ホームクリーニングの大手企業、株式会社きょくとうの決算報告をご紹介します。2024年５月31日を期末とする第46期第１四半期の業績は、売上高が2,034,385千円と前年同期比14.0%の増収、営業利益が504,862千円と18.2%の増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社きょくとう
証券コード: E05278
決算期: 第46期第１四半期(2024年３月１日～2024年５月31日)
株式会社きょくとうの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社きょくとうは、３月１日から翌年２月末日を事業年度としており、第46期第１四半期は2024年３月１日から2024年５月31日までの期間の決算となります。
主な事業
株式会社きょくとうは、ホームクリーニング事業を主力としています。ドライクリーニングやウェットクリーニング、上下水洗いなど、さまざまなクリーニングサービスを全国展開する大手企業です。496店舗のチェーン展開を行っており、お客様の利便性を追求したサービスの提供に力を入れています。
今期の業績と利益率は？
今期の第１四半期は、売上高が2,034,385千円と前年同期比14.0%の増収、営業利益は504,862千円と18.2%の増益となりました。利益率も前年同期と比べ向上しており、経営の効率化が進んでいることがわかります。
売上・利益の推移
過去１年間の売上高は、4,917,343千円、経常利益は531,138千円と堅調な推移となっています。第１四半期は最需要期にあたることから、通常は売上高と利益が高くなる傾向にあります。今期も同様に第１四半期の業績が好調だったことから、通期での更なる業績向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社きょくとうは子会社を持っていないため、四半期連結財務諸表は作成していません。従って、今回の決算報告は単体の四半期財務諸表となっています。
資産の部
資産合計は4,981,686千円となり、前期末比15.1%の増加となりました。流動資産は1,289,984千円、固定資産は3,691,701千円と、いずれも前期末から増加しています。
負債の部
負債合計は2,600,793千円と前期末比17.6%の増加となりました。流動負債が1,455,746千円、固定負債が1,145,046千円と、それぞれ増加しています。
純資産の部
純資産合計は2,380,892千円と前期末比12.6%の増加となりました。利益剰余金が1,328,168千円と着実に積み上がってきています。
ROAとROE
ROAは前年同期比0.5ポイント増加の7.4%、ROEは0.6ポイント増加の15.4%と、ともに改善傾向にあります。これは売上高と利益の増加が寄与しているものと考えられます。企業価値の向上につながる好業績だといえます。
キャッシュフロー
当第１四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは464,449千円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。また、投資活動によるキャッシュ・フローは-102,233千円で、設備投資などに使われています。財務活動によるキャッシュ・フローは-42,732千円となっており、配当金の支払いなどがあったことが要因です。全体として資金繰りは良好に推移しています。
配当の支払額
当期は１株当たり5.50円の期末配当を実施しました。前期実績の8.50円より減少しているものの、安定的な配当を維持しています。利益水準に応じた適切な配当政策が継続されている企業だと言えるでしょう。
今後の展望
株式会社きょくとうは、お客様の利便性を高める新サービスの展開や、店舗網の拡大などに積極的に取り組んでいきます。24時間受け渡し機の導入や、店舗リニューアルなど、顧客ニーズに合わせた戦略を展開中です。また、資本効率の向上にも努め、企業価値の向上を目指しています。ホームクリーニング業界をリードする同社の今後の動向が注目されます。
編集部のまとめ
株式会社きょくとうは、ホームクリーニング業界の大手企業として堅調な業績を維持しています。第１四半期の売上高と利益が伸長したことから、通期でも好業績が期待されます。新サービスの導入や設備投資、販促活動など、顧客ニーズに合わせた施策を着実に実行しており、企業価値の向上に取り組んでいます。株主還元も安定的に行われており、株式投資家にとっても魅力的な企業といえるでしょう。
株式会社きょくとうの決算日や配当についてまとめました。
株式会社きょくとうの決算期は３月１日～翌年２月末日で、第46期第１四半期の決算は2024年３月１日～2024年５月31日の期間です。配当については、１株当たり5.50円の期末配当を実施しました。株主還元の強化に向けて、今後も安定的な配当が期待できる企業だといえます。
