平安レイサービス株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が公開されました。冠婚事業や葬祭事業、互助会事業などを手掛ける同社は、増収増益となり好調な業績を維持しています。今期も売上高と営業利益が前年同期比で増加するなど、コロナ禍からの着実な回復を示しています。特に葬祭事業では新店舗の開設などで業績が伸びており、全体として順調に推移しています。
企業情報
企業名: 平安レイサービス株式会社
証券コード: 23440
決算期: 3月期
平安レイサービス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
平安レイサービス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日で、2024年2月14日に四半期報告書を提出しています。
主な事業
平安レイサービス株式会社は、冠婚葬祭事業を中心に事業を展開しています。葬儀や花、写真撮影など冠婚事業や、葬祭事業、互助会事業といった葬祭に関連したサービスを提供しています。介護事業にも進出しており、高齢者向け施設の運営なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高7,324百万円、営業利益1,100百万円と前年同期比でそれぞれ4.9%増、16.1%増と好調な結果となりました。経常利益は1,198百万円で13.8%の増加です。利益率も高く、経常利益率は16.4%と非常に健全な水準になっています。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年来ほぼ横ばいで推移しています。一方で、営業利益は年々増加傾向にあり、第3四半期累計では前年同期比16.1%増と好調な業績を維持できています。特に葬祭事業が好調で、新店舗の開設などが寄与しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が33,534百万円となっています。前期末比では397百万円減少しています。一方、負債合計は13,026百万円で、前期末比では619百万円減少しています。純資産は20,507百万円と、前期末比221百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が8,038百万円と前期末より624百万円減少しています。一方で、有形固定資産が16,505百万円と555百万円増加しており、葬祭新店舗の開設などが寄与しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等の減少などから、流動負債が376百万円減少しました。また、前払式特定取引前受金が11,531百万円と243百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が17,060百万円と増加しており、自己資本比率は61.2%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは3.6%、ROEは4.2%となっています。ROAは前期末とほぼ横ばいですが、ROEは前期末の4.8%から低下しています。これは利益が増加したものの、株主資本が増加したことによるものと考えられます。引き続き高い収益性を維持しており、財務健全性も高い水準にあるといえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,168百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが648百万円の支出となり、全体としては624百万円の減少となりました。これは主に有形固定資産の取得などによるものです。
配当の支払額
当期の配当金は、中間配当として1株当たり14円、期末配当として1株当たり15円の合計29円を予定しています。前期比では1円増配となっており、株主還元も強化されています。
今後の展望
同社は今後も葬祭事業を中心に業容拡大を目指しています。新店舗の開設や、生前相談などのコンサルティングの強化などにより、顧客基盤の拡大を図っていきます。また、介護事業でも収益力の向上に取り組むことで、全体としての業績拡大を目指しています。引き続き安定的な成長と高収益体質の維持に期待が高まっています。
編集部のまとめ
平安レイサービス株式会社は、冠婚事業や葬祭事業を中心に堅調な業績を維持しています。特に葬祭事業が好調で、新店舗の開設などが収益に大きく貢献しています。売上高、営業利益、経常利益ともに前年同期比で増加しており、コロナ禍からの回復が着実に進んでいると評価できます。財務体質も健全で、ROAやROEも高水準を維持しており、今後の更なる成長が期待されます。
平安レイサービス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
平安レイサービス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日となっています。配当金は中間配当1株当たり14円、期末配当1株当たり15円の合計29円を予定しており、前期比で1円の増配となっています。決算内容も好調で、今後の更なる成長が期待されます。