株式会社きんでんの2023年12月期第3四半期の決算報告書が公開されました。同社は電気工事、空調・給排水設備工事などを手がける建設会社で、関西を中心に事業展開しています。この決算報告には同社の経営状況が詳しく記載されていますので、ご覧いただければと思います。
企業情報
企業名: 株式会社きんでん
証券コード: 19440
決算期: 2023年3月期
株式会社きんでんの決算日・決算時期(スケジュール)
株式会社きんでんの決算日は3月31日です。第3四半期の会計期間は2023年10月1日から2023年12月31日となっています。
主な事業
株式会社きんでんは、電気工事、空調・給排水設備工事、情報通信工事などを主な事業としています。大規模な商業施設やオフィスビル、病院、学校などの建設に携わっています。また、再生可能エネルギー関連の工事にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年4月1日~2023年12月31日)の完成工事高は4,271億円と前年同期比6.1%増加しました。営業利益は206億円で前年同期比52.0%の増益、営業利益率は4.8%と1.4ポイント上昇しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は175億円と前年同期比59.4%増加しています。
売上・利益の推移
同社の完成工事高は過去3年間で増加傾向にあります。2022年3月期には6,091億円と過去最高を記録し、今期も4,271億円と大きな伸びを示しています。営業利益と親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期を上回る好調な成績となっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は7,435億円となっています。前連結会計年度末から0.1%増加しています。
資産の部
流動資産は4,565億円と前期末比4.4%減少しました。手元資金(現金及び現金同等物)は1,788億円となっています。一方、固定資産は2,870億円と前期末比8.2%増加しています。
負債の部
負債合計は1,950億円と前期末比7.2%減少しました。流動負債は1,627億円と10.5%減少しました。
純資産の部
純資産は5,484億円と前期末比3.0%増加しています。自己資本比率は73.7%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
同社の自己資本利益率(ROE)は前年同期比で上昇しており、59.4%の増益となっています。自己資本比率も73.7%と高水準を維持するなど、企業価値向上に向けて着実に成果を上げています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で増加しています。手元資金の確保が順調に進んでおり、今後の事業展開や株主還元に活用できると考えられます。
配当の支払額
同社は株主への利益還元を重視しており、配当性向40%前後を目指しているとのことです。今期は中間配当として1株20円、期末配当も1株20円を予定しています。
今後の展望
同社は再生可能エネルギー関連の工事など、環境に配慮した事業に注力していく方針です。また、デジタル技術の活用によって生産性の向上にも取り組んでいきます。今後の受注環境は良好で、更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社きんでんは決算期3月期の第3四半期決算を発表しました。完成工事高、営業利益、四半期純利益ともに前年同期を大幅に上回る好業績となりました。財務面でも健全性が高く、株主還元にも力を入れています。今後も再生可能エネルギー関連工事や生産性向上に注力し、企業価値の向上が期待できる企業です。
株式会社きんでんの決算日や配当についてまとめました。
株式会社きんでんの決算日は3月31日で、第3四半期の会計期間は2023年10月1日から12月31日までとなっています。同社は株主還元に力を入れており、年間の配当金は1株あたり40円を予定しています。今後も同社の業績と株主還元に注目していきたいと思います。