株式会社きょくとうの2023年3月期第3四半期決算が発表されました。きょくとうは九州を中心に全国展開するホームクリーニングチェーンです。この四半期の業績をご紹介いたします。
企業情報
企業名: 株式会社きょくとう
証券コード: E05278
決算期: 3月
株式会社きょくとうの決算日・決算時期(スケジュール)は?
きょくとうの決算日は毎年2月28日です。 そして、第3四半期の決算発表は1月12日に行われます。
主な事業
きょくとうは、ホームクリーニングを主力事業としており、福岡を中心に九州エリアを中心に全国に455店舗を展開しています。店舗展開に加えて自社の洗濯工場を持ち、生産性の向上や品質管理にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は40億5,999万円と前年同期比7.3%の増収となりました。 利益面では、営業利益は2億5,827万円と前年同期比182.1%の大幅増益、経常利益は3億1,788万円と前年同期比102.6%の増益、四半期純利益は1億8,831万円と前年同期比73.2%の増益となりました。
売上・利益の推移
きょくとうの業績は、春の衣更え時期に需要が集中する傾向にあります。そのため第1四半期の売上が高くなる季節変動があります。今回の決算では、継続的な店舗改装や新店舗出店による積極的な投資が効果を上げてきており、売上・利益ともに順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
きょくとうの2023年11月30日時点の財政状態を見ると、資産合計は41億600万円と前期末から3億3,270万円増加しています。これは主に投資有価証券の増加によるものです。
資産の部
流動資産は8億1,700万円で、前期末比9,800万円増加しました。固定資産は32億8,900万円と前期末から2億3,460万円増加しています。
負債の部
負債合計は20億1,800万円と前期末から550万円増加しました。流動負債は10億2,900万円、固定負債は9億7,200万円となっています。
純資産の部
純資産合計は21億400万円と前期末から3億2,700万円増加しています。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
きょくとうのROA(総資産利益率)は9.1%、ROE(自己資本利益率)は10.2%となっており、前年同期から大幅に改善しています。これは、収益性の向上と効率的な資産運用により、収益力が高まってきたことが要因です。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は公表されていませんが、前年同期は営業活動によるキャッシュ・フローが2億6,400万円のプラスとなっています。設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、財務活動からのキャッシュ・フローは概ね均衡をとっています。
配当の支払額
きょくとうは、年2回の中間配当と期末配当を行っており、1株当たり配当金は年6円を実施しています。この水準は前年と変わりありません。
今後の展望
きょくとうでは、新規出店や店舗リニューアルなど、積極的な設備投資を行っています。また、春の衣更えシーズンに合わせた販売促進活動の強化にも取り組んでおり、今後の業績拡大が期待されます。コロナ禍での影響も徐々に回復してきており、より攻めの経営に転換しつつあります。
編集部のまとめ
きょくとうの2023年3月期第3四半期の業績は、売上高、各段階の利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。 特に経常利益と四半期純利益は大幅な増益となり、収益力の向上が見られます。 今後も新店舗出店やリニューアルなどの投資を進めながら、販売促進にも力を入れていくことで、更なる成長が期待できそうです。
株式会社きょくとうの決算日や配当についてまとめました。
きょくとうの決算日は毎年2月28日で、第3四半期の決算発表は1月12日に行われています。また、年間の配当金は1株当たり6円と前年と変わらない水準を維持しています。今後も安定した配当政策が続くと期待されます。