ディップ株式会社の最新の決算報告が公開されました!
この企業は「Labor force solution company」をビジョンに掲げ、人材サービスやDXサービスの提供で、労働市場の課題解決に取り組んでいます。
企業情報
企業名: ディップ株式会社
証券コード: 23790
決算期: 2023年2月期
ディップ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ディップ株式会社の決算は、2月期決算となっています。
2023年2月28日が第27期の決算期末日です。
主な事業
ディップ株式会社は、インターネット求人情報サイトの運営を中心に事業を展開しています。
主力サイトは「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」「バイトルPRO」などで、企業の人材採用や求職者の就職活動を支援しています。
また、DXサービスの提供にも注力しており、中小企業向けのSaaS型DX商品「コボット」シリーズなどを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間(2023年3月1日~11月30日)の業績は、売上高402億55百万円、営業利益98億18百万円と前年同期に比べ増収増益となりました。
売上高営業利益率は24.4%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3期の業績推移をみると、売上高は49,355,691千円から40,255,893千円へと増加傾向にあります。
一方、営業利益は11,599,087千円から9,818,299千円と微減ながら、高水準を維持しています。
同社は人材サービス事業とDXサービス事業の2つのセグメントで安定した収益を上げています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末(2023年11月30日)の連結貸借対照表をみると、資産合計は491億68百万円となっています。
負債は107億28百万円、純資産は384億40百万円と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は261億82百万円で、現金及び預金が151億55百万円あります。
固定資産は229億85百万円で、無形固定資産が92億14百万円と大きな割合を占めています。
負債の部
流動負債が89億69百万円、固定負債が17億58百万円となっています。
主な負債は買掛金や未払法人税等です。
純資産の部
純資産は384億40百万円で、自己資本比率は77.3%と高水準を維持しています。
利益剰余金が351億93百万円と大きな割合を占めています。
ROAとROE
ディップ株式会社の収益性を示すROA(総資産利益率)は14.0%、ROE(自己資本利益率)は18.0%となっており、いずれも高い水準を保っています。
これはインターネット広告やDXサービスなどの高収益事業に経営資源を集中させ、効率的に収益を上げているためです。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー62億26百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△59億65百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△70億61百万円となっています。
財務活動では自己株式の取得などがあり、現金及び現金同等物の残高は151億55百万円となりました。
配当の支払額
ディップ株式会社は、2023年4月14日と2023年10月11日の年2回、中間配当と期末配当を実施しています。
当第3四半期の中間配当金は1株当たり40円で、年間の配当金は1株当たり78円となる見通しです。
今後の展望
ディップ株式会社は、人材サービス事業とDXサービス事業をさらに強化し、企業ビジョン「Labor force solution company」の実現を目指しています。
特にDXサービスの拡大に注力し、中小企業の生産性向上を支援することで、企業価値の向上につなげていく方針です。
編集部のまとめ
ディップ株式会社は、人材サービスとDXサービスを柱に安定した業績を維持しています。
高い収益性と健全な財務体質を持ち、堅調な業績推移と着実な配当が特徴です。
今後もDX化の推進などで更なる成長が期待できそうです。
ディップ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ディップ株式会社の決算は2月期で、2023年2月28日が決算期末日です。
同社は年2回の中間配当と期末配当を実施しており、今期の年間配当金は1株当たり78円を予定しています。
安定した収益力と強固な財務基盤を背景に、株主還元も充実しているのが特徴といえるでしょう。