株式会社中村屋の第103期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社中村屋の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。中村屋は日本を代表する菓子・食品メーカーで、アフターコロナの市場動向を見据えて積極的な営業活動を展開しています。売上高は26,401,560千円と前年同期比で5.2%の増収となり、経常損失は131,786千円と前年同期に比べ大幅に改善しました。今期の業績は上向きに推移しています。

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企業情報

企業名: 株式会社中村屋
証券コード: 22040
決算期: 3月末

株式会社中村屋の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社中村屋の決算日は3月31日で、4月から翌年3月までが事業年度となっています。第3四半期決算では2023年12月31日までの業績が発表されています。

主な事業

株式会社中村屋は、菓子事業食品事業を柱とする総合食品メーカーです。菓子事業では主力商品の改良や新商品の開発、食品事業では飲食需要の回復への対応や中食販路への積極的な提案活動に取り組んでいます。また、不動産賃貸事業も展開しており、東京・新宿にある中村屋ビルの賃貸収入が貢献しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が26,401,560千円と前年同期比で5.2%の増収となり、経常損失は131,786千円と大幅に改善しています。売上高は順調に伸びているものの、原材料・エネルギー価格の高騰などの影響から、利益率は厳しい状況が続いています。

売上・利益の推移

株式会社中村屋の売上高は、コロナ禍で落ち込んでいましたが、第3四半期の売上高は前年同期比5.2%増となるなど、回復傾向にあります。一方で利益面では、原材料価格高騰の影響から厳しい状況が続いています。今後の原材料価格の動向や消費者の購買動向が業績に大きな影響を及ぼすことが予想されます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社中村屋の2023年12月期第3四半期末の総資産は、47,587,931千円と前事業年度末比5,107,567千円の増加となりました。主な要因は、売掛金の増加と投資有価証券の増加です。一方、負債は21,569,586千円と4,831,265千円の増加、純資産は26,018,345千円と276,302千円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、売掛金が7,137,536千円と前事業年度末比3,084,561千円の増加、原材料及び貯蔵品が2,815,992千円と1,117,127千円の増加、投資有価証券が5,835,076千円と1,080,624千円の増加となっています。これは売上増加と投資活動の拡大を示しています。

負債の部

負債の部では、長期前受収益が3,523,503千円と3,042,444千円の増加、未払金が1,870,461千円と635,851千円の増加となっています。これは事業拡大に伴う外部からの資金調達の増加を示しています。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金が2,230,979千円と738,987千円の増加となっています。これは投資有価証券の時価評価に伴う評価差額の増加を示しています。一方で、利益剰余金は191,653千円の減少となっています。

ROAとROE

株式会社中村屋のROA(総資産経常利益率)はマイナスとなっていますが、第3四半期決算では大幅に改善しています。一方のROE(自己資本当期純利益率)も同様にマイナスではありますが、減損や固定費の抑制などにより収益性の向上に努めています。今後は、売上高の増加と共に、収益性の改善に注目が集まります。

キャッシュフロー

株式会社中村屋の第3四半期決算では、四半期キャッシュ・フロー計算書の数値が開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローの増加と投資活動によるキャッシュ・フローの減少が予想されます。これは、売上の増加と設備投資の実施を示唆しています。健全な財務体質の維持が課題となっています。

配当の支払額

株式会社中村屋は、1株当たり年間50円の配当を行っています。第3四半期では1株当たり50円の中間配当を実施しました。株主への還元にも注力しつつ、事業拡大のための内部留保の確保にも努めています。

今後の展望

株式会社中村屋は、中期経営計画の達成に向けて、菓子事業や食品事業の競争力強化、不動産事業の収益拡大に取り組んでいます。新商品の投入や生産性の向上など、さまざまな施策を展開しています。また、原材料価格高騰への対策も重要な経営課題であり、販売価格の見直しや調達コストの低減などに取り組んでいきます。株主還元と内部留保のバランスを取りながら、持続的な成長を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社中村屋は、菓子・食品事業を中心に事業を展開する老舗企業ですが、コロナ禍の影響を受けながらも第3四半期決算では着実に業績を回復させています。売上高は前年同期比5.2%増、経常損失も大幅に改善しました。中期経営計画に沿って、商品力の強化や新分野の開拓に取り組んでおり、今後の企業成長が期待されます。一方で原材料価格高騰の影響は重荷となっており、収益性の改善がカギとなっています。株主還元と内部留保のバランスを保ちつつ、企業価値向上に努めていきます。

株式会社中村屋の決算日や配当についてまとめました。

株式会社中村屋の決算日は3月31日で、3月期決算を行っています。また、同社は1株当たり年間50円の配当を実施しており、株主への利益還元にも力を入れています。今後の業績回復と持続的な成長に注目が集まります。

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