株式会社インタースペースは、インターネット広告やメディアの運営などを手掛ける企業です。この度、同社は2024年3月期第2四半期の決算を発表しました。自社メディア「ママスタ」の業績好調や、アフィリエイトサービス「アクセストレード」の金融分野での好調な推移など、全体としても好業績を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社インタースペース
証券コード: 21220
決算期: 2024年9月期
株式会社インタースペースの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社インタースペースの決算日は9月30日で、2024年5月15日に2024年3月期第2四半期の決算報告を行いました。通期決算は2024年11月中旬に発表される予定です。
主な事業
株式会社インタースペースの主な事業は、インターネット広告事業とメディア運営事業です。インターネット広告事業では、アフィリエイトサービスの「アクセストレード」や店舗向けDXソリューション「モバイルウインドウ」などを展開しています。メディア運営事業では、ママ向け情報サイト「ママスタ」や「4MEEE」「4yuuu」など、比較情報サイトの運営を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高3,996百万円、経常利益425百万円と、前年同期に比べて増収増益となりました。特に、アフィリエイト広告やママ向けメディアが好調に推移し、利益率は10.6%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の売上と利益の推移を見ると、売上高は7,284百万円(2022年度)から7,739百万円(2023年度見込み)と着実に増加しています。経常利益も583百万円(2022年度)から585百万円(2023年度見込み)と堅調に推移しています。今後も、自社メディアの強化やアフィリエイト事業の海外展開により、さらなる業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は11,739百万円となっています。流動資産は9,934百万円、固定資産は1,804百万円となっています。一方、負債合計は5,876百万円で、自己資本比率は49.9%と財務基盤も安定しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,728百万円と手元流動性が高く、売掛金及び契約資産が4,046百万円あります。また、無形固定資産が597百万円と、メディア事業への投資が進んでいることがわかります。
負債の部
負債の部では、買掛金が4,963百万円と前期末から大きく増加しています。一方で、有利子負債は0円と、財務の健全性が保たれています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,744百万円と着実に積み上がっており、自己資本比率は49.9%と高水準を維持しています。優良な収益基盤を背景に、財務の健全性が高い企業といえます。
ROAとROE
株式会社インタースペースのROAは2023年度見込みで5.3%、ROEは10.1%と、概ね良好な水準を維持しています。これは、メディア事業を中心に優れた収益性を上げている一方で、株主資本の効率的な活用にも取り組んでいることを示しています。今後も、事業の継続的な成長と株主還元のバランスを取ることが重要と考えられます。
キャッシュフロー
2024年3月期第2四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが455百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは179百万円の支出で、主に無形固定資産の取得に伴うものです。財務活動では、配当金の支払いにより156百万円の支出がありました。全体としては、現金及び現金同等物の四半期末残高は5,728百万円と、手元流動性が確保されています。
配当の支払額
株式会社インタースペースは、2024年3月期第2四半期に1株当たり25円の配当を実施しました。配当性向は62.7%となっています。同社は、株主への利益還元と財務体質の強化を両立させる方針で、今後も安定した配当を続けていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社インタースペースは、「生産性向上と新規プロダクトの開発」「メディアの継続成長と規模拡大」「グローバル展開のさらなる推進」を重点項目として掲げています。特に、自社メディアの「ママスタ」や「4MEEE」などの強化、アフィリエイトサービスの海外展開などに注力し、さらなる成長を目指す方針です。今後も、インターネット広告市場の拡大に伴い、同社の業績は着実に向上していくと期待できます。
編集部のまとめ
株式会社インタースペースは、インターネット広告やメディア運営を展開する企業で、2024年3月期第2四半期は増収増益を達成しました。ママ向けメディアやアフィリエイト事業が好調に推移し、利益率も堅調に推移しています。財務面でも、手元流動性が豊富で、自己資本比率も高水準を維持しており、同社の収益基盤の強さが際立っています。今後も、自社メディアの強化やグローバル展開により、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社インタースペースの決算日や配当についてまとめました。
株式会社インタースペースの決算日は9月30日で、2024年3月期第2四半期決算を2024年5月15日に発表しました。また、同社は1株当たり25円の配当を実施し、配当性向は62.7%となっています。今後も、株主還元と財務基盤の強化のバランスを取りながら、安定した配当を続けていくことが期待されます。