

企業名: 株式会社テノックス
証券コード: E00232
決算期: 3月期

株式会社テノックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社テノックスは3月期決算を行っています。具体的には、4月1日から3月31日までの1年間を会計期間としており、年4回の四半期決算を発表しています。今回の報告は、同社の2023年4月1日から2024年3月31日までの第54期第3四半期に当たります。

主な事業

株式会社テノックスは、建設事業を中心に事業を展開しています。具体的には、地盤改良工事や杭工事などのインフラ関連工事、さらには設計業務などのコンサルティング事業も手掛けています。また、不動産の賃貸事業なども行っています。幅広い事業領域で事業展開を行い、顧客ニーズに応えられる総合建設企業として成長してきました。

今期の業績と利益率は?

同社の2023年4月1日から2023年12月31日までの第54期第3四半期の業績は、売上高が150億70百万円と前年同期比11.3%増と好調に推移しました。一方で、営業利益は3億15百万円と前年同期比33.1%減となりました。利益率も低下しているのが現状です。これは、販売費及び一般管理費の増加などの影響によるものと考えられます。

売上・利益の推移

同社は、過去3年間で売上高が18,317,876千円、15,070,747千円、13,545,691千円と推移しており、直近の第3四半期連結累計期間では前年同期比11.3%増と好調な売上を記録しています。一方で、利益面では、経常利益が359,471千円、403,587千円、514,259千円と減少傾向にあります。これは、建設資材価格の高止まりや労務費の増加などによる影響と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

同社の2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は181億88百万円となっています。主な資産として、現金預金が74億12百万円、受取手形・完成工事未収入金等が35億47百万円などが挙げられます。一方、負債合計は56億83百万円となっています。主な負債として、支払手形・工事未払金等が43億10百万円などが挙げられます。

資産の部

同社の資産の部では、現金預金が大幅に減少しているものの、電子記録債権や投資有価証券などが増加しており、全体としては前期末比で5.8%減少しています。資産効率の向上に努めているようです。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金等が減少しているほか、未払法人税等や その他の引当金なども減少しており、全体として前期末比10.9%の減少となっています。資金繰りの改善に取り組んでいるようです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加や その他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末比0.3%増加しています。自己資本比率も66.8%と高水準を維持しており、財務体質の健全性が確認できます。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は前年同期の3.9%から2.0%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の5.2%から2.9%に低下しています。これは、主に利益水準の低下が影響していると考えられます。今後は収益性の改善に向けた取り組みが課題となっています。

キャッシュフロー

同社のキャッシュフローを見ると、営業キャッシュ・フローが15億92百万円のプラスとなっているものの、投資キャッシュ・フローが11億58百万円のマイナスとなっています。これは主に有形固定資産の取得による支出などが影響しているようです。財務キャッシュ・フローも11億67百万円のマイナスとなっており、全体としては21億33百万円の減少となっています。

配当の支払額

同社は、年2回の配当を行っています。直近の中間配当では1株当たり19円、期末配当では23円の配当を実施する予定です。この結果、年間配当は1株当たり42円となり、前期比9円の増配となっています。株主還元にも注力している様子がうかがえます。

今後の展望

同社は、中期経営計画における開発戦略の推進と、受注残の消化に向けた品質および安全管理体制の整備に注力していく方針です。建設業界では資材価格高騰や人手不足など課題も多いものの、インフラ需要の底堅さから今後の事業拡大が期待されます。引き続き、経営基盤の強化と企業価値向上に努めていくと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社テノックスは、地盤改良工事や鉄道関連の杭工事など、建設事業を中心に事業展開しています。今期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比11.3%増と好調でしたが、利益面では販管費増加の影響を受けて減益となっています。資産と負債の状況からは、財務体質の健全性が確認できます。今後は、中期経営計画に基づいた取り組みを進め、さらなる企業価値の向上を目指していくと考えられます。

株式会社テノックスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社テノックスは3月期決算を行っており、年4回の四半期決算を発表しています。直近の第54期第3四半期決算では、売上高は前年同期比11.3%増の150億70百万円と好調でしたが、利益面では営業利益が33.1%減の3億15百万円となりました。同社は年2回の配当を行っており、直近の中間配当は1株当たり19円、期末配当は23円の予定で、年間では1株当たり42円の配当を実施する予定です。

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