株式会社日本ケアサプライの第26期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

医療・福祉
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株式会社日本ケアサプライの2023年度第3四半期決算が発表されました。高齢者生活支援サービス事業を展開する同社は、主力の福祉用具サービスが好調に推移したことで、売上高、利益ともに前年同期を上回る結果となりました。これらの決算内容をご紹介していきます。

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企業情報

企業名: 株式会社日本ケアサプライ
証券コード: 23930
決算期: 2023年3月期

株式会社日本ケアサプライの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社日本ケアサプライの決算日は3月31日です。そのため、今回発表されたのは2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の決算となります。

主な事業

株式会社日本ケアサプライは、福祉用具レンタル卸高齢者生活支援サービスの提供を主な事業としています。特に福祉用具レンタル卸事業が同社の主力となっており、高齢者向けの歩行器やベッド、車いすなどの福祉用具をレンタルしています。一方で、食事宅配サービスなどの高齢者生活支援サービスにも力を入れ、より幅広い事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が21,096百万円と前年同期比で9.6%増加しました。利益面では、営業利益が1,583百万円経常利益が1,605百万円親会社株主に帰属する四半期純利益が1,064百万円となり、いずれも前年同期を上回る結果となりました。売上高に対する各利益の比率を見ると、営業利益率7.5%、経常利益率7.6%、四半期純利益率5.0%となっています。

売上・利益の推移

株式会社日本ケアサプライの売上高は、直近3年連続で増加傾向にあります。2023年3月期は25,892百万円と過去最高を記録しており、今回発表された2024年3月期第3四半期では21,096百万円と、前年同期比で9.6%増加しています。利益面でも、経常利益は2023年3月期が2,142百万円と過去最高を更新し、今回の第3四半期も1,605百万円と好調な推移となっています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社日本ケアサプライの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が24,567百万円と前期末比で1,395百万円増加しています。主な要因は、レンタル資産(純額)の増加によるものです。一方で、負債は8,511百万円と前期末比で1,426百万円増加しました。これはレンタル資産の購入に伴うレンタル資産購入未払金や短期借入金の増加によるものです。

資産の部

資産の部では、レンタル資産(純額)が14,133百万円と前期末比で1,445百万円増加しています。これは、福祉用具の需要増加に合わせて、積極的にレンタル資産への投資を行った結果であり、主力事業である福祉用具サービスの拡大を示す指標といえます。

負債の部

負債の部では、レンタル資産購入未払金が1,340百万円と前期末比で165百万円増加しており、短期借入金が1,650百万円と前期末比で1,050百万円増加しています。これらは、レンタル資産の拡大に伴う資金調達の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部は、16,056百万円と前期末比で30百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益1,064百万円の計上による増加と、配当金1,087百万円の支払による減少などが主な要因です。

ROAとROE

株式会社日本ケアサプライのROA(総資産利益率)は、前期の4.5%から当第3四半期では4.3%に低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は、前期の6.1%から6.6%に上昇しています。ROAの低下は総資産が増加したためですが、ROEの上昇は利益確保と自己資本の効率的な活用により、株主価値の向上につながっているといえます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を確認する必要がありますが、今回の決算発表では開示されていません。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは概ね黒字を維持しているものと推測され、レンタル資産への投資や設備投資など、積極的な成長投資にも活用されているものと考えられます。

配当の支払額

株式会社日本ケアサプライは、2023年6月28日開催の定時株主総会において、1株当たり70円の期末配当を決議しました。この配当は、前期の年間配当60円から10円増額された水準となっており、株主還元の強化が図られています。

今後の展望

株式会社日本ケアサプライは、福祉用具サービス事業の強化高齢者生活支援サービスの拡大に注力していく方針です。福祉用具サービスでは、拠点開設や物流効率化などにより事業基盤を強化し、高齢者生活支援サービスでは、食事サービスの商品ラインナップ拡充や物流の効率化に取り組むことで、売上と収益性の向上を目指しています。中長期的には、高齢化社会における様々なニーズに対応できるサービスの創出により、企業価値の向上を図っていく考えです。

編集部のまとめ

株式会社日本ケアサプライは、主力の福祉用具サービス事業が好調に推移し、第3四半期の業績は前年同期を上回る結果となりました。また、高齢者生活支援サービスにおける食事サービスの拡充にも取り組み、今後の成長に期待が高まっています。同社は高齢化社会への対応を事業の柱としており、今後も多様なニーズに応えるサービス展開が注目されます。

株式会社日本ケアサプライの決算日や配当についてまとめました。

株式会社日本ケアサプライの決算日は3月31日で、今回発表されたのは2023年4月1日から12月31日までの第3四半期決算となります。配当については、2023年6月28日開催の定時株主総会において、1株当たり70円の期末配当が決議されており、前期比10円増配となっています。同社は、今後も高齢者向けサービスの拡充を通じて企業価値の向上を目指していく方針です。

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