日揮ホールディングス株式会社の第128期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[日揮ホールディングスの決算報告は、同社が大手総合エンジニアリングメーカーとして国内外で幅広い事業を展開していることがうかがえます。売上高は大幅に増加し、効率的な事業運営により利益率も改善されていることが分かります。今後も環境対応型プロジェクトへの取り組みを強化していくとのことで、同社の持続的な成長が期待されます。]

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企業情報

企業名: 日揮ホールディングス株式会社
証券コード: 19630
決算期: 2024年3月期

日揮ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日揮ホールディングス株式会社の決算は、3月期となっています。具体的には、2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間の業績を集計し、2024年2月9日に第3四半期の決算報告を行っています。

主な事業

日揮ホールディングス株式会社は、総合エンジニアリング事業機能材製造事業を主な柱としています。総合エンジニアリング事業では、石油・ガス、化学、水素・燃料アンモニアなどのプラント建設を手がけており、国内外でさまざまな設備投資案件に取り組んでいます。一方、機能材製造事業では、触媒やファインケミカル、ファインセラミックスなどの製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、同社は環境対応型のエネルギー・化学分野で強みを発揮しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は6,010億69百万円と大幅に増加しています。一方、営業利益は92億72百万円と前年同期に比べ大幅に減少しました。これは一部のプロジェクトで工期遅延のリスク対応費用を計上したことが影響しています。しかし、経常利益は233億23百万円と高水準を維持しており、利益率も改善されつつあります。

売上・利益の推移

日揮ホールディングスグループの売上高は直近3年で大きく伸びています。2022年3月期は6,068億90百万円、当第3四半期では6,010億69百万円と好調に推移しています。一方、利益面では経常利益が2022年3月期の505億60百万円から当第3四半期では233億23百万円へと減少しましたが、依然として高水準を維持しています。今後も環境対応型プロジェクトの積極的な受注により、売上高と利益の持続的な成長が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

日揮ホールディングスの四半期連結貸借対照表では、資産合計が7,594億45百万円となっており、前連結会計年度末に比べ463億18百万円増加しています。一方、負債合計は3,568億70百万円純資産合計は4,025億74百万円となっており、財務基盤は引き続き安定的に推移しています。

資産の部

資産の主な内訳は、現金預金が2,936億93百万円受取手形・営業債権及び契約資産等が1,980億1百万円などとなっています。また、有形固定資産は781億92百万円と着実に増加しており、事業基盤の強化が進んでいることがうかがえます。

負債の部

負債の主な内訳は、支払手形・工事未払金等が1,139億96百万円契約負債が1,008億5百万円などとなっています。有利子負債は372億83百万円と、財務の健全性が維持されています。

純資産の部

純資産の主な内訳は、資本金が237億98百万円利益剰余金が3,693億22百万円となっています。自己資本比率は52.9%と、財務の健全性が高い水準を維持しています。

ROAとROE

日揮ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は当第3四半期で3.1%、ROE(自己資本当期純利益率)は2.6%となっています。前年同期と比べROAは低下しましたが、依然として一定の収益性を確保できている状況です。今後は環境対応型プロジェクトの収益性改善や生産性向上に取り組むことで、ROAやROEの向上が期待できそうです。

キャッシュフロー

日揮ホールディングスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定的に確保されています。当第3四半期累計期間では、営業活動によるキャッシュ・フローが419億71百万円のプラスとなっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは73億45百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは143億32百万円のマイナスとなっています。今後もキャッシュ創出力の向上に取り組み、財務基盤の強化につなげていく方針です。

配当の支払額

日揮ホールディングスは、株主への利益還元として安定的な配当を実施しています。当第3四半期累計期間の配当金は1株当たり38円となっています。直近3期の配当金推移は、2022年3月期が15円、2023年3月期が38円、2024年3月期(予想)が38円と、着実に増加しています。同社は持続的な成長と株主還元のバランスを取りながら、株主価値の向上に取り組んでいます。

今後の展望

日揮ホールディングスは、「2040年ビジョン」「Building a Sustainable Planetary Infrastructure 2025(BSP2025)」の下、EPC事業のさらなる深化高機能材製造事業の拡大新たな成長エンジンの確立に取り組んでいます。特に、環境対応型プロジェクトへの注力や、カーボンニュートラル、水素・アンモニア、CCSなどの新市場開拓に注力しており、中長期的な成長が期待されます。

編集部のまとめ

日揮ホールディングスの決算は、同社の総合エンジニアリング事業と機能材製造事業が好調な業績を維持していることがわかります。特に、エネルギーインフラや化学プラントなどの受注が堅調に推移しており、売上高は大幅に増加しています。一方で一部プロジェクトでの費用計上により利益は減少したものの、経常利益は依然として高水準を維持しています。 今後も環境対応型プロジェクトの受注強化や生産性向上に取り組み、持続的な成長を目指していくと期待できそうです。

日揮ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日揮ホールディングス株式会社の決算日は3月末となっています。直近の決算では2024年3月期第3四半期の業績を発表しました。また、配当については、1株当たり38円と前期に比べ大幅に増加しています。今後も安定配当を続けることで、株主還元の強化に取り組んでいくことが分かりました。

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