株式会社イオレは、インターネットを活用したサービスを展開する企業です。主力事業である『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『新規事業』を中心に、さまざまな顧客ニーズに応える取り組みを行っています。
今期の業績では、売上高が2,827,274千円と大幅に増加しましたが、利益率は4.2%にとどまりました。これは事業の成長と収益性改善のための先行投資を実施したためです。
株式会社イオレは今後も、データとテクノロジーを活かしたサービス展開に注力し、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社イオレ
証券コード: 23340
決算期: 3月
株式会社イオレの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社イオレの決算日は3月31日です。第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。
主な事業
株式会社イオレは、インターネットを活用したサービスを展開する企業です。主力事業として、『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『新規事業』に取り組んでいます。
『コミュニケーションデータ事業』では、『らくらく連絡網』、『pinpoint』などのサービスを展開し、データとテクノロジーを組み合わせた収益モデルを構築しています。
『HRデータ事業』では、求人広告分野における同社のノウハウとテクノロジーを活かした『求人検索エンジン』、『HR Ads Platform』、『ジョブオレ』などのサービスを提供しています。
さらに、『休日いぬ部』、『perrole』、『Web3事業』などの新規事業にも取り組み、データ基盤の拡充を目指しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が2,827,274千円と前年同期比で33.0%の大幅な増加となりました。一方で、営業利益は4,771千円の損失となり、経常利益も6,201千円の損失となっています。
利益率については、売上高営業利益率が-0.17%、売上高経常利益率が-0.22%と、まだ改善の余地があるものの、事業の成長と収益性向上のための先行投資を実施したことが影響しています。
売上・利益の推移
当社の売上高は近年大幅な伸びを示しており、前年同期比33.0%増の2,827,274千円となりました。しかし、利益面では第3四半期累計期間で営業損失4,771千円、経常損失6,201千円となっています。
これは、事業の成長と収益性改善のための先行投資を積極的に行ったことが影響しています。今後は、これらの投資効果が発現し、売上高の伸びに合わせて利益率の改善も期待できると考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社イオレの四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
当第3四半期会計期間末の総資産は1,255,434千円となり、前事業年度末より193,828千円(13.4%)減少しました。これは主に、売掛金が254,864千円減少したことによるものです。一方で、ソフトウエア仮勘定が112,418千円増加しています。
負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は501,031千円となり、前事業年度末より256,646千円(33.9%)減少しました。これは主に、買掛金が245,440千円減少したことによるものです。
純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産は754,403千円となり、前事業年度末より62,818千円(9.1%)増加しました。これは主に、資本金が38,028千円増加、資本準備金が38,028千円増加したことによるものです。
ROAとROE
株式会社イオレのROAはまだ低水準ですが、ROEは59.8%と高い水準を維持しています。
ROAが低いのは、成長投資による資産の増加などが影響しているものの、ROEが高い水準にあるのは、借入金などの有利子負債が少なく、自己資本比率が59.8%と健全な財務体質を維持しているためです。
今後は、成長投資の効果によりROAの改善が期待でき、さらなる収益力向上によりROEの向上も見込めると考えられます。
キャッシュフロー
株式会社イオレのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが52,088千円のマイナスとなっています。これは主に売掛金の減少などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは101,808千円のマイナスとなっており、ソフトウエア仮勘定への投資などが影響しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは0円で、借入金の返済や配当金の支払いはありませんでした。
全体としては、現金及び現金同等物が154,280千円減少し、366,094千円となっています。
配当の支払額
株式会社イオレは、現時点では配当を行っていません。成長投資に備えて内部留保の充実を優先しているため、配当は実施していません。
今後は、事業の成長と収益性の改善に伴い、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社イオレは、『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『新規事業』の3つの事業を中心に成長を目指しています。
特に『HRデータ事業』では、求人広告分野における同社の強みを活かし、『HR Ads Platform』などの事業拡大に注力しています。また、『Web3事業』などの新規事業にも取り組むなど、持続的な成長に向けた取り組みを進めています。
今後は、これらの施策の効果が発現し、売上高の伸びに合わせて利益率の改善も期待できると考えられます。
編集部のまとめ
株式会社イオレは、インターネットメディア関連事業を中心に成長を続けている企業です。特に『HRデータ事業』では、同社の強みを活かした事業拡大に注力しており、今後の業績改善が期待されます。
一方で、第3四半期の業績では営業損失や経常損失となっており、収益性の改善には課題が残されています。しかし、同社は財務基盤が安定しており、今後の投資効果による業績回復が期待できるため、中長期的な成長が期待できると考えられます。
株式会社イオレの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イオレの決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。
また、同社は現時点では配当を行っておらず、内部留保の充実を優先しています。今後は、事業の成長と収益性の改善に伴い、株主還元策の検討が期待されます。
