ご紹介のとおり、暁飯島工業株式会社の決算報告は非常に良好な内容でした。売上高や経常利益、四半期純利益が大幅に増加するなど、業績は堅調に推移しているようです。決算の詳細をさらに見ていきましょう。
企業情報
企業名: 暁飯島工業株式会社
証券コード: E00246
決算期: 2024年8月31日
暁飯島工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
暁飯島工業株式会社の決算日は8月31日で、決算期は9月1日~8月31日の1年間となっています。四半期決算は、3月、5月、8月の各年3回行われています。
主な事業
暁飯島工業株式会社は、建築設備工事、リニューアル工事、土木工事、プラント工事、ビルケア工事などの設備事業を中心に事業展開しています。また、太陽光発電事業やその他の事業にも取り組んでいます。建設業界では高い技術力と信頼性を誇る企業として知られています。
今期の業績と利益率は?
この四半期の業績は非常に好調で、売上高は67億94百万円と前年同期比で60.2%の大幅な増加となりました。経常利益は6億64百万円と169.8%増、四半期純利益は4億56百万円と175.6%増と、利益面でも大きな伸びを示しています。これに伴い、営業利益率は9.4%、経常利益率は9.8%と高水準の収益性を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は年々増加しており、経常利益、四半期純利益も右肩上がりで推移しています。特に今期は大幅な増収増益となり、業績は非常に健全な状態にあります。工事利益率や営業利益率の向上に努めた結果、収益性が大幅に改善されたことがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
暁飯島工業の四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産のすべての項目で増加していることがわかります。特に現金預金が大きく増加したことで、財務体質が強化されたといえます。自己資本比率も高水準の68.2%を維持しており、安定した財務基盤を持っています。
資産の部
資産は前年度末比3億22百万円増加の98億71百万円。現金預金が大幅に増加したことが主な要因です。一方で、受取手形・完成工事未収入金等は減少に転じています。
負債の部
負債は前年度末比65百万円減少の31億40百万円。仕入債務が2億86百万円減少したことが主な要因です。借入金や社債残高も減少傾向にあります。
純資産の部
純資産は前年度末比3億87百万円増加の67億31百万円。四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は68.2%と高水準を維持しています。
ROAとROE
暁飯島工業のROAは4.6%、ROEは6.8%となっています。前年同期と比べROAは1.4ポイント、ROEは1.7ポイントそれぞれ上昇しており、収益性が大きく改善されています。これは売上高や利益の増加に加え、自己資本の効率的な活用によるものと考えられます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュ・フローは、営業活動からの収入が13億8百万円と大幅な黒字となりました。一方で、投資活動と財務活動ではそれぞれ支出超過となりました。全体としては現金及び現金同等物が8億50百万円増加し、財務体質の強化につながっています。
配当の支払額
暁飯島工業は、年2回の配当を行っています。今期の1株当たり配当金は年間55円で、前期から10円増配となりました。配当性向は24.5%で、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
暁飯島工業は、建設市場の需要動向を注視しつつ、受注時採算性の強化、原価管理と施工管理の徹底、諸経費削減に取り組むことで、さらなる収益力の向上を目指しています。また、太陽光発電事業の強化など、新たな事業領域の開拓にも注力していく方針です。今後も安定した業績を維持し、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
今回の暁飯島工業の決算報告は、大幅な増収増益と健全な財務体質の維持など、非常に良好な内容でした。建設業界では厳しい環境が続く中、同社は着実に実績を積み重ね、経営基盤を強化してきたことが窺えます。今後も、高い技術力と顧客対応力を活かし、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。
暁飯島工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
暁飯島工業株式会社の決算日は8月31日で、決算期は9月1日~8月31日の1年間となっています。配当は年2回、1株当たり年間55円の配当を行っており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今期は前期から10円増配となり、着実な業績拡大を反映した配当政策を展開しています。