株式会社アルトナーは、メーカー各社の開発・設計段階にて、高度な技術力を持つエンジニアの派遣事業を行っている企業です。当社は、メーカー各社からの技術開発ニーズの高さから業績が好調に推移しており、今回の四半期決算でも前年同期比6.1%増の2,646,075千円と増収となりました。
企業情報
企業名: 株式会社アルトナー
証券コード: E05717
決算期: 2月1日~1月31日
株式会社アルトナーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アルトナーの決算期は毎年2月1日~1月31日となっています。今回発表された決算は、2024年2月1日~2024年4月30日の第1四半期の決算となります。
主な事業
株式会社アルトナーの主な事業は、メーカー各社における製品開発・設計分野のエンジニア派遣事業です。自動車、精密機器、電子機器、医療機器などの製造メーカーへの技術者派遣と、受託開発業務を手掛けています。自社でエンジニアを育成し、顧客のニーズに合わせた高度な技術力を備えた人材を提供することが同社の強みとなっています。
今期の業績と利益率は?
当四半期の業績は、売上高2,646,075千円(前年同期比6.1%増)、営業利益475,260千円(前年同期比0.6%減)、経常利益476,154千円(前年同期比0.6%減)、四半期純利益330,756千円(前年同期比0.7%減)となりました。利益率は、営業利益率が18.0%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社アルトナーは、メーカー各社からの技術開発ニーズの高さを背景に、過去から安定した増収増益を継続しています。今回発表の第1四半期も、前年同期比6.1%増収と好調な滑り出しとなりました。利益面でも、高い営業利益率を維持しており、今後も堅調な業績推移が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アルトナーの四半期連結貸借対照表は、総資産6,203,014千円、負債1,999,646千円、純資産4,203,367千円となっています。前期末と比較して、総資産は88,927千円の増加、負債は156,713千円の増加、純資産は67,786千円の減少となりました。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金4,109,889千円、売掛金1,367,401千円などです。前期末から現金及び預金が167,721千円減少しているものの、売掛金が126,884千円増加するなど、総資産は増加基調にあります。
負債の部
負債の主な内訳は、未払法人税等228,460千円、賞与引当金405,720千円などです。前期末から未払法人税等が115,009千円減少しましたが、賞与引当金が217,221千円増加したことで、総負債は増加しています。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金238,284千円、利益剰余金3,796,902千円などです。前期末から利益剰余金が67,697千円減少したことで、総純資産は減少しています。
ROAとROE
株式会社アルトナーのROAは7.7%、ROEは7.9%となっています。同社の主力事業である技術者派遣事業は高い収益性を誇るため、ROA、ROEともに良好な水準を維持しています。今後も高い収益性を背景に、株主利益の向上が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるCFが266,617千円のプラス、投資活動によるCFが61,529千円のマイナス、財務活動によるCFが372,809千円のマイナスとなりました。全体として167,721千円の減少となったものの、手元流動性は依然として高い水準を維持しています。
配当の支払額
株式会社アルトナーは、株主への還元を重視しており、安定的な配当政策を実施しています。当期の1株当たり配当額は37.50円で、前期の40.00円から若干減少したものの、高水準の配当を維持しています。今後も継続的な増配が期待できそうです。
今後の展望
株式会社アルトナーは、メーカー各社の技術開発需要の高さを背景に、今後も安定的な業績拡大が期待されます。人材の戦略的な活用や自社の研修体制の強化などにより、高度な技術力を持つエンジニアの供給体制を一層強化していく方針です。今後も堅調な成長が見込まれる同社株に注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
株式会社アルトナーは、メーカー各社の技術開発を支える強力なエンジニア派遣体制を構築しており、過去から高い収益性を維持し続けています。当第1四半期も増収増益を達成し、引き続き堅調な業績を残しています。今後も技術者需要の高まりに応え続けることで、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。同社株は、製造業の技術者派遣事業に注目する投資家にとって、魅力的な銘柄と言えるでしょう。
株式会社アルトナーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アルトナーの決算期は2月1日~1月31日で、今回発表したのは2024年2月1日~4月30日の第1四半期の決算です。同社は安定配当を重視しており、今期の1株当たり配当額は37.50円と、前期の40.00円から若干減少しましたが、依然として高水準の配当を維持しています。今後も技術者需要の高まりを背景に、さらなる業績拡大と株主還元の拡大が期待されます。