アミタホールディングス株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました!売上高は前年同期比5.4%増加と好調に推移しており、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益もそれぞれ前年同期を上回る結果となりました。
アミタホールディングス株式会社は、持続可能な社会の実現を目指す「社会デザイン事業」を主力に展開しており、企業のサステナブル経営支援やサーキュラーエコノミーの推進などに取り組んでいます。
今後も、新たなパートナーシップの構築や事業の拡大などを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させていくことが期待されます。
企業情報
企業名: アミタホールディングス株式会社
証券コード: 21950
決算期: 12月期
アミタホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アミタホールディングス株式会社の決算日は12月31日です。
第1四半期決算では2024年1月1日から3月31日までの結果を発表しており、今回はその第1四半期決算の報告となります。
通期決算は12月期決算で、毎年3月下旬頃に決算短信を発表しています。
主な事業
アミタホールディングス株式会社は、「社会デザイン事業」を主力に展開しています。
具体的には、企業のサステナブル経営を支援する「Cyano Project」、サーキュラーエコノミーの推進を支援する「ダブルゼロ・エミッションサービス」、自治体向けの資源循環ソリューション「MEGURU COMPLEX」の開発や、互助共助コミュニティ型の資源回収ステーション「MEGURU STATION®」の展開など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。
また、海外では主にマレーシアやインドネシアでの産業廃棄物の100%再資源化事業なども展開しています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高が前年同期比5.4%増加の1,126,609千円となりました。
利益面では、営業利益が前年同期比23.2%増の99,907千円、経常利益が42.1%増の122,671千円、親会社株主に帰属する四半期純利益が154.6%増の155,220千円と、いずれも前年同期を上回る結果となりました。
アミタホールディングス株式会社は持続可能な事業モデルの構築に注力しており、その成果がこの好業績につながっていると言えるでしょう。
売上・利益の推移
アミタホールディングス株式会社の売上高は、2023年第1四半期が1,068,416千円、2024年第1四半期が1,126,609千円と、前年同期比で5.4%の増加となりました。
利益面では、営業利益が2023年第1四半期の81,120千円から2024年第1四半期の99,907千円へ23.2%増加し、経常利益も2023年第1四半期の86,338千円から2024年第1四半期の122,671千円へ42.1%増加しています。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は2023年第1四半期の60,961千円から2024年第1四半期の155,220千円へ154.6%も増加しており、収益性の改善が顕著に表れています。
四半期連結貸借対照表について
アミタホールディングス株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は前期末比368,564千円増加の6,544,272千円となっています。
これは主に、流動資産が146,455千円増加、固定資産が222,108千円増加したことによるものです。
一方、負債合計は前期末比287,156千円増加の4,196,660千円となっています。
純資産合計は前期末比81,407千円増加の2,347,611千円となっており、財務基盤は安定しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,984,860千円と前期末比146,455千円増加しています。
これは主に、仕掛品が98,803千円増加したことによるものです。
また、固定資産が2,559,412千円と前期末比222,108千円増加しており、繰延税金資産の増加や有形固定資産の増加が主な要因となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,793,182千円と前期末比157,236千円増加しています。
これは主に、前受金の増加によるものです。
また、固定負債が2,403,478千円と前期末比129,920千円増加しており、長期借入金の増加が主な要因となっています。
純資産の部
純資産の部では、2,347,611千円と前期末比81,407千円増加しています。
これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
アミタホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は2023年12月期が5.1%、2024年3月期第1四半期は年換算で9.5%となっており、着実に改善されています。
また、ROE(自己資本利益率)は2023年12月期が13.8%、2024年3月期第1四半期は年換算で26.4%と、非常に高い水準を維持しています。
これは、企業のサステナブル経営支援やサーキュラーエコノミーの推進などの施策が奏功し、収益性が向上していることが要因と考えられます。
キャッシュフロー
アミタホールディングス株式会社は第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書を開示していませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で改善していると推察されます。
これは、収益性の向上に加え、運転資本の効率化などにより、現金及び現金同等物の残高が前期末比で増加しているためと考えられます。
今後も、事業の成長と財務の健全性維持に向けたキャッシュ・マネジメントに注力していくことが期待されます。
配当の支払額
アミタホールディングス株式会社は、2024年3月期の期末配当金を1株当たり4円と発表しています。
前期の期末配当金が1株当たり3円であったことから、1円増配となっています。
業績の向上に伴い、株主還元の強化を図っていることがうかがえます。
今後も、持続的な成長と株主還元のバランスを取りながら、配当政策を検討していくことが期待されます。
今後の展望
アミタホールディングス株式会社は、「エコシステム社会構想2030」の実現に向けて、企業のサステナブル経営支援やサーキュラーエコノミーの推進など、「社会デザイン事業」の更なる強化に取り組んでいきます。
具体的には、「Cyano Project」や「ダブルゼロ・エミッションサービス」、「MEGURU COMPLEX」「MEGURU STATION®」の展開などを加速し、地域課題の解決にも貢献していく方針です。
また、海外事業の拡大や、新たなパートナーシップの構築などにも注力し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを更に推進していくことが期待されます。
編集部のまとめ
アミタホールディングス株式会社は、「持続可能な社会の実現」を事業の軸とし、企業のサステナブル経営支援やサーキュラーエコノミーの推進など、「社会デザイン事業」に注力しています。
今回の2024年第1四半期決算では、売上高、各利益指標ともに前年同期を大幅に上回る好調な業績となりました。
また、財務基盤も安定しており、配当の増額なども行っていることから、投資家の皆様にとっても魅力的な企業だといえるでしょう。
今後も、事業領域の拡大やパートナーシップの構築などを通じて、持続可能な社会の実現に向けて着実に歩みを進めていくことが期待されます。
アミタホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アミタホールディングス株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期決算は2024年1月1日から3月31日までの業績を発表しています。
配当については、2024年3月期の期末配当金を1株当たり4円と発表しており、前期から1円の増配となっています。
今後も業績の向上に合わせて、株主還元の充実を図っていくことが期待されます。