エスフーズ株式会社の2023年11月期第3四半期決算報告が発表されました。売上高は前年同期比6.4%増の3,144億円、営業利益は2.2%減の103億円と、堅調な業績となっています。
企業情報
企業名: エスフーズ株式会社
証券コード: 22920
決算期: 2024年2月期
エスフーズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エスフーズ株式会社の決算日は2月28日です。第3四半期決算は11月30日を基準に行われています。
主な事業
エスフーズ株式会社は食肉事業を中核とする総合食肉企業で、食肉の生産から小売・外食まで一貫して手掛けています。食肉等の製造・卸売事業、食肉等の小売事業、食肉等の外食事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は売上高3,144億円(前年同期比6.4%増)、営業利益103億円(同2.2%減)となりました。食肉事業を中心に堅調に推移しましたが、原材料費やエネルギー価格の高騰が影響し、営業利益は微減となりました。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比6.4%増の3,144億円と過去最高を記録しました。一方で、営業利益は2.2%減の103億円と減益となりましたが、経常利益は0.4%増の119億円と増益を確保しています。親会社株主に帰属する四半期純利益は19.8%増の84億円と、大幅な増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は前期末比240億円増加し、2,288億円となりました。負債は143億円増加し、1,017億円となり、純資産は97億円増加し、1,270億円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,425億円、固定資産が862億円となっています。売上高増加に伴い、売上債権や棚卸資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が662億円、固定負債が355億円となっています。仕入債務や借入金の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が853億円と大きな割合を占めています。自己資本比率は前期末の53.8%から52.2%に低下しました。
ROAとROE
ROAは前期の7.5%から7.1%へ、ROEは前期の10.7%から9.2%へ低下しています。これは、資産と自己資本の増加が営業利益の伸び以上であったためです。今後は、収益性の改善に努めながら、財務体質の強化にも注力していく必要があります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については記載がありませんでした。前期は営業CF 18億円、投資CF △10億円、財務CF △6億円と、概ね良好な資金繰りを維持していると考えられます。
配当の支払額
当社は年2回の配当を実施しており、中間配当は1株当たり42円、期末配当は検討中とのことです。連結配当性向は前期の37.2%から42.1%に上昇しています。今後も安定配当の方針を維持していくと見込まれます。
今後の展望
今後の事業環境は依然として不透明ですが、食肉の生産・調達部門の強化や、新製品の開発、既存店の活性化など、収益力の向上に向けた施策を進めていきます。また、持続可能な経営基盤の構築にも取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
エスフーズ株式会社は食肉の生産から小売・外食まで一貫して手掛ける総合食肉企業です。当第3四半期は、売上高が過去最高を記録するなど、堅調な業績を収めました。一方で、原材料費やエネルギー価格の高騰の影響もあり、利益率は微減となりました。今後は、収益力の向上とともに、持続可能な経営基盤の構築にも注力していく方針です。
エスフーズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エスフーズ株式会社の決算日は2月28日で、第3四半期決算は11月30日を基準に行われています。配当は年2回、中間配当は1株当たり42円を実施しており、期末配当は検討中とのことです。今後も安定配当の方針を維持していくと見込まれます。