株式会社ツカダ・グローバルホールディングの2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は134.28億円と前年同期比9.6%増と大幅な増収となり、経常利益は13.42億円と大幅な増益となりました。企業の業績が好調であることが分かります。
企業情報
企業名: 株式会社ツカダ・グローバルホールディング
証券コード: E05411
決算期: 12月
株式会社ツカダ・グローバルホールディングの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ツカダ・グローバルホールディングの決算期は12月31日です。年1回の本決算に加え、第1四半期、第2四半期、第3四半期と四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社ツカダ・グローバルホールディングは、ブライダル事業、ホテル事業、ウェルネス&リラクゼーション事業を展開しています。
ブライダル事業では挙式・披露宴の企画・運営を、ホテル事業では国内外のホテル運営を、ウェルネス&リラクゼーション事業では温浴施設の運営などを行っています。
多様化する顧客ニーズに対応するため、ブランディングの強化やサービスの向上に注力しています。
今期の業績と利益率は？
2024年第1四半期の業績は 売上高134.28億円、営業利益7.47億円、経常利益13.42億円と大幅な増収増益となりました。
営業利益率は5.6%、経常利益率は10.0%と、前年同期と比べて大幅に改善しています。
婚礼事業やホテル事業の好調に加え、為替差益の計上などが増益に寄与しました。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は堅調に推移しており、2024年第1四半期は過去最高の売上高を記録しました。
利益面では、2022年以降大幅な増益基調にあり、2024年第1四半期の経常利益は前年同期の18倍以上となっています。
婚礼需要の回復や訪日外国人の増加など、業界環境の改善を背景に、同社の業績も順調に推移していることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末時点の四半期連結貸借対照表では、総資産928.02億円、負債624.29億円、純資産283.73億円となっています。
前期末比で、資産は352百万円減少、負債は1,297百万円減少、純資産は944百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が10.71億円減少したものの、有形固定資産が4.01億円、投資有価証券が3.67億円それぞれ増加しています。
設備投資や投資活動に一定の資金を投下しつつ、有利子負債の返済や税金の支払いなどにより現預金が減少しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が10.56億円、社債が2.80億円それぞれ減少しました。
有利子負債の返済が進み、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が7.62億円増加しました。
自己資本比率は30.3%と前期末から1.1ポイント上昇しており、財務の健全性が向上しています。
ROAとROE
2024年第1四半期のROAは年率換算で5.8%、ROEは年率換算で14.0%となっています。
前年同期と比べROAは大幅に改善し、ROEも大幅に上昇しています。
これは主に経常利益が大幅に増加したことによるもので、企業の収益性が高まっていることが分かります。
キャッシュフロー
第1四半期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが5.66億円のプラスとなりました。
これは税金等の支払いや借入金の返済などにより現金が減少したものの、堅調な業績により営業キャッシュ・フローが確保できたためです。
投資活動では4.12億円のマイナス、財務活動では12.25億円のマイナスとなり、現金及び現金同等物は全体で10.71億円減少しました。
配当の支払額
2024年3月期の期末配当金は1株当たり5円が支払われる予定です。
この配当金は前年同期と同額で、配当性向は23.8%となっています。
業績好調を背景に、株主還元強化の一環として、堅調な配当を継続していくと見られます。
今後の展望
同社は国内やアジア地域を中心に事業展開を行っており、訪日外国人客の増加や国内の婚礼需要の回復を追い風に、今後も安定的な成長が期待できます。
ウェルネス&リラクゼーション事業の収益性向上や、新規出店、M&Aなどによる事業基盤の拡大にも取り組んでいくとしています。
今後も魅力的な商品・サービスの提供と、コスト管理の徹底により、持続可能な成長を目指していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ツカダ・グローバルホールディングは、2024年第1四半期の業績が大幅な増収増益となり、過去最高の売上高を記録しました。
婚礼需要の回復やホテル事業の好調、為替差益の計上などにより、収益性が大幅に改善しています。
また、財務の健全性も高まってきており、株主還元も安定的に行われています。
今後も訪日外国人客の増加や国内の婚礼需要の回復を追い風に、さらなる成長が期待される企業といえるでしょう。
株式会社ツカダ・グローバルホールディングの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ツカダ・グローバルホールディングの決算期は12月31日です。年1回の本決算に加え、四半期決算も行っています。
2024年3月期の期末配当金は1株当たり5円が予定されており、配当性向は23.8%となっています。
業績好調を背景に、株主還元強化の一環として、堅調な配当を継続していくと見られます。
