いちご株式会社の第24期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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いちご株式会社の2023年9月期の決算報告がいよいよリリースされました!売上高38,419百万円経常利益5,803百万円と前年同期比で減少したものの、収益面では底堅い伸びを示しています。これは主力事業の「アセットマネジメント」「心築」「クリーンエネルギー」が順調に推移したことによるものです。今期は新型コロナの影響を踏まえつつ、企業の持続的成長に向けて着実に前進している様子が感じられます。

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企業情報

企業名: いちご株式会社
証券コード: E05314
決算期: 2月末日

いちご株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

いちご株式会社の決算日は毎年2月末日です。そのため、本四半期決算報告は2023年9月末時点での決算結果となります。決算発表時期は例年4月と1月で行われており、今回はその3回目の四半期決算となります。

主な事業

いちご株式会社は「サステナブルインフラ企業」として、3つの主力事業を展開しています。1つ目が「アセットマネジメント事業」で、REIT運用などの資産運用を手掛けています。2つ目が「心築(しんちく)事業」で、保有不動産の価値向上に取り組んでいます。そして3つ目が「クリーンエネルギー事業」で、再生可能エネルギー発電所の開発・運営を行っています。これらの事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。

今期の業績と利益率は?

今期の決算では、売上高38,419百万円経常利益5,803百万円と前年同期比で減少しましたが、その一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,590百万円と大幅に増加しました。これは主に、子会社の売却によるプラスの影響がありました。利益率についても、営業利益率20.7%、経常利益率15.1%、当期純利益率24.9%と、いずれも高水準を維持しています。

売上・利益の推移

いちご株式会社の売上高は、2022年2月期で68,093百万円、2023年2月期で52,797百万円と減少傾向にありますが、これは主に販売用不動産の売却時期の変動によるものです。一方、利益面では、営業利益が2022年2月期10,848百万円、2023年2月期9,111百万円と減少しつつも、高い水準を維持しています。今後はサービス収益の拡大などにより、安定した成長が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

いちご株式会社の2023年11月末時点の四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計が365,299百万円、負債合計は248,167百万円、純資産合計は117,132百万円となっています。前期末と比べ、資産は26,679百万円増加、負債は23,940百万円増加、純資産は2,739百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、販売用不動産が99,856百万円と大きく増加しています。これは、不動産取得が先行していることから、販売用不動産が増加したものと考えられます。一方で、定期預金等の現金及び預金が50,488百万円と、前期末から9,952百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、長期借入金が161,643百万円と大きな割合を占めています。これは、不動産取得資金の調達によるものです。短期借入金も4,626百万円と前期末から増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が88,476百万円と着実に積み上がっています。一方で、自己株式が19,977百万円と増加しており、第2四半期に自社株買いを行ったことが要因です。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は2023年11月末時点で1.6%、ROE(自己資本利益率)は8.2%となっています。前年同期と比べてROAはやや低下しているものの、ROEは改善しています。これは、利益が増加傾向にあることに加え、自己株式の取得により自己資本が減少したことで、ROE指標が上昇したものと考えられます。今後も、収益力の強化とバランスシートの最適化により、両指標の向上が期待できそうです。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス11,034百万円となっています。これは主に、販売用不動産の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2,608百万円のプラスとなっており、子会社株式の売却などの要因で資金が増加しています。財務活動では、長期借入れによる資金調達などでプラス19,385百万円となっています。この結果、現金及び現金同等物は前期末比10,057百万円増加の50,371百万円となりました。

配当の支払額

いちご株式会社は、株主還元として配当を行っています。2023年2月期の年間配当金は8.00円/株となり、第3四半期累計では3,627百万円の配当を実施しています。今後も、企業価値向上と株主還元のバランスを取りながら、配当政策を進めていくことが期待されます。

今後の展望

いちご株式会社は、「サステナブルインフラ企業」として、不動産や再生可能エネルギーなどのインフラ事業を展開しています。足元では新型コロナの影響から回復基調にあり、主力事業を中心に好調な業績を維持しています。今後は、ホテル需要の回復やREIT事業の成長、クリーンエネルギー事業の拡大など、収益基盤のさらなる強化が期待されます。また、ESG経営の推進や新規事業の開発など、持続可能な成長への取り組みにも注目が集まっています。

編集部のまとめ

いちご株式会社の2023年9月期決算は、概して良好な結果となりました。主力事業が軒並み好調に推移し、収益力の強さが際立っています。また、財務基盤の安定性も高く、今後の成長戦略を着実に実行できる環境が整っているといえるでしょう。引き続き、不動産やエネルギー分野でのさらなる事業展開を期待したいと思います。

いちご株式会社の決算日や配当についてまとめました。

いちご株式会社の決算日は毎年2月末日で、今回の四半期決算は2023年9月末時点の数値となります。配当については、2023年2月期の年間配当金は1株当たり8.00円と、前期から増加しています。今後も、株主還元と企業価値向上のバランスを取りながら、安定的な配当を実施していくことが期待されます。

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