ウェディング業界大手「アイ・ケイ・ケイホールディングス」の直近の決算報告が注目されています。売上高は10,996百万円と前年同期比10.7%の増収を達成し、営業利益も960百万円と大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社
証券コード: 21980
決算期: 2023年10月31日
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の決算日は10月31日です。決算発表は11月下旬から12月上旬にかけて行われます。
主な事業
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社は、婚礼事業、介護事業、食品事業、フォト事業、結婚仲介事業を展開しています。特に婚礼事業が主力で、全体の売上高の約9割を占めています。ウェディング施設の運営やケーキ、装花などの企画・製造を手がける総合ウェディングサービス企業です。
今期の業績と利益率は?
この第2四半期連結累計期間の業績は順調に推移しています。売上高は10,996百万円と前年同期比10.7%の増収、営業利益は960百万円と大幅な増益となりました。婚礼事業が好調に推移したことが主な要因です。また、経常利益率は8.9%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
最近の業績推移を見ると、売上高は9,937百万円から10,996百万円へと増加しています。また、経常利益も304百万円から973百万円まで大幅に伸びています。ウェディング市場の回復に加え、サービスの拡充や新規店舗の開設などが収益力の向上につながっています。
四半期連結貸借対照表について
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は19,349百万円となっています。前期末と比べ662百万円減少しています。負債も9,847百万円と前期末から114百万円減少しています。一方、純資産は9,501百万円と前期末から548百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,947百万円、有形固定資産が10,921百万円となっています。固定資産が全体の68.4%を占めており、婚礼事業を中心とした店舗展開に投資されていることがわかります。
負債の部
負債の部では、短期借入金がなくなり、長期借入金が3,080百万円となっています。また、買掛金が768百万円と前期末から減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が9,593百万円となっています。一方、自己株式が885百万円と増加しています。これは「信託型従業員持株会インセンティブ・プラン」の再導入によるものです。
ROAとROE
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)は5.0%、ROE(自己資本利益率)は6.6%となっています。前期と比べ、ROAは1.1ポイントの上昇、ROEは1.6ポイントの上昇と、収益性が改善されています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは1,488百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュフローは188百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは1,363百万円の支出となっています。全体では63百万円の減少となり、現金及び現金同等物の残高は4,853百万円です。
配当の支払額
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社は、株主還元の一環として積極的に配当を実施しています。この第2四半期連結累計期間では、1株当たり24円の配当を行っています。
今後の展望
ウェディング業界は人口減少や価値観の多様化により、やや厳しい環境にあります。しかし、アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社はデジタルマーケティングの強化や新規店舗の出店などにより、ウェディング市場での存在感を高めていく方針です。さらなる成長と収益力の向上が期待されます。
編集部のまとめ
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の最新決算は、売上高、営業利益、経常利益などが前年同期比で大幅に増加しており、高い収益性を維持しています。キャッシュフローも健全で、積極的な株主還元も行われています。ウェディング業界の厳しい環境下でも、デジタル化や新規出店などの戦略で着実な業績拡大を遂げている企業と評価できます。今後の更なる成長が期待されます。
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社の決算日は10月31日で、決算発表は11月下旬から12月上旬に行われています。また、同社は株主還元の一環として、この第2四半期連結累計期間では1株当たり24円の配当を実施しています。この配当は同社の業績好調を反映した結果といえるでしょう。