株式会社東北新社の第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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東北新社の2023年第3四半期決算をご紹介します。この企業は広告制作や動画配信、プロパティ関連などを手がけている、日本有数のコンテンツ制作会社です。主要事業の業績や、資産・負債の状況、今後の展望について、分かりやすく解説していきます。

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企業情報

企業名: 株式会社東北新社
証券コード: E05307
決算期: 3月期

株式会社東北新社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東北新社は、3月31日を決算日としています。株主総会は通常6月下旬に開催されています。第3四半期決算(2023年12月期)の決算発表は、2024年2月9日に行われました。

主な事業

東北新社は、広告プロダクション、コンテンツプロダクション、メディア、プロパティ、物販の5つの事業を展開しています。主力は、テレビCMやプロモーション映像などを制作する広告プロダクション事業と、ドラマや映画、ゲームなどを制作するコンテンツプロダクション事業です。また、自社の衛星放送チャンネルを運営するメディア事業や、ライツ管理事業なども手掛けています。

今期の業績と利益率は?

2023年第3四半期の業績は、売上高が36,537百万円、前年同期に比べ4.6%減となりました。利益面では、営業利益が1,446百万円、前年同期比43.8%減となりました。一方で、特別利益として関係会社株式売却益を計上したことで、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,709百万円とほぼ前年並みの水準を確保できています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2023年3月期が55,922百万円、2022年3月期が54,993百万円、2021年3月期が48,110百万円と、緩やかな回復基調にあります。一方で、利益面では、2023年3月期の経常利益が4,820百万円と過去最高を記録しましたが、2023年第3四半期は965百万円と減益となりました。

四半期連結貸借対照表について

東北新社の2023年12月末時点の資産総額は98,385百万円、負債総額は18,422百万円、純資産は79,962百万円となっています。前期末から1,236百万円資産が増加し、778百万円負債が減少、2,015百万円純資産が増加するなど、財務体質は良好に推移しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が42,720百万円と大幅に増加しています。一方、受取手形、売掛金及び契約資産が9,404百万円と減少しており、営業活動の変動を反映しています。また、仕掛品が5,391百万円と増加しているのは、今後の売上に向けた制作進行中の仕掛品の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、買掛金が8,322百万円と減少しています。また、退職給付に係る負債が1,409百万円と減少傾向にあります。全体としては、有利子負債も含めた負債総額が18,422百万円と前期末比で778百万円減少しており、財務体質の強化が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が69,325百万円と増加しており、自己資本比率も80.4%と高水準を維持しています。これらから、東北新社は健全な財務基盤を保っていると評価できます。

ROAとROE

東北新社の2023年3月期のROAは5.0%、ROEは4.0%となっています。これらは過去3年では最高水準に達しており、収益性と資本効率の改善が進んでいると言えます。一方で、2023年第3四半期では経常利益が大幅に減少したため、ROAとROEも低下する可能性があります。今後の事業環境回復次第で、再び収益性の向上が期待されます。

キャッシュフロー

東北新社の2023年第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,235百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが1,614百万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローが738百万円の減少となっています。全体として5,136百万円の現金及び現金同等物の増加となり、手元流動性が高まりました。

配当の支払額

東北新社は、これまで安定した配当を行ってきました。2023年3月期の年間配当金は1株当たり19円、直近の第3四半期決算発表時には、2024年3月期の年間配当予想を1株当たり19円と据え置きました。配当性向は2023年3月期で27.3%と株主還元を重視した経営を行っています。

今後の展望

東北新社は、経済環境の不確実性が高まる中で、将来の成長に向けた取り組みを進めています。コンテンツ制作の収益力強化や、映像配信事業などのデジタル領域での事業拡大、新たな収益源の獲得など、多角的な施策を通じて、持続的な成長の実現を目指しています。今後の経営戦略の展開に注目が集まります。

編集部のまとめ

東北新社は、広告制作やコンテンツ制作など、日本の映像・エンターテインメント業界を牽引する企業です。第3四半期は減収減益となりましたが、資産効率の改善や安定的な配当の実施など、企業価値の向上に取り組んでいます。今後の事業環境の変化に対応しつつ、新たな成長機会を捉えていく動きに注目が集まりそうです。

株式会社東北新社の決算日や配当についてまとめました。

東北新社は、3月31日を決算日としており、通常6月下旬に株主総会を開催しています。また、同社は長年にわたり安定した配当を実施しており、2024年3月期の年間配当予想も1株当たり19円を維持する方針です。健全な財務基盤と株主還元への取り組みが評価できる企業といえるでしょう。

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