ギグワークス株式会社は、ギグ・エコノミーのプラットフォーマーとして注目を集めています。新しい働き方を提供し続けており、2023年度第1四半期も前年同期比で増益を果たしました。企業のDX化やテクノロジーの活用で、業績は好調に推移しています。また、連結子会社の株式一部売却や新規事業の立ち上げなど、将来に向けた戦略的な取り組みも行っています。この決算報告から、ギグワークス株式会社は着実に成長を遂げ、今後の展開にも期待がかかっていることがわかります。
企業情報
企業名: ギグワークス株式会社
証券コード: 23750
決算期: 2023年10月31日
ギグワークス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ギグワークス株式会社の決算期は10月31日で、毎年11月1日から次年度の決算期に向けた新年度がスタートします。
主な事業
ギグワークス株式会社は、ギグ・エコノミーのプラットフォームを提供する企業です。フィールドサービスやコンタクトセンターの運営、総合通販事業、システム開発などを手掛けています。特に、ギグワーカーを活用したオンデマンドサービスや、写真を撮って収入を得られるアプリ「SNPIT」など、新しい働き方を可能にするサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は？
2023年度第1四半期の売上高は64億8百万円で、前年同期比では減収となりました。一方で、営業利益は1億1百万円と大幅に増益となり、経常利益も99百万円と高い水準になりました。利益率の向上が図れた点が特に良好な結果と言えます。
売上・利益の推移
ギグワークス株式会社は、2020年代に入ってから着実に業績を伸ばしています。2023年度第1四半期は売上高が前年同期比で減少しましたが、利益面では大幅な改善が見られました。今後さらなる成長が期待できる企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
ギグワークス株式会社の2023年度第1四半期末の連結貸借対照表では、資産合計が89億11百万円、負債合計が57億36百万円、純資産合計が31億75百万円となっています。前期末から資産、負債、純資産のいずれも減少傾向にありますが、健全な財務状況を維持できています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が減少しているものの、受取手形及び売掛金が増加するなど、流動資産全体としては安定的に推移しています。固定資産も減少傾向にあり、全体として資産が減少していますが、投資も行っているため、企業の成長に向けた基盤は整っているといえます。
負債の部
負債の部では、短期借入金や賞与引当金などが減少しており、有利子負債も減少傾向にあります。一方で、買掛金は増加するなど、必要な運転資金は確保できています。全体として、確実に負債削減を進めていることがわかります。
純資産の部
純資産の部では、資本金や利益剰余金が堅調に推移しており、自己資本比率も34.3%と健全な水準を保っています。株式譲渡による資本剰余金の増加など、企業価値を高める施策も行われています。
ROAとROE
ギグワークス株式会社のROAは1.1%、ROEは1.0%となっています。前期に比べて改善傾向にありますが、まだ低水準です。今後さらなる収益力の向上と資産効率の改善に取り組むことが期待されます。
キャッシュフロー
2023年度第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・イン・フローが減少し、投資活動によるキャッシュ・アウト・フローも増加しています。一方で、財務活動によるキャッシュ・アウト・フローは減少しています。全体として、一時的な資金繰りに課題が見られるものの、中長期的な視点では安定的な財務基盤を維持できると考えられます。
配当の支払額
ギグワークス株式会社は、2023年12月に4円の期末配当を行っています。前期から1円減配となっていますが、安定的な配当の支払いを継続しています。今後も株主還元に努めていく方針のようです。
今後の展望
ギグワークス株式会社は、新たな事業領域への進出や子会社の一部株式売却など、積極的な事業ポートフォリオの再構築を進めています。また、プレミアム会員制度の導入や受託開発の強化など、収益力の向上にも取り組んでいます。今後さらなる成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
ギグワークス株式会社は、新しい働き方を提案する企業として注目を集めています。2023年度第1四半期の決算では、利益率の大幅な改善や財務体質の強化など、順調に成長を遂げていることがわかりました。今後も新事業の拡大や収益力の向上に取り組み、さらなる飛躍が期待されます。
ギグワークス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ギグワークス株式会社の決算期は10月31日で、毎年11月1日から次年度の決算期に向けた新年度がスタートしています。また、2023年12月には4円の期末配当を行っています。株主還元に積極的な企業といえるでしょう。
