株式会社関電工の第110期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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この度、建設大手の株式会社関電工が2023年12月31日で終了した第3四半期の決算報告を発表しました。同社は電気・空調工事などを手がける総合設備工事会社で、東京電力グループを中心に幅広い顧客を抱えています。今回の決算では、売上高が4,033億円と大幅に増加し、経常利益も262億円と好調な業績を収めました。設備投資に力を入れることで生産性が向上し、採算性も改善されています。今後も同社の業績は順調に推移し、株主還元も安定的に行われると期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社関電工
証券コード: E00074
決算期: 2023年3月期

株式会社関電工の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社関電工の決算日は3月31日です。同社は四半期決算を行っており、本決算は6月下旬に行われ、四半期決算は2月中旬、5月中旬、11月中旬に発表されます。

主な事業

株式会社関電工は主に電気設備工事、空調設備工事、プラント設備工事、リニューアル工事などを手がける総合設備工事会社です。東京電力グループ向けの受注が大きな柱で、同グループが全売上高の26.6%を占めています。その他にも官公庁や民間企業への設備工事も幅広く受注しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高4,033億円経常利益262億円と大幅な増収増益となりました。特に設備工事事業の売上高が3,959億円と堅調に推移しており、東京電力グループ向けの売上高も1,073億円と前年同期比4.2%増加しています。売上高営業利益率は6.2%と高水準を維持しており、リニューアル工事の獲得や生産性向上など、着実に収益力を高めています。

売上・利益の推移

株式会社関電工の過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2021年3月期541億円、2022年3月期540億円、2023年3月期第3四半期4,033億円と順調に増加してきました。一方で経常利益は2021年3月期34億円、2022年3月期34億円、2023年3月期第3四半期262億円と大幅に伸びています。設備投資の増加や生産性向上により収益性が向上し、業績は堅調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社関電工の2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が5,206億円と前期末比327億円増加しています。このうち流動資産は312億円、固定資産は207億円増加しています。一方、負債合計は1,916億円で前期末比122億円増加しています。自己資本比率は61.0%と高水準を維持しており、財務体質は健全であると言えます。

資産の部

流動資産では、受取手形・完成工事未収入金等が1,952億円、未成工事支出金が205億円増加しています。固定資産では、有形固定資産が1,273億円と163億円増加しています。設備投資を積極的に行い、生産性向上に努めています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が246億円増加しています。一方で支払手形・工事未払金等は187億円減少しています。設備投資資金の調達を行い、仕入債務の支払いを進めているようです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が2,868億円と前期末比133億円増加しています。自己株式が16億円減少したことも、純資産増加の要因になっています。配当性向は34.6%と適切な水準を維持しながら、内部留保の蓄積も進めています。

ROAとROE

株式会社関電工のROA(総資産経常利益率)は2022年3月期が6.8%、2023年3月期第3四半期は5.0%と高水準を維持しています。これは収益性の向上とともに、設備投資による生産性の向上が寄与しています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は2022年3月期が6.8%、2023年3月期第3四半期は6.1%と若干低下しています。借入金が増加したことで自己資本が減少したためです。引き続き収益力の向上と資本効率の改善に取り組む必要があります。

キャッシュフロー

株式会社関電工の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが179億円のプラスとなりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上と、未成工事支出金の増加によるものです。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは185億円のマイナスとなり、設備投資を積極的に行っています。財務活動によるキャッシュ・フローは42億円のプラスで、借入の増加によるものです。引き続き、キャッシュ・ポジションの強化に努めていきます。

配当の支払額

株式会社関電工は2023年6月に1株当たり17円、2023年12月に17円の配当を実施しました。年間配当金は34円となり、前期の年間配当金30円から増配となりました。配当性向は34.6%と、株主還元にも力を入れています。今後も安定配当の維持に加え、業績に応じた増配を検討していくと見られます。

今後の展望

株式会社関電工は、東京電力グループ向けの受注を中心に、民間企業や官公庁の設備工事も積極的に受注していく方針です。新設工事に加え、リニューアル工事の受注も強化し、収益力の向上を目指します。また、ICT技術の活用などによる生産性向上にも取り組み、収益性の維持・向上を図っていきます。これらの取り組みにより、さらなる業績拡大が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社関電工は設備工事事業を中心に順調な業績を収めています。東京電力グループをはじめ、民間企業や官公庁からの受注も伸び、売上高は前年同期比9.8%増、経常利益は前年同期比15.5%増と好調な数字を出しています。生産性の向上と収益性の維持・向上に努め、安定配当も実施しています。今後も設備投資需要の取り込みと事業基盤の強化により、業績拡大が期待されます。

株式会社関電工の決算日や配当についてまとめました。

株式会社関電工の決算日は3月31日で、株主総会は6月下旬に開催されます。配当については、年間34円(うち中間配当17円、期末配当17円)を実施しています。配当性向は34.6%で、業績に応じた株主還元を行っています。引き続き安定配当を維持しつつ、成長投資にも注力していく方針のようです。

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