こんにちは!日糧製パン株式会社の第90期第3四半期決算について分析してみました。
この会社はパン製造業界で活躍している有名企業ですね。直近の業績は好調で、売上高13,554百万円、経常利益293百万円と、前年同期比で増収増益を達成しています。今後も、安全・安心な製品の安定供給と、経営基盤の強化に注力していくとのことで、期待が高まりますね。
企業情報
企業名: 日糧製パン株式会社
証券コード: 22180
決算期: 3月期
日糧製パン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
日糧製パン株式会社の決算日は3月31日です。
四半期決算の発表スケジュールは、第1四半期(6月30日)、第2四半期(9月30日)、第3四半期(12月31日)、本決算(3月31日)となっています。
主な事業
日糧製パン株式会社は、食パン、菓子パン、和菓子、洋菓子、調理パン・米飯類などの製造・販売を行っている食品関連企業です。
主力ブランドとして「絹艶」、「北の国のベーカリー」、「福かまど」などを展開しており、北海道を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の業績は、売上高13,554百万円(前年同期比103.4%)、営業利益277百万円(同161.9%)、経常利益293百万円(同135.2%)と増収増益となっています。
売上高に対する利益率は、営業利益率2.0%、経常利益率2.2%と、前年同期に比べ改善されています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は17,390百万円から13,554百万円と微減傾向にありますが、経常利益は232百万円から293百万円と増加しています。
需要環境が不透明な中で、経費管理の徹底などにより利益水準を維持し、着実な収益基盤の構築に取り組んでいることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は14,344百万円で、前事業年度末に比べ344百万円増加しています。
これは主に、現金及び預金が225百万円減少した一方で、売掛金が590百万円、原材料及び貯蔵品が81百万円増加したことによるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が4,908百万円で前事業年度末に比べ416百万円増加しました。
一方、固定資産は9,435百万円で71百万円減少しています。有形固定資産や繰延税金資産が減少した一方で、投資有価証券が増加したことが主な要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が5,147百万円で前事業年度末に比べ212百万円増加しました。
支払手形及び買掛金、その他が増加した一方で、賞与引当金や特別調査費用等引当金が減少しています。固定負債は4,080百万円で80百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部は、5,115百万円で前事業年度末に比べ212百万円増加しました。
利益剰余金が155百万円、その他有価証券評価差額金が57百万円増加した結果です。自己資本比率は35.7%となっています。
ROAとROE
ROAは前事業年度の1.7%から当第3四半期累計期間では2.0%と改善しています。
ROEも前事業年度の5.0%から3.6%と低下しているものの、安定した収益性を維持しています。
この背景には、売上高の改善とコスト管理の徹底により、収益性が高まっていることが考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は公表されていませんが、前事業年度では営業活動によるキャッシュ・フローが677百万円のプラスとなっています。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は2,036百万円となっており、安定した財務基盤を維持できています。
配当の支払額
当社は、年間配当金を15円に設定しており、第2四半期末と期末の年2回、1株当たり7.5円ずつ配当を実施しています。
この配当水準は、安定的な収益基盤と財務基盤を背景としたものと考えられ、株主還元にも積極的に取り組んでいると評価できます。
今後の展望
日糧製パン株式会社は、「おいしく、北海道らしく。」の方針の下、感染防止対策の徹底と安全・安心な製品の安定供給に努めており、生産、販売、管理部門での業務見直しにより、経営基盤の強化に取り組んでいます。
また、新製品の開発や販路拡大にも力を入れ、持続的な成長と収益力の向上を目指していくとしています。
編集部のまとめ
日糧製パン株式会社は、北海道を代表する食品メーカーとして、パンや菓子の製造・販売を手掛ける企業です。
直近の決算では、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な業績を収めています。
今後も安全・安心な製品の供給と経営基盤の強化に注力し、持続的な成長を目指していくものと期待されます。
日糧製パン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日糧製パン株式会社の決算日は3月31日で、年2回の配当(7.5円×2回)を実施しています。
直近の決算では、売上高13,554百万円、経常利益293百万円と好業績を収めており、今後も安定した収益基盤を活かしながら、さらなる成長が期待されます。
