昭和産業株式会社は、2023年12月31日で第123期第3四半期決算を発表しました。売上高は265,555百万円と前年同期に比べ12,409百万円(4.9%)の増収となり、経常利益は14,137百万円と前年同期に比べ7,562百万円(115.0%)の大幅な増益となりました。90周年を迎えるこの年、中期経営計画の推進により好業績を維持し、着実に成果を上げています。
企業情報
企業名: 昭和産業株式会社
証券コード: 20040
決算期: 2023年3月期
昭和産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
昭和産業株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日で、四半期報告書を2024年2月13日に提出しています。
主な事業
昭和産業株式会社は、製粉、油脂、糖質、飼料事業を主力としています。また、不動産やリース、物流などの事業も展開しており、食品や農業分野を中心に幅広い事業を手掛けています。創業90年を迎え、社会ニーズに応える製品やサービスの提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高が265,555百万円と前年同期比4.9%増加しました。また、経常利益は14,137百万円と前年同期比115.0%と大幅な増益となりました。食品事業や飼料事業が好調に推移し、増収増益を達成しています。
売上・利益の推移
昭和産業の直近の売上高は前期が335,053百万円、当期第3四半期が265,555百万円となっています。経常利益も前期6,525百万円、当期第3四半期で14,137百万円と大幅に改善しています。中期経営計画の施策が奏功し、収益力が向上してきています。
四半期連結貸借対照表について
昭和産業の財務状況を示す四半期連結貸借対照表をみると、総資産は262,915百万円となり、前連結会計年度末と比べ15,145百万円増加しています。主な要因は売上債権の増加と投資有価証券の増加です。
資産の部
資産の部では、流動資産は128,590百万円、固定資産は134,325百万円となっています。流動資産の増加は売上債権の増加が主因です。固定資産は投資有価証券が7,343百万円増加したことで増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が91,326百万円、固定負債が43,940百万円となっています。流動負債は買掛金の減少がありましたが、設備関係債務の増加で全体として増加しています。
純資産の部
純資産は127,648百万円と前連結会計年度末から11,285百万円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益10,362百万円の計上により増加しています。
ROAとROE
ROAは前期の2.9%から当期第3四半期で5.2%に改善しています。また、ROEも前期の6.7%から当期第3四半期で8.1%と向上しています。事業の収益力が高まり、資産効率も改善されてきていることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期の連結キャッシュ・フローの状況は公表されていません。ただし、営業活動から得られるキャッシュ・フローの増加により、安定した財務基盤を維持していると考えられます。
配当の支払額
昭和産業は株主還元に力を入れており、当期第3四半期までの配当金総額は2,174百万円となっています。1株当たり配当金は1株当たり65円と前期に比べ増額されています。株主の皆様への利益還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
昭和産業は創立90周年を迎え、中期経営計画「SHOWA Next Stage for 2025」を推進しています。基盤事業の強化や事業領域の拡大、環境負荷低減などに取り組み、企業価値の向上を目指しています。食品・農業分野での安定成長を続けつつ、新たな事業領域への挑戦にも期待が高まっています。
編集部のまとめ
昭和産業株式会社の決算は堅調な業績を示しています。売上高、経常利益ともに前年同期比で大幅に増加しており、収益力の向上が顕著です。会社の中期経営計画の施策が着実に成果を生み出しています。今後も食品や農業などの基盤事業を伸ばしつつ、新たな事業領域への挑戦にも注目が集まります。株主還元にも積極的で、株主の皆様への利益還元も重視しています。
昭和産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
昭和産業の決算日は3月31日で、第3四半期決算を2023年12月31日に行いました。配当は1株当たり65円と前期に比べ増額しており、株主還元にも力を入れています。今後の新たな事業展開と収益力向上に期待がかかっています。