株式会社メディネットの決算がついに発表されました!この企業は再生医療や細胞加工などの最先端の医療分野で事業を展開しており、今回の決算では収益の改善と研究開発投資の積極化が特徴的ですね。エキサイティングな業界で挑戦し続けている同社の今後の活躍に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 株式会社メディネット
証券コード: E05351
決算期: 2024年9月期
株式会社メディネットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社メディネットの決算期は9月末日で、四半期決算は12月、3月、6月、9月末に行われます。第2四半期の決算は2024年5月14日に発表されました。
主な事業
株式会社メディネットは、再生医療等製品の研究開発と細胞加工業の2つの事業を展開しています。再生医療等製品の開発では、自家細胞培養軟骨「MDNT-01」などの有望な製品パイプラインを持っています。一方、細胞加工業では特定細胞加工物の製造受託や、CDMO(医薬品の受託製造)事業などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今回の決算では、売上高は399.7百万円と前年同期比14.4%増加しました。利益面では、営業損失が658.8百万円、経常損失が632.5百万円、四半期純損失が634.2百万円となっています。売上の増加は好調な細胞加工業セグメントが寄与しましたが、再生医療等製品事業の研究開発費が重荷となっています。
売上・利益の推移
過去2期の売上高は、前年同期の349.4百万円から当期は399.7百万円に14.4%増加しました。一方、利益は経常損失が前年の669.7百万円から632.5百万円に改善しているものの、依然として赤字が続いています。積極的な研究開発投資により短期的には利益確保が難しい状況です。
四半期連結貸借対照表について
同社の財政状態を示す四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比466百万円増加の6,100.3百万円となりました。現金・預金が増加した一方で、有形固定資産が減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比504.9百万円増加の4,901.3百万円となり、手元流動性が高まっています。一方で、建物や仕掛品などが減少しており、設備投資や研究開発が抑制傾向にあるようです。
負債の部
負債合計は前期末比57.2百万円減少の533.0百万円と、借入金などの外部資金調達は抑えられています。流動負債のうち前受金が減少しています。
純資産の部
純資産は前期末比523.3百万円増加の5,567.2百万円となり、自己資本比率が91.2%と非常に健全な水準を維持しています。資本金と資本剰余金が増加しています。
ROAとROE
ROAとROEについては、赤字が続いているため当期は算出していません。ただし、保有資産に対する収益性が低いことが明らかです。今後は再生医療等製品の実用化により収益力の改善が期待されています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス573.4百万円と大きな資金流出となっています。一方、財務活動によるキャッシュ・フローでは1,095.8百万円の資金調達を行っており、手元流動性の確保に努めています。
配当の支払額
同社は、現在のところ配当を行っていません。再生医療等製品の開発投資に経営資源を集中させるため、配当は行わず内部留保を活用する方針です。
今後の展望
今後の事業展開では、再生医療等製品の早期実用化と細胞加工業の収益力強化に注力していく方針です。特に自家細胞培養軟骨「MDNT-01」の国内外での開発加速が期待されます。また、細胞加工業においても、受託事業の拡大により収益改善を図っていきます。
編集部のまとめ
株式会社メディネットは、再生医療と細胞加工の2つの事業を通じて最先端の医療分野に挑戦し続けています。今回の決算では、細胞加工業の売上増加が好調でしたが、再生医療等製品の研究開発費が重荷となっており、短期的には赤字が続く見通しです。しかし、有望な製品パイプラインを持っており、中長期的には収益改善が期待できる企業だと言えるでしょう。引き続き、同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社メディネットの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は9月末日で、四半期決算は12月、3月、6月、9月末に行われます。直近の第2四半期決算は2024年5月14日に発表されました。現時点では配当は行っておらず、内部留保を活用して再生医療等製品の開発投資に注力する方針です。今後の事業展開と業績の推移に期待がかかっています。