今回の株式会社鉄人化計画の決算報告をみて、同社が着実に業績を回復してきていることが分かりました。新型コロナの影響を受けつつも、戦略的に事業を展開したことで、売上高や利益が前年同期と比べて増加しています。アニメやゲームなどとのコラボレーションも注目されており、ユニークな取り組みを行っている印象を受けました。一方で、コロナ禍の影響は一部の事業に残っているものの、全体としては良好な業績推移となっているようですね。今後の更なる成長に期待が持てそうです。
企業情報
企業名: 株式会社鉄人化計画
証券コード: E05409
決算期: 8月
株式会社鉄人化計画の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社鉄人化計画の決算日は8月31日で、四半期決算は2月28日・5月31日・11月30日となっています。通期決算は8月決算で、その発表は10月中旬頃に行われます。
主な事業
株式会社鉄人化計画は、カラオケルーム運営事業、飲食事業、美容事業、メディア・コンテンツ企画事業の4つの事業を展開しています。カラオケルーム運営は同社の主力事業で、アニメやゲームとのコラボレーションを積極的に行っています。飲食事業では、ラーメン店や和食店を運営し、美容事業では中京エリアと首都圏で複数店舗を展開しています。また、着メロなどのコンテンツ配信も手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高3,515百万円、経常利益20百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益2百万円となりました。コロナ禍からの回復が進み、既存店の売上も前年同期比で順調に推移しています。利益面でも事業の効率化などが効果を発揮し、増益となっているようです。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比12.3%増加しました。営業損失だった前年同期から、経常利益に回復したことで、着実に業績が改善しています。特にカラオケルーム運営事業とコロナ禍の影響を受けにくい美容事業が好調で、全体としても堅調な推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
資産は前期末から117百万円減少して4,204百万円、負債は116百万円減少して3,985百万円となりました。純資産は前期末から1百万円減少して219百万円となっています。
資産の部
流動資産は前期末から61百万円減少し、固定資産は56百万円減少しています。店舗閉鎖に伴う差入保証金の減少などが主な要因です。
負債の部
流動負債は234百万円増加しましたが、固定負債は351百万円減少しています。長期借入金の返済などが主な要因です。
純資産の部
利益剰余金は2百万円増加しましたが、新株予約権が1百万円減少したことなどから、純資産は1百万円減少しました。
ROAとROE
ROAは前期末の4.8%から4.9%に、ROEは4.2%から4.9%に改善されています。経常利益の増加や純資産の減少などから、収益性と資産効率が高まってきたことがわかります。今後も業績回復が続けば、さらなるROA、ROEの上昇が期待できそうです。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比157百万円増加の198百万円の支出となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは87百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは186百万円の支出となっています。現金及び現金同等物は前期末から75百万円減少し、805百万円となりました。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間は無配となっています。今後の業績動向を見守る必要があるものの、株主還元の強化にも期待が持てそうです。
今後の展望
コロナ禍からの回復基調が続いており、今後も売上や利益の増加が期待されています。カラオケルーム運営事業やラーメン店などの飲食事業、美容事業などがバランスよく成長し、企業全体の収益力が高まることが見込まれます。今後の事業展開にも注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
今回の株式会社鉄人化計画の決算では、新型コロナ禍の影響からの復調が見られ、売上高や利益の増加、収益性の改善など、全体として良好な業績となっています。特に同社の主力事業であるカラオケルーム運営や、好調な美容事業が牽引役となっているようです。今後の更なる成長に期待が高まっています。
株式会社鉄人化計画の決算日や配当についてまとめました。
株式会社鉄人化計画の決算日は8月31日で、四半期決算は2月28日・5月31日・11月30日に行われています。当第2四半期の業績は、前年同期と比べて増収増益となりました。一方で、当期の配当は見送られており、今後の業績動向を見守る必要がありそうです。同社の更なる成長に期待が高まります。