福留ハム株式会社の最新決算報告にいらっしゃいませ!売上高は191億円を超え、前年同期から2.2%の増加となっています。経常損失は前年同期の1億13百万円から改善し、1億44百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は3億30百万円と、大幅に増益となりました。
企業情報
企業名: 福留ハム株式会社
証券コード: 22910
決算期: 2023年3月期
福留ハム株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
福留ハム株式会社の決算期は3月31日です。四半期の決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日と年4回行っています。
主な事業
福留ハム株式会社は、ハム、ソーセージ、ベーコン、その他の加工食品の製造・販売を主な事業としています。加工食品事業では、国内の人流とインバウンド消費の回復に伴い、ウインナー群の大袋商品が好調に推移しました。食肉事業では、国産牛肉の交雑牛や内臓系希少部位の販売が堅調に推移しました。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は196億12百万円と、前年同期比で2.2%増加しました。営業損失は1億71百万円と前年同期から改善し、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億30百万円と大幅に増益となりました。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は年々増加傾向にあり、前期は248億95百万円となりました。営業利益は2期連続の赤字ですが、当期第3四半期では改善傾向にあります。親会社株主に帰属する当期純利益は前期が11億94百万円の赤字でしたが、当期第3四半期では3億30百万円の黒字に転じています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は144億26百万円で、前期末に比べ7億19百万円増加しました。流動資産は78億19百万円と、前期末から16億72百万円増加しました。一方、固定資産は66億7百万円と、前期末から9億52百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が増加し、固定資産が減少しています。流動資産の増加は主に、受取手形及び売掛金の増加と現金及び預金の増加によるものです。固定資産の減少は、建物及び構築物、土地、投資有価証券の減少によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が82億69百万円と前期末から8億82百万円増加し、固定負債が36億98百万円と前期末から3億94百万円減少しています。流動負債の増加は主に、支払手形及び買掛金、短期借入金、未払金の増加によるものです。固定負債の減少は主に、長期借入金、役員退職慰労引当金の減少によるものです。
純資産の部
純資産の部は24億58百万円と、前期末から2億31百万円増加しました。これは主に、利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
福留ハム株式会社のROAは前期が-2.5%、当第3四半期は-1.0%と改善傾向にあります。これは、営業損失が縮小したことや、資産効率の改善などが影響しています。一方、ROEは前期が-53.7%、当第3四半期は13.5%と大幅に改善しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加したことが主な要因です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは2億86百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは5億50百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは6億12百万円の収入となっています。全体として現金及び現金同等物は3億48百万円増加しました。
配当の支払額
福留ハム株式会社は過去3年間、配当を行っていません。株主還元策については、業績や財務状況を総合的に勘案しながら、今後検討していくことが課題となっています。
今後の展望
福留ハム株式会社は、原材料費やエネルギーコスト、物流コストの高騰など、厳しい経営環境にありますが、商品の競争力強化、営業力強化による販路拡大、業務の見直しによる収益構造改革に取り組むことで、収益体質の改善を目指しています。今後も、さらなる経営基盤の強化に努めていく方針です。
編集部のまとめ
福留ハム株式会社の決算報告では、売上高は前年同期比増加し、経常損失が縮小、親会社株主に帰属する四半期純利益も大幅に増加するなど、業績は改善傾向にあります。財務状況も健全化が進んでおり、ROAやROEも改善しています。今後は、原価管理の強化や販路拡大など、収益体質改善に向けた取り組みに期待がかかります。
福留ハム株式会社の決算日や配当についてまとめました。
福留ハム株式会社の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日と年4回行っています。過去3年間、同社は配当を行っていませんが、今後の業績や財務状況を踏まえて、株主還元策の検討が課題となっています。