株式会社ニップンの第200期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ニップンが公表した四半期決算報告書には、業績が好調に推移していることが分かりました。売上高は304,974百万円と前年同期比11.0%増加し、経常利益は207億円と大幅に増益となっています。新工場の建設や再生可能エネルギーの導入などの積極的な投資を行い、事業基盤の強化と環境対策に取り組んでいることが特徴的です。今後も中食事業の伸長や価格改定の効果が期待されるため、業績の更なる向上が期待されます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社ニップン
証券コード: E00345
決算期: 2024年3月期

株式会社ニップンの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ニップンの決算日は3月31日で、第3四半期報告書の提出日は2024年2月7日となっています。

主な事業

株式会社ニップンは、製粉事業食品事業その他事業の3つの事業を展開しています。製粉事業では小麦粉の製造・販売を、食品事業では業務用食品や家庭用食品、冷凍食品などの製造・販売を、その他事業ではペットフードや外食などの事業を行っています。国内外で積極的な投資を行い、事業基盤の強化と事業領域の拡大に取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は304,974百万円と前年同期比11.0%増加し、経常利益は207億円と大幅に増益となりました。製粉事業や食品事業、その他事業の全てにおいて増収増益となり、営業利益率は5.9%と大幅に改善しています。需要の回復や価格改定の実施などにより、利益水準が大きく向上しました。

売上・利益の推移

売上高は、前年同期比111.0%と増収となりました。また、経常利益は前年同期比174.5%と大幅に増益しています。需要の回復や価格改定の実施などにより、収益性が大きく改善されている状況です。今後も新たな投資やコストダウンなどにより、さらなる業績の向上が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は3,719億円と前期末に比べ273億円増加しました。この主な要因は、投資有価証券が163億円、売掛金が120億円増加したことなどによるものです。一方、負債は1,575億円と55億円増加しています。純資産は2,144億円と大幅に増加し、自己資本比率は56.5%となっています。

資産の部

資産の部では、投資有価証券が163億円増加したほか、売掛金が120億円増加しています。また、現金及び預金が32億円減少しました。これらの変動により、総資産が前期末比273億円増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が20億円増加したほか、その他の固定負債が38億円増加しました。一方で、長期借入金が23億円減少しています。総負債は前期末比55億円増加しました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が104億円、その他有価証券評価差額金が98億円増加しました。この結果、純資産は前期末比218億円増加し、自己資本比率は56.5%となっています。

ROAとROE

株式会社ニップンのROAは前期末の5.8%から当第3四半期は6.8%に上昇しています。また、ROEは前期末の10.6%から当第3四半期は12.9%と改善しています。これは、経常利益の増加自己資本の増加などにより、収益性と財務体質が強化されていることが要因です。今後も投資などを通じて事業基盤を強化し、さらなる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結会計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は公表されていませんが、四半期報告書の記載からは、積極的な設備投資などにより現金及び預金が減少したものと推察されます。今後も事業基盤の強化に向けた投資が続く一方で、収益力の向上によりキャッシュ・フローの改善も期待できるでしょう。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間においては、1株当たり年間配当金が50円(前期実績47円)と増配となっています。高い収益力を背景に、株主還元の強化が図られています。今後も企業価値の向上と株主還元のバランスを取りながら、適切な利益配分が行われると期待できます。

今後の展望

株式会社ニップンは、国内外での積極的な投資を通じて事業基盤の強化と事業領域の拡大を図るとともに、環境負荷低減や人的資本投資等のサステナビリティ課題にも取り組んでいます。製粉工場の建設やプレミックス工場の竣工など、生産体制の強化に加え、最新技術の導入によるスマートファクトリー化の推進など、さらなる競争力強化が期待できます。今後も高収益体質の維持と企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ニップンは、製粉事業や食品事業、その他事業において増収増益を達成し、経常利益率も大幅に改善している好調な決算となりました。需要回復や価格改定の効果に加え、新たな投資による生産性向上や環境対策にも取り組んでおり、今後の更なる業績向上が期待できます。また、配当の増額や自己資本比率の改善など、株主還元の強化や財務体質の改善も進んでいる良好な決算報告だと評価できるでしょう。

株式会社ニップンの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ニップンの決算日は3月31日で、第3四半期報告書の提出日は2024年2月7日となっています。また、年間配当金は1株当たり50円と増配されました。業績の好調さに加え、株主還元も強化されていることが分かります。今後も中期的な企業価値向上に期待が持てそうです。

タイトルとURLをコピーしました