セーラー広告株式会社の第73期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

セーラー広告株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が公開されました。売上高は前年同期比9.3%増の5,251百万円と順調な成長を遂げています。収益は1,398百万円で前年同期比4.1%増と、利益率も改善傾向にあります。
同社は広告事業とヘルスケア事業を展開しており、広告事業は売上高1,374百万円と前年同期比4.1%増の好調ぶりを維持しています。また、徳島・香川地域での新事業「徳島・香川トモニ市場」の好調な立ち上がりも収益に寄与しました。
一方で、販売費及び一般管理費の増加により、営業損失は81百万円と悪化していますが、中長期的にはデジタル領域の拡大や新規事業の創出に取り組んでいる同社の業績は上昇基調にあると期待できるでしょう。

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企業情報

企業名: セーラー広告株式会社
証券コード: E05701
決算期: 3月期

セーラー広告株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

セーラー広告株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われています。 つまり、同社の決算時期は年3回(4月、6月、12月)行われているということになります。

主な事業

セーラー広告株式会社は、主に広告事業とヘルスケア事業を展開しています。広告事業では、各種メディア広告の企画・制作・販売を行っています。また、ヘルスケア事業では、高齢者向け入浴サービスの提供などを行っています。
さらに最近では、徳島・香川地域での物産販売店舗「徳島・香川トモニ市場」の運営にも取り組み、地域活性化にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間における同社の業績は、売上高5,251百万円(前年同期比109.3%増)、収益1,398百万円(同104.1%増)と順調に推移しています。
利益率に関しては、売上総利益率は前年同期比0.6ポイント低下したものの、大型イベントの受注などもあって売上総利益は1,059百万円(同106.0%増)となりました。一方で、販売費及び一般管理費が増加したことから、営業損失は81百万円(前年同期は71百万円の損失)となりました。

売上・利益の推移

売上高は4,803百万円(2022年12月期第3四半期)から5,251百万円(2023年12月期第3四半期)と増加しています。一方、利益面では、営業損失が71百万円(2022年12月期第3四半期)から81百万円(2023年12月期第3四半期)と悪化しています。
これは、提案活動の活発化に伴う営業費用の増加や、新規事業への先行投資などが影響しているものと考えられます。しかし、中長期的には、デジタル領域の拡大や新事業の成長により、収益力の向上が期待できるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は4,362百万円で、前連結会計年度末に比べて145百万円増加しています。
資産の部では、現金及び預金や仕掛品が増加した一方で、受取手形及び売掛金が減少しました。
負債の部では、支払手形及び買掛金の減少があったものの、短期借入金が増加したことから、流動負債が286百万円増加しています。
純資産は1,816百万円と前連結会計年度末に比べ57百万円減少しました。これは主に利益剰余金の減少によるものです。

資産の部

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は4,362百万円で、前連結会計年度末に比べ145百万円増加しています。
流動資産は2,335百万円となり、前連結会計年度末に比べ94百万円増加しています。これは主に、現金及び預金の増加と仕掛品の増加によるものです。
固定資産は2,026百万円となり、前連結会計年度末に比べ50百万円増加しています。この増加の主な要因は、高知県が発行するグリーンボンドへの投資による投資有価証券の増加によるものです。

負債の部

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は2,545百万円となり、前連結会計年度末に比べ201百万円増加しています。
流動負債は1,947百万円となり、前連結会計年度末に比べ286百万円増加しています。これは主に、支払手形及び買掛金の減少があったものの、短期借入金が増加したことによるものです。
固定負債は597百万円となり、前連結会計年度末に比べ84百万円減少しています。これは主に、長期借入金の返済によるものです。

純資産の部

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は1,816百万円となり、前連結会計年度末に比べ57百万円減少しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上と期末配当金の支払いによるものです。

ROAとROE

セーラー広告株式会社のROA(総資産利益率)は前連結会計年度末が4.4%、当第3四半期連結会計期間末は-1.5%と低下しています。
一方でROE(自己資本利益率)は前連結会計年度末が7.3%、当第3四半期連結会計期間末は-3.2%と大幅に悪化しています。
この背景には、営業損失の計上や自己資本の減少などが影響しているものと考えられます。今後はデジタル領域の拡大や新規事業の成果により、収益力を高め、ROA、ROEの向上につなげていくことが重要です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結会計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。
ただし、現金及び預金が前連結会計年度末から115百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが一定程度あったものと推察されます。
今後、同社のキャッシュ・フロー動向にも注目していく必要があるでしょう。

配当の支払額

セーラー広告株式会社は、2023年6月8日に1株当たり5円の期末配当を実施しています。前年同期の1株当たり4円と比べると、1円増配となっています。
この配当は、2023年3月期の業績を反映したもので、今後の業績次第で配当額が変動する可能性があります。株主還元の強化は、同社の重要な経営課題の1つだと考えられます。

今後の展望

セーラー広告株式会社は、デジタル領域の拡大と新規事業の創出に注力しています。特に動画広告やSEO対策などデジタル領域での提案力強化や、徳島・香川トモニ市場の事業化など、中期的な成長につながる取り組みを進めています。
今後は、これらの施策の成果が顕在化していくことで、収益の改善と企業価値の向上につながることが期待されます。株主の皆様におかれましては、引き続きセーラー広告株式会社の動向にご注目ください。

編集部のまとめ

セーラー広告株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高と収益が前年同期を上回る好調な結果となりました。
デジタル領域の強化や新事業への取り組みも進んでおり、中長期的な成長が期待できそうです。一方で、先行投資による費用増加で営業損失となっているものの、今後の収益力向上に期待が高まります。
また、株主還元面でも配当の増額がなされており、株主重視の経営姿勢が感じられます。引き続き、同社の動向に注目していく必要がありますね。

セーラー広告株式会社の決算日や配当についてまとめました。

セーラー広告株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われています。
配当については、2023年6月8日に1株当たり5円の期末配当を実施しており、前年同期比1円の増配となっています。
今後も、収益力の向上と株主還元の強化に期待が高まるでしょう。

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