株式会社サンテックの第77期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社サンテックの最新の決算報告を紹介します。同社は建設業界で活躍する企業で、今期も堅調な業績を収めることができました。設備投資の増加や海外需要の高まりを背景に、売上高や利益が伸長しています。特に電力設備工事の受注増が好調だったことが業績拡大につながりました。今後は非住宅分野や海外事業の強化に注力し、持続的な成長を目指していきます。株主の皆様にもよりよい成果をお還しできるよう取り組んでまいります。

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企業情報

企業名: 株式会社サンテック
証券コード: 19600
決算期: 2023年3月31日

株式会社サンテックの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社サンテックの決算日は3月31日です。毎年4月から翌年3月までが会計年度となっています。第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)、第4四半期(1月-3月)の各四半期決算を経て、最終的に3月31日時点の本決算を行っています。

主な事業

株式会社サンテックは、建設業を主力事業としています。具体的には、発電所や変電所、送電線などの電力設備や、工場、倉庫、オフィスビルなどの産業施設の設計・施工を手掛けています。さらに、海外では東南アジアを中心に事業展開を行っており、グローバルな事業基盤を構築しています。近年は、環境・省エネ分野への取り組みも強化しており、SDGsへの貢献にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)の業績は、売上高が348億79百万円と前年同期比35.5%の大幅な増加となりました。一方、営業損失は14億89百万円となり、赤字幅が拡大しました。これは、原材料価格の高騰や労務単価の上昇、一部の大型工事における追加費用の発生などが影響しています。利益水準の改善は喫緊の課題となっています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と経常利益の推移をみると、売上高は増加傾向にあるものの、経常利益は減少傾向にあります。2022年3月期は経常利益が3.2億円の黒字でしたが、2023年3月期予想では8.9億円の経常損失となる見込みです。コスト上昇への対応が課題となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は451億27百万円で、前期末比5.7%の減少となりました。一方、負債合計は161億55百万円と前期末比4.1%の増加となりました。これにより自己資本比率は64.1%と、前期末から1.8ポイント低下しています。財務の健全性は維持されているものの、今後の収益回復に注力する必要があります。

資産の部

資産の部では、現金預金が80億1百万円と前期末比27.3%の減少となりました。一方で、受取手形・完成工事未収入金等は154億17百万円と前期末比10.0%の増加となっています。これは受注が好調であることを示しています。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金等が63億9百万円と前期末比8.9%の減少となりましたが、短期借入金が16億47百万円と前期末比292.8%の大幅な増加となっています。事業拡大に伴う資金需要に対応しているものと考えられます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が267億87百万円と前期末比4.7%の減少となりました。これは、四半期純損失の計上に伴うものです。一方で、自己資本比率は64.1%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期の0.9%から当期は-1.8%に低下しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期の1.4%から当期は-2.9%と大幅に悪化しています。これは、売上総利益率の低下と四半期純損失の計上が主な要因です。業績回復に向けた収支改善が喫緊の課題となっています。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス13億57百万円となっています。これは、売上債権の増加や仕入債務の減少が主な要因です。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは2億36百万円のプラスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローは借入れの増加により7億32百万円のプラスと改善しています。

配当の支払額

株式会社サンテックは、前期(2022年3月期)の年間配当金を1株当たり30円としました。当期(2023年3月期)の配当予想は未定となっています。業績の回復を待って、株主還元策を検討していくものと思われます。

今後の展望

株式会社サンテックは、設備投資需要の高まりを背景に受注環境は堅調に推移するものと考えられます。特に、再生可能エネルギー関連の大型投資や送変電設備の整備など、中長期的な成長が期待できる分野に注力していく方針です。一方で、原材料価格の高騰や人件費の上昇といったコスト上昇への対応が課題となっています。これらの課題に取り組むことで、持続的な成長と収益力の向上を目指してまいります。

編集部のまとめ

株式会社サンテックは建設業界のリーディング企業の一つで、電力設備や産業施設の設計・施工を手掛けています。当期は受注環境が好調で売上高が大幅に伸長しましたが、原価上昇の影響で利益面では苦戦しました。今後は、コスト管理の強化や非住宅分野、海外事業の拡大などに注力し、収益力の向上を図っていく方針です。中長期的な成長に期待が持てる企業といえるでしょう。

株式会社サンテックの決算日や配当についてまとめました。

株式会社サンテックの決算日は3月31日で、毎年4月から翌年3月までが会計年度となっています。前期(2022年3月期)の1株当たり配当金は30円でしたが、当期(2023年3月期)の配当予想は未定となっています。業績回復を待って、株主還元策が検討されることが期待されます。

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