住友電設株式会社の第99期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、住友電設株式会社の第99期第3四半期決算報告が発表されました。設備工事業を中心に手厚く経営を行っている同社は、着実に業績を伸ばしています。今回の決算では、売上高と各利益指標が前年同期を上回る好決算となりました。今後も、社会インフラ整備需要の高まりを背景に、さらなる成長が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 住友電設株式会社
証券コード: 19490
決算期: 2023年3月期

住友電設株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

住友電設株式会社の決算期は3月期で、通常の年次決算では3月31日が決算日となります。今回の四半期決算は、その第3四半期(2023年4月1日~12月31日)の報告です。

主な事業

住友電設株式会社は、電気設備工事を中心とした設備工事業を展開しています。具体的には、一般電気工事、電力工事、空調設備工事、給排水衛生設備工事などを手がけています。その他、空調機器や太陽光発電システムの販売なども行っています。顧客は国内外の企業や団体、個人と幅広く、同社は総合設備企業としての地位を確立しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が1,267億円と前年同期比4.0%増、営業利益が59億円と23.0%減、経常利益が67億円と21.4%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が44億円と14.7%減と、売上高は増加したものの利益面では減少しました。営業利益率は4.7%となっています。

売上・利益の推移

同社の売上高は過去3年間、1,750億円前後で推移しています。一方、営業利益は2022年3月期に94億円と好調でしたが、2023年3月期第3四半期では59億円と減少しています。これは、人材確保・育成費の増加など経費の増加が影響したためです。ただし同社は、引き続き業績の改善に取り組んでいます。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が1,640億円となっています。前連結会計年度末から1,477億円の増加です。一方、負債合計は611億円となり、前連結会計年度末から1,830億円減少しています。

資産の部

資産の部では、現金預金や受取手形・完成工事未収入金等が減少したものの、投資有価証券が増加したことから、全体としては増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金等や未払法人税等の減少から、全体で減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加その他有価証券評価差額金の増加から、前連結会計年度末に比べ3,308百万円増加し、1,029億円となっています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は4.1%ROE(自己資本当期純利益率)は4.4%となっています。前連結会計年度末に比べ、ROAはほぼ横ばい、ROEは若干減少しています。これは、利益が減少したことが影響しています。ただし、同社は人材への投資を強化しており、今後の業績改善につながることが期待されます。

キャッシュフロー

当四半期のキャッシュ・フローの状況は公表されていませんが、前連結会計年度では営業キャッシュ・フローが131億円の収入、投資キャッシュ・フローが3億円の支出、財務キャッシュ・フローが55億円の支出と、全体として32億円の増加となっています。これにより、手許流動性が確保されており、今後の事業展開に資金的な余裕があるものと考えられます。

配当の支払額

当第3四半期では、中間配当として1株当たり47円の配当を実施しています。これは前年同期の1株当たり43円から4円増配となっています。同社は、株主還元の充実化を目指しており、今後も安定的な配当の継続が期待されます。

今後の展望

同社は、中期経営計画「VISION24」に基づき、「総合設備企業グループ」への変革を進めています。国内外の電力やインフラ整備需要が高まる中、グループ一体の取り組みによって、事業基盤の強化と新たな成長分野の開拓を目指しています。コストダウンや業務効率化にも注力し、収益性の向上を図るとともに、ESG経営の推進にも力を入れていきます。

編集部のまとめ

住友電設株式会社の今回の決算は、売上高が増加したものの利益面での減少となりました。しかし、同社は中長期的な視点から経営基盤の強化に取り組んでおり、今後の業績改善が期待できそうです。社会インフラ整備需要の高まりを背景に、電気設備工事を中心とした事業の拡大が見込まれます。株主還元の充実化にも力を入れており、株主の皆さまにとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。

住友電設株式会社の決算日や配当についてまとめました。

住友電設株式会社の決算日は3月31日で、年1回の定期決算を行っています。中間配当と期末配当の年2回の配当を実施しており、今回の中間配当は1株当たり47円と前年同期の43円から4円増配となりました。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。

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