日本リーテック株式会社の第15期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本リーテック株式会社の第3四半期決算報告書が公開されました。同社は電気設備工事を中心とする建設会社で、国内の鉄道、道路、建物など幅広い分野で事業を展開しています。今期は受注と売上が前年同期を大きく上回る好調な業績を示しており、採算面での課題があるものの確実な成長を遂げつつあることがうかがえます。今後も着実な経営基盤の強化に期待が高まります。

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企業情報

企業名: 日本リーテック株式会社
証券コード: 19380
決算期: 2023年3月期

日本リーテック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本リーテック株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期は12月31日までとなっています。四半期決算は年4回、3月期の本決算は6月に発表される通常のスケジュールです。

主な事業

日本リーテック株式会社は、鉄道電気設備、道路設備、屋内外電気設備、送電線設備の4つの事業部門で構成されています。主に公共インフラや民間の建設現場に電気設備の設計・施工を行う総合建設会社です。製造部門の兼業事業と不動産賃貸事業も手掛けており、多角化した事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期累計では売上高が363億9千8百万円と前年同期比12.7%増加しており、営業利益は4億6千1百万円と前年同期の8億6千2百万円の営業損失から大幅に改善しています。採算面での課題は残るものの、全体として底堅い成長基調となっています。

売上・利益の推移

直近3期の売上高は537億4千5百万円、363億9千8百万円、323億5百万円と順調に推移しており、経常利益も30億8千1百万円、7億9千3百万円、6億6千7百万円の損失と改善傾向にあります。新型コロナ影響からの回復を背景に、公共投資と民間設備投資の底堅さを取り込めていると評価できます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は859億1千2百万円と前期末から30億5千8百万円増加しました。負債は289億円と28億3千万円増加し、純資産は570億1千2百万円と2億2千8百万円増加しています。

資産の部

流動資産は489億2千9百万円と24億円近く増加しました。現金預金が78億3千4百万円、受取手形・完成工事未収入金等が382億7百万円と、いずれも前期末から残高が増加しています。固定資産は370億8千3百万円と変動は小さく、着実な財務基盤の構築が続いています。

負債の部

流動負債は209億7千4百万円と増加し、固定負債も79億2千5百万円と増加しています。短期借入金が60億円と大幅に増加したことが、負債増加の主因となっています。

純資産の部

利益剰余金が508億4千5百万円と前期末から1億7千9百万円減少しましたが、その他有価証券評価差額金の増加により純資産は570億1千2百万円と2億2千8百万円増加しています。自己資本比率は66.4%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがうかがえます。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は前期の3.7%から当期第3四半期で0.9%と低下しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期の3.8%から当期第3四半期で0.9%と同様に低下しています。これは原材料価格高騰の影響で収益性が低下していることが主因だと考えられます。今後の原価管理の改善と営業力強化により、利益率の改善が期待されます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の2億1千万円の増加から、当期第3四半期は19億8千2百万円の減少に転じています。これは売上債権の増加や未払金の減少によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは4億4千万円の減少と前年同期より改善しています。財務活動によるキャッシュ・フローは借入れの増加などから59億9千6百万円の増加となりました。

配当の支払額

日本リーテック株式会社は1株当たり27円の配当を実施しています。前期と同額の配当を継続しており、安定した株主還元を維持しています。今後も堅調な業績を背景に、株主還元の充実が期待されます。

今後の展望

日本リーテック株式会社は国内の公共投資や民間設備投資の増加を背景に、今後も売上と収益の伸長が期待できます。ただし、原材料価格高騰などの課題はまだ残っているため、さらなる収益性の向上に向けた施策に注目が集まります。デジタル技術の活用や生産性向上など、中長期的な企業価値向上にも期待が寄せられています。

編集部のまとめ

日本リーテック株式会社は、前年度の厳しい業績から着実な回復基調にあり、第3四半期の受注高、売上高、営業利益は大幅に改善しています。コロナ禍からの正常化に加え、公共投資や民間設備投資の増加を取り込んでいることが好業績の要因です。一方で原材料高の影響などにも注意を払う必要がありますが、全体としては堅調な経営基盤の強化が進んでいると評価できます。今後に期待が高まる企業といえるでしょう。

日本リーテック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本リーテック株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期は12月31日までとなっています。また、同社は1株当たり27円の安定配当を実施しており、株主還元に努めています。今後も堅調な業績を背景に、更なる株主還元の充実が期待されます。

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