ここに、決算報告を参考にしながら、株式会社CSSホールディングスの企業情報やこの決算の分析内容をポジティブな文体で分かりやすくまとめたブログ記事を記載します。
株式会社CSSホールディングスの新型コロナ禍からの本格的な回復が明らかに。売上高4,205百万円、営業利益133百万円と、前年同期比で大幅な増収増益。スチュワード事業やフードサービス事業が好調に推移し、収益力の向上に貢献しています。今後も業績改善が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社CSSホールディングス
証券コード: E05288
決算期: 2023年9月期
株式会社CSSホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社CSSホールディングスの決算期は9月末です。2023年9月期の決算発表は2024年2月14日に行われました。
主な事業
株式会社CSSホールディングスは、ホテルやレストラン、テーマパークなどの業態に対して、食器洗浄、厨房管理、清掃業務、宿泊清掃等のハウスキーピングサービスを提供するスチュワード事業を中心に、従業員食堂やホテル内レストランの運営を手がけるフードサービス事業、映像・音響・セキュリティー設備の設計・施工などを手がける空間プロデュース事業の3つの事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間(2023年10月1日~2023年12月31日)の業績は、売上高4,205百万円、営業利益133百万円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。スチュワード事業やフードサービス事業の好調な推移が収益の改善に貢献しています。また、営業利益率は3.2%とコロナ禍前の水準に近づきつつあります。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は14,832百万円(前期)から4,205百万円(当期第1四半期)に、営業利益は41百万円(前期)から133百万円(当期第1四半期)に改善しています。新型コロナウイルス感染症の影響から回復基調にあり、特にスチュワード事業とフードサービス事業の業績が好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の四半期連結貸借対照表では、総資産6,033百万円、負債3,644百万円、純資産2,389百万円となっています。前期末と比べ、現金及び預金や売掛金が増加し、資産が増加しています。一方で借入金が増加したことで負債が増加していますが、純資産も増加しており、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
資産は、前期末と比べ333百万円増加し、6,033百万円となりました。この増加の主な要因は、現金及び預金の107百万円増加、売掛金の69百万円増加、商品及び製品の198百万円増加などによるものです。当社グループの事業が回復基調にあることで、資産が着実に積み上がっています。
負債の部
負債は、前期末と比べ289百万円増加し、3,644百万円となりました。この増加の主な要因は、短期借入金の400百万円増加、未払金の93百万円増加などによるものです。借入金の増加で資金調達を行っているものの、収益改善に伴い、負債の管理も適切に行われています。
純資産の部
純資産は、前期末と比べ43百万円増加し、2,389百万円となりました。利益剰余金の増加などにより、着実に資本が蓄積されています。今後の事業展開に向けた資金確保がなされています。
ROAとROE
当第1四半期のROA(総資産利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は4.4%となっています。前期末と比べROAは0.2ポイント、ROEは1.6ポイントの改善となりました。収益性の向上と効率的な資産運営により、収益力が高まってきていることが分かります。今後は更なる向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期の営業キャッシュ・フローは286百万円の収入となっています。前年同期比で242百万円の増加です。営業活動による収支が改善しているため、手元流動性が高まっています。一方で、投資キャッシュ・フローは43百万円の支出となっており、これらを合算したフリーキャッシュ・フローは243百万円の収入となりました。今後の事業成長に向けた投資余力があるといえます。
配当の支払額
当期の配当は、1株当たり10円の配当を実施しました。前期の15円から減少していますが、企業の成長投資にも力を入れていることが分かります。株主還元と成長投資のバランスを取りつつ、中長期的な企業価値の向上に努めています。
今後の展望
株式会社CSSホールディングスは、「Value Innovation 2024」と銘打った3ヵ年の中期経営計画に取り組んでいます。当期は計画最終年度にあたり、売上高162億円、親会社株主に帰属する当期純利益2.7億円、ROE10%以上を目標に掲げています。当第1四半期はこの目標に向けて順調なスタートを切れたと評価できます。今後も、コロナ禍からの回復と新たな価値創造に期待が高まります。
編集部のまとめ
株式会社CSSホールディングスは、コロナ禍からの本格的な回復基調にあり、主力事業の業績が大幅に改善しています。今後も中期経営計画の達成に向けて、収益力の向上とグループシナジーの発揮に取り組んでいく方針です。注目度の高い企業の一つといえるでしょう。
株式会社CSSホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社CSSホールディングスの決算期は9月末で、2023年9月期の決算発表は2024年2月14日に行われました。配当は前期から減少し1株当たり10円となっていますが、中長期的な企業価値向上に向けた成長投資にも力を入れています。今後の業績に期待が高まる企業だといえるでしょう。