株式会社ヤマトの最新決算報告書をご紹介します。2023年12月20日に終了した第3四半期の決算内容をお伝えします。株主の皆様に良好な業績をお届けできたことをうれしく思っております。
企業情報
企業名: 株式会社ヤマト
証券コード: E00138
決算期: 3月20日
株式会社ヤマトの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヤマトの決算日は3月20日です。四半期決算は6月、9月、12月に行われ、年間の通期決算は3月に発表されます。
主な事業
株式会社ヤマトは建設工事業を主な事業としています。具体的には、建築・土木、空調・衛生、電気・通信などの分野において、設計から施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。また、2023年3月には商業施設運営業にも進出し、道の駅の開業など事業領域を拡大しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、受注工事高が前年同期比13.8%増の441億4,400万円、売上高が前年同期比8.1%増の343億7,400万円となりました。一方で、営業利益は前年同期比47.9%減の6億4,100万円となりました。これは、建設資材価格の高騰などによる不採算工事の発生が影響したためです。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は堅調に推移しており、前期の445億円から当期は343億円と増加しています。一方で、利益面では前期の25億円から当期は10億円と減少しました。これは、建設資材価格高騰の影響を受けたためです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比23億円増の500億円となりました。負債は前期末比13億円増の146億円、純資産は前期末比9億円増の353億円となっています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金預金が68億円、受取手形・完成工事未収入金等が176億円、投資有価証券が104億円などとなっています。総資産が増加した背景には、投資有価証券の時価評価による増加が寄与しています。
負債の部
負債の主な内訳は、工事未払金が59億円、契約負債が27億円、長期借入金が6億円などとなっています。負債が増加した主な要因は、繰延税金負債の増加によるものです。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金が50億円、利益剰余金が233億円、その他有価証券評価差額金が29億円などとなっています。純資産が増加した主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。
ROAとROE
ROAは前期の3.3%から当期2.0%と低下しました。これは、利益の減少を受けての結果となっています。一方のROEは前期の5.4%から当期0.9%と大幅に低下しています。これは純利益の減少が大きかったことが主な要因です。今後はコスト管理の強化などにより収益性の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが13億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが17億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが3億円のマイナスとなっています。
配当の支払額
株式会社ヤマトは、年間配当金を1株当たり25円とする方針を維持しています。前期の年間配当金は25円、当期も同額の25円を予定しています。株主の皆様への利益還元に努めています。
今後の展望
株式会社ヤマトは、中期経営計画に基づき、コア事業の強化・拡大、グリーンイノベーションの推進、経営基盤の強化・地域貢献に取り組んでいます。特に、「道の駅まえばし赤城」の運営を通じた商業施設運営業の強化、SDGsに資するESG投資の推進などが注目されます。今後も持続的な成長を目指してまいります。
編集部のまとめ
株式会社ヤマトの2023年12月期第3四半期の決算内容を見ると、受注工事高や売上高は前年同期比で増加しましたが、利益面では建設資材価格高騰の影響を受けて減少しました。総資産は前期末比23億円増加し、純資産も同9億円増加しています。今後は収益性の改善に向けたコスト管理の強化が課題となっています。株主還元面では、1株当たり25円の配当を維持するなど、企業価値の向上に努めています。
株式会社ヤマトの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヤマトの決算日は3月20日です。四半期決算は6月、9月、12月に行われ、通期決算は3月に発表されます。配当は1株当たり年間25円を予定しており、安定した株主還元を行っています。今後も持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。