日本甜菜製糖株式会社の2023年第3四半期決算が発表されました。売上高は51,423百万円と前年同期比で7.3%増加し、経常利益も1,206百万円と31.0%増加と好調な結果となりました。砂糖事業の需要回復や販売価格の上昇に支えられ、収益も改善されています。今後の持続可能な成長に向けて、日本甜菜製糖はグループ一丸となって取り組んでいきます。
企業情報
企業名: 日本甜菜製糖株式会社
証券コード: 21080
決算期: 3月期
日本甜菜製糖株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本甜菜製糖株式会社は3月期決算を行っています。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日で、決算発表は2024年2月14日に行われました。
主な事業
日本甜菜製糖株式会社は、砂糖事業を中核とする製造会社です。砂糖のほか、食品事業、飼料事業、農業資材事業、不動産事業なども手掛けています。国内最大手の甜菜糖メーカーとして、北海道を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が51,423百万円と前年同期比7.3%増加しました。経常利益も1,206百万円と31.0%増加しています。販売価格の上昇や需要回復により収益性も改善されています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比7.3%増の51,423百万円と好調に推移しています。経常利益も1,206百万円と前年同期比31.0%の増加となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は785百万円と、前年同期比32.9%の増加となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の資産合計は112,976百万円と、前連結会計年度末比9,826百万円増加しています。負債合計は43,035百万円と8,019百万円増加しました。純資産は69,941百万円と1,807百万円増加しています。
資産の部
流動資産は主に棚卸資産の増加により5,460百万円増加の62,514百万円となっています。固定資産も投資有価証券の時価上昇により4,366百万円増加の50,461百万円となっています。
負債の部
流動負債は原価差額の増加により7,149百万円増加の32,874百万円となっています。固定負債は繰延税金負債の増加により870百万円増加の10,161百万円となっています。
純資産の部
その他有価証券評価差額金の増加により、純資産は1,807百万円増加の69,941百万円となりました。
ROAとROE
当社のROA(総資産利益率)は前年同期比0.3ポイント増加の1.0%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は前年同期比1.8ポイント増加の3.6%となっています。収益性の改善により、資本効率も高まりつつあります。
キャッシュフロー
当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュフロー情報の詳細は不明です。ただし、設備投資などの資金需要に対し、営業活動によるキャッシュフローと金融機関からの借入で対応していることが分かります。
配当の支払額
当社は年2回の配当を行っています。2023年6月29日開催の定時株主総会で、1株当たり配当金50円の支払いが決議されました。前年同期の配当と同額の配当を行っています。
今後の展望
日本甜菜製糖は第2次日甜グループ中期経営計画に基づき、「持続可能なてん菜産業の創造」に全社一丸で取り組んでいます。砂糖事業の収益改善、新規事業の育成など、企業価値向上に向けて様々な施策を進めていきます。
編集部のまとめ
日本甜菜製糖株式会社の2023年第3四半期決算は、売上高と経常利益の増加により好調な業績となりました。砂糖事業の需要回復や販売価格上昇などが収益性の改善に寄与しています。今後は持続可能な経営の実現に向けて、更なる企業価値向上に取り組んでいくことが期待されます。
日本甜菜製糖株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本甜菜製糖株式会社は3月期決算を行っており、第3四半期決算の基準日は2023年12月31日、決算発表は2024年2月14日に行われました。同社は年2回の配当を実施しており、1株当たり50円の配当を行っています。今後の持続的な成長に向けて、経営基盤の強化を進めていくことが期待されます。