株式会社サイネックスの決算報告が公開されました!業績は順調に推移し、売上・利益ともに増加しているようですね。
企業情報
企業名: 株式会社 サイネックス
証券コード: 23760
決算期: 令和5年3月31日
株式会社 サイネックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サイネックスの決算日は3月31日です。つまり、毎年3月に決算を行っていることがわかります。
主な事業
株式会社サイネックスは、メディア事業、ICT事業、ロジスティクス事業、ヘルスケア事業、投資事業の5つの事業を展開しています。
主力事業は、行政情報誌『わが街事典』の発行やデジタルサイネージ『わが街NAVI』の設置などを行うメディア事業です。
地方自治体や地域事業者とのパートナーシップを築き、様々なソリューションを提供することで、地域社会への貢献を目指しています。
今期の業績と利益率は?
この決算期の業績は好調で、売上高は前年同期比8.5%増の111億68百万円、営業利益は前年同期比82.9%増の2億4百万円と大幅な増益となりました。
特にメディア事業の行政情報誌『わが街事典』の発行やデジタルサイネージ『わが街NAVI』の設置が順調に推移したことが主な要因です。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、利益も徐々に上昇してきていることがわかります。
特に当期は営業利益が大幅に増加し、経常利益も前年同期比28.2%増と好調な結果となっています。
今後も持続的な成長が期待できそうですね。
四半期連結貸借対照表について
株式会社サイネックスの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は144億12百万円、負債は67億90百万円、純資産は76億22百万円となっています。
総資産は前期末比わずかに減少しましたが、自己資本比率は52.9%と高水準を維持しており、財務基盤は健全と言えます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が減少した一方、投資有価証券が増加しています。
固定資産では、土地など有形固定資産が安定して推移しているのが特徴的です。
負債の部
負債の部では、長期借入金が減少したことにより、総負債が減少しています。
借入金は経営の健全性を示す指標ですが、この水準は問題ないと判断できるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が増加し、株主資本が充実しています。
自己資本比率も前期末より0.9ポイント上昇し52.9%と高水準を維持しているため、企業の財務体質は良好といえます。
ROAとROE
株式会社サイネックスのROA(総資産経常利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は2.0%となっています。
前年同期と比較すると、ROAは0.3ポイント、ROEは0.1ポイント上昇しており、収益性の改善が見られます。
これは、主力のメディア事業が順調に推移したことで、経常利益が伸びたことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは増加しており、投資活動によるキャッシュ・フローは減少しています。
これにより、現金及び現金同等物の残高は前期末比5億25百万円減少して47億34百万円となりました。
収益力の向上と投資活動の抑制により、手元流動性は良好に推移していると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社サイネックスは、年間配当金を12.5円と前期と同水準に維持しています。
この配当水準は、業績の推移や財務状況を勘案して決定されたものと考えられ、株主還元の姿勢が感じられます。
今後の展望
株式会社サイネックスは、地域社会への貢献を経営理念に掲げ、自治体や地域企業とのパートナーシップを深めながら事業を展開しています。
今期の好調な業績を背景に、メディア事業の更なる拡大や、ICT事業の強化など、中長期的な成長に取り組んでいくことが期待されます。
今後も安定した経営基盤を維持しつつ、地域に密着した事業展開で、持続的な成長が期待できる企業だと評価できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社サイネックスは、地方自治体や地域企業との密接な関係を築き、地域社会への貢献を果たしている企業です。
今期の決算では、主力のメディア事業が好調に推移し、売上・利益ともに増加した結果、業績は順調に推移しています。
財務体質も健全で、株主還元にも積極的に取り組むなど、株主に対する姿勢も評価できるでしょう。
今後も地域に根付いた事業展開によって、持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社 サイネックスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サイネックスの決算日は3月31日で、年間配当金は12.5円と前期と同水準を維持しています。
企業業績が順調に推移し、財務体質も健全であることから、今後も安定した株主還元が期待できそうです。