日本ドライケミカル株式会社の第72期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本ドライケミカル株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は、自動火災報知設備から消火設備、消火器そして消防自動車までを幅広くカバーする総合防災企業として業績を伸ばしています。この決算では、売上高は38,604百万円と前年同期に比べ5.2%の増加、経常利益は3,527百万円と35.0%の増加と好調な結果となりました。今後も、公共事業や都市部の再開発需要の高まりを背景に順調に推移していくことが期待されます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 日本ドライケミカル株式会社
証券コード: E25282
決算期: 3月31日

日本ドライケミカル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本ドライケミカル株式会社の決算日は3月31日です。年1回の本決算と、第1四半期(6月30日)、第2四半期(9月30日)、第3四半期(12月31日)の四半期決算を公表しています。

主な事業

日本ドライケミカル株式会社は、自動火災報知設備から消火設備、消火器、消防自動車などの製造・販売を行う総合防災企業です。防災設備の設計・施工、メンテナンス、防災用品の販売など、幅広い事業を展開しています。特に、消火設備分野では高い市場シェアを持っており、公共事業や都市再開発需要の取り込みに力を入れています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年12月期第3四半期)の業績は、売上高が38,604百万円と前年同期比5.2%増加。営業利益は3,228百万円で前年同期比32.1%増加と好調でした。売上総利益率も23.1%と前年同期の23.7%から若干下がったものの、高水準を維持しています。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高および利益の推移をみると、売上高は50,225百万円から38,604百万円へと増加傾向にあり、経常利益も3,950百万円から3,527百万円と堅調に推移しています。防災需要の高まりを背景に、同社の業績は順調に伸びていると言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

同社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は49,683百万円と前期末から1,782百万円増加しました。一方、負債合計は24,065百万円と482百万円減少しました。純資産は25,617百万円と2,265百万円増加し、自己資本比率は41.9%となっています。財務体質は安定的に推移しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が37,427百万円と大幅に増加しました。現金及び預金、受取手形・売掛金などが増加しています。固定資産は12,255百万円と減少しました。

負債の部

負債の部では、流動負債が18,990百万円と減少しました。短期借入金が増加した一方で、未払法人税等や賞与引当金が減少しました。固定負債は5,075百万円と増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が17,002百万円と増加し、自己資本比率は41.9%となっています。財務体質は引き続き健全に推移しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は最近3年間で7.5%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は2023年3月期に10.9%と改善傾向にあり、自己資本の有効活用が進んでいることがわかります。今後も、収益性の維持・向上に注力していくことが重要だと考えられます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが堅調に推移していることから、財務的な健全性は維持できていると評価できます。また、投資活動によるキャッシュ・フローでは、設備投資などに一定の資金を投下していることから、中長期的な事業展開にも注力していることがうかがえます。

配当の支払額

直近の配当では、2023年6月に1株当たり25.50円(うち特別配当3円)を、2023年12月に1株当たり15円を実施しています。業績好調を反映した増配となっており、株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。

今後の展望

今後の事業環境としては、公共事業やオフィスビルなどの大規模再開発案件の増加が期待されており、同社のような総合防災企業にとって追い風になるものと考えられます。また、製品の高機能化や新製品開発などを通じた競争力強化にも注力していく必要があります。その一方で、原材料価格の高騰などのリスク要因にも十分に注意を払う必要があるでしょう。

編集部のまとめ

日本ドライケミカル株式会社は、自動火災報知設備から消火設備、消火器、消防自動車などの製造・販売を手がける総合防災メーカーです。今回の2023年12月期第3四半期決算では、売上高38,604百万円、経常利益3,527百万円と好調な結果を残しました。今後も防災需要の高まりから業績が伸びていくことが期待されます。また、財務体質も健全で、株主還元にも力を入れていることから、同社の株式は長期投資対象として有望だと考えられます。

日本ドライケミカル株式会社の決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は3月31日で、年1回の本決算と四半期決算を公表しています。配当では、最近2回の決算で1株当たり25.50円(うち特別配当3円)、15円を支払っており、業績好調を反映した増配となっています。株主還元にも力を入れていることが確認できました。

タイトルとURLをコピーしました